ASDの僕が持つ、子供を授かりたい理由

ぼくは子供が好きだ。キラキラしているし、自分の道を信じて疑わないあの姿勢が好きだ。朝起きた瞬間から寝る直前までが大冒険のよう。

ぼくは子供が好きだ。子供が好きだから、塾講師のバイトを6年間も続けられた。子供の可能性を押し広げる仕事にとてもやりがいを感じた。

でも。

ぼくは子供が欲しいと思わない。基本的には思わない。

今のぼくは自分の生活を成り立たせることで精一杯で、パートナーや子供のことにまで気を遣える自信があまりないからだ。そして、ぼくの持つ特性である自閉症スペクトラム(ASD)は遺伝する可能性がまあまあ高いから。最愛の子供が障害の特性を持って生まれてしまい、自分と同じような苦労をするかもしれないのが怖い。きっとパートナーにも多分に迷惑をかけるだろう。

それでも、ぜんぶを引っくるめて一緒に人生を走ってくれるパートナーが現れたとしたら、そうしたら子供が欲しい。

もし子供がぼくと同じような苦難に直面した時、同じ経験をしたぼくが目一杯サポートをしてあげたい。ASDの苦労は並大抵ではないから、サポートありでもそれなりに大変だと思う。でも、そこには全力を注ぎたい。

あとは単純に、遺伝子を分けた存在と会話がしてみたい。こんなことを思うのが「まさにASD」といった感じがするけども(笑) いわゆる「思考回路」というやつが似るのだろうか?と興味が湧いて仕方がない。

・・・

と、つらつら書いてはみたものの、あまりモテる性格ではないので今のところ予定はなさそうだなあ。

ちゃんちゃん。

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