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ASD的恋愛失敗エピソード~feat.俺~

ああ恥ずかしい…非常に恥ずかしい…

と思いつつも、今回はASD(自閉症スペクトラム)を持つ僕が過去にやらかした、ASDに由来する恋愛の失敗談を赤裸々に暴露するのでどうぞ笑ってやってください。

ちなみに僕についての情報ですが…
成人し、社会に出てから発達障害のASDだと診断をされました。今回の内容はすべて発達障害発覚前の話であり、素の自分の振る舞いに対して「今思い返すとバリバリASD出とるやんけ!」という内容になります。この機会に供養させてください。

(少しまじめな話、コミュ障と名高い我々ASDたちの反面教師として、役立つ情報を出したいという意図もあります。)

動画で見たい方は以下からどうぞ。


やらかし①:「じゃあ…別れる?」

1つめのやらかしは、僕にはじめて彼女ができた時の話です。

中学生のときにはじめて付き合って、10ヵ月ほど経ったときのことです。毎日のようにメールで連絡を取り合っていたのですが、彼女から「なんか最近、好きって気持ちが最初のころほどなくなってきたんだよね」(という意味の文面)と送られてきました。

これを見た僕は、文面のとおりに”好きじゃなくなったのね”と受け取り、好きじゃないまま付き合ってても相手もつらいだろうし、「じゃあ別れよっか」と返信。そしてそのままメール上で別れることになりました。

はい逮捕ですね。これはASDによくある文脈が読めずに文面をそのまま受け取ってしまう特性が出てしまっています。このミスにより、僕は自分のことを好いてくれる人をひとり失ってしまいました。。。

またしばらくして詳しく事情を聞いたところ、彼女としては「付き合いたてのころの”情熱的な好き”から”長年連れ添ったパートナー的な好き”に変わってきた」という意味だったらしく、好きな気持ちが薄れたわけでは別になかったとのことでした。

これはもっと時間が経ってから聞いた話ですが、彼女は別れてからしばらく食事ものどを通らなかったと言っていて、ほんとごめんよ…という気持ちです。

やらかし②:「いつものほうが可愛いよ!」

2つめは、大学生の時の話です。

年下彼女の成人式当日、会場付近でちょっと会ってから式に送り出すことになり、待ち合わせをしていました。
そして成人式用におめかしをした彼女がやって来たのですが、僕はあろうことか「いつものほうが可愛いよ」と言ってしまったのです。

女性の成人式といえば、いつもより早く起きて予約した美容室に行き、着物の着付け、いつもより張り切った髪や顔のメイクもしてもらい、いざ戦場へ!という特別なイベント。

褒めてあげなきゃいけないだろ!!!…ということくらい、今の僕には(知識として)わかります。

ですが、本当に、率直に!いつもの顔のほうが可愛いと思ったからそう言っただけで悪気はないんです。これも今思い返すとASDだなあ…と思うエピソードとして脳に刻まれています。相手の状況とか気持ちとか背景を考えることができなかったんですね。ほんで嘘がつけないのでそのまま言っちゃうと。反省です。

空気が読めないでお馴染みASDの僕でもバシバシ感じるくらい、その場の空気が歪んだのがわかりました…。

まとめ

以上、2つのやらかしを紹介させていただきました。
細かいところはもっとたくさんのやらかしがあったんだと思います。でも、彼女たちは一時でも僕のことを選んでくれたわけで、こんな奴と付き合ってくれてありがとうの気持ちでいっぱいです。

自分のやらかしエピソードは多々あるものの、僕はこれまでお付き合いした相手を全員めちゃいい人だったと心から思っていて、「ん~、微妙だったな」って人は一人もいません。これはささやかな自慢。人に恵まれている。

最後にちょっといい話でも。
今回挙げたエピソードの2人とも、現在は結婚して家庭を持って(おそらく)幸せに暮らしています。末永くお幸せに!

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