人がよりよく生きるために言葉を使いたい

女性タレントさんが自死とおぼしき状況で亡くなったらしい。

亡くなる数日前にインスタグラムで「さようなら」的な投稿をしたそうな。

SNSで毎日たくさんの誹謗中傷を浴びて、気が滅入っていたとか。

この件がほんとうに自死だとしたら、かなしい。

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ぼくはここに、言葉の力をみた。邪悪なほうの言葉の力を。

誰かの役に立つ記事や書籍を書いている人を勇者とするならば、これはりゅうおうの力だ。

匿名のSNSでは、簡単に誹謗中傷を投げることができる。

そして影響力ほぼゼロな人間の誹謗中傷でも、堆く積もれば人をすら死に追いやることができるんだ。

ぼくは文章を書く目的を、「人に行動してもらうため」だと信じているが、こんなかなしい動かし方はしたくない。

何かを書いて表現するなら、その宛先の誰かがよりよく生きるために言葉の力を使いたいものだ。