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MBA受験スケジュール公開-3か月で合格するには

3か月での短期合格を目指したワケ

こんにちは!日系企業に勤めているアラサーリーマンで、来年2024年2月からHKUST(香港科学技術大学) のDigital MBA(DiMBA)に入学予定のKenと申します。前回の記事でもご紹介しましたが、今回は、私が実際に受験を決意してから3か月で合格を実現できたスケジュールをご紹介したいと思います。


私調べでにはなりますが、そもそも一般的に、MBA受験は1年~1年半ほど準備期間を要すると言われています。これは面接やEssay準備にフォーカスするために、まずTOEFL/IELTSやGMATのスコアメイキングを終わらせてから出願を開始するからです。

一般的なMBA受験スケジュール例
1st step  TOEFL/IELTS準備:6~12か月
2nd step   GMAT/GRE準備:3~6か月
3rd step    面接/CV/Essay準備:3~6か月

※一部並行して進められる部分もある

私のプライベートの話になりますが、昨年結婚をして、来年以降には子どもも・・・と考えていた矢先のMBA挑戦でした。普通のスケジュールで受験勉強を進めると入学は2年後、更に私はPart-time MBA(仕事を辞めずに土日や平日夜で通うMBA)を検討していたため、卒業まで2年かかる予定でした。となると卒業時には30代中盤、、、とてもじゃないがそこまで待てない!と思い、そこで一定のリスクはあるものの、短期間で合格を狙えるプランを目指すことにしました。


具体の3か月スケジュール

さて、前置きが長くなりましたが、スケジュールをご紹介です!(図参照)
文章で書くと、7月からMBA受験を開始して、1か月で情報収集とCV/Resume作成、Reference依頼を進めました。それらApplicationの提出後、追加課題のEssay作成とInterview準備を8月に行い、8月後半にInterview実施、9月前半にAdmission offerを頂きました。その間も並行して英語学習を進めていましたが、Interview終了後に本腰を入れて、1カ月半スコアメイキングに割き、10/6にEnglish scoreを要件に達することができました。
ポイントは以下3つです
①効率的な情報収集のために、大学側が用意したMBA advisorを活用する
②英語のスコア提出は可能な限り後ろに伸ばす
③上司や同僚のReference依頼は早めに始める
※後ほど1つずつ説明します

7月から1か月かけて各種リサーチ/提出書類の準備を実施。
その後2~3週間でInterview準備を行い、Pass後1カ月半を英語準備に充てた

また以下は、本スケジュールで進めるにあたっての前提条件です

  • 志望校は決定済

  • 平日は1日3~4時間、土日は1日8~10時間稼働

  • 英語力はMBA受験を決めた時点でTOEIC750点、IELTS5.5点

    • IELTSは9点満点のテストで、志望校のHKUSTでは6.5が要件でした。大学ごとのIELTS点数は以下の記事が大変分かりやすくまとまっているのでそちらをご参照ください(私も受験中お世話になりました)

  • GMAT/GREは受験しない

    • HKUSTのDiMBAの場合、GMAT waiverという、Full timeの業務歴7年以上の場合GMAT免除の応募が可能で、私はこちらの合格前提で進めました。今思うと相当リスクだった気がしつつも、これがないと間違いなく本スケジュールにははまらなかったため、結果良かったと思っています。(HKUSTのGMAT waiverはLinkに概要情報があります)


ポイント①:MBA advisorをフル活用する!

私は今回、有料の留学アドバイザーの類を一切利用しませんでした。
というのも必要な情報のほとんどは、大学側で用意してくれているMBA advisorの方々から収集することができたからです。MBA advisorとは、大学の職員の方で、MBA受験に関する様々なことを無料でサポートしてくれます。メールや面談での質問対応や、仲良くなるとinterviewやCV/Essayについて添削コメントをくれたりします。彼らも担当候補生の合格を心から願ってくれており、かなり手厚くサポートしてくれますので、是非活用しましょう。(ただしメール/面談は全て英語になります。ライティング/スピーキングの練習にもなりますので楽しんでやりましょう)
※ご参考までにHKUSTのMBA advisorはこちらから連絡可能です


ポイント②:英語のスコア提出は可能な限り後ろに伸ばす

繰り返しになりますが邪道です!(笑) どの成功記や著書を読んでもEnglishのScore makingが終わった後に本格的な受験準備を始めていました。
実際、8月にInterviewにPassして、Admission offerをもらったにも関わらず、もし英語の点数が届かなかったらどうしようと本当に日々不安でした。また合格が決まった時点で授業料のNon-refund Depositを支払う必要があり、もし不合格の場合、約100万円をどぶに捨てることになっていました。

それでも私がスコア提出を後半に回すことをお勧めする理由は、多くの大学でAdmission offerは、書類提出とInterview合格で決定するからです。TOEFL/IELTSやGMAT/GREではありません。それらは入学するまでには必須ですが、募集人数が限られているMBAにおいて、Offerを出すタイミングは書類及びInterview通過になります。

一般的に海外大学MBAは出願締切がいくつかのラウンドに分かれています。HKUSTではPhase1~4まで設けていますが、多くの合格者はPhase2までで確定されます。Phase4は合格辞退者分の埋め合わせで利用することが多く、合格の難易度は格段に上がります。私はPhase3の前半で出願しましたが、これでもやや遅い方で、Advisorからは、枠は限られているからなる早で書類提出とInterviewのセットをお勧めすると言われました。(合格者を早期に決めたい大学側のポジショントークという側面ももちろんあると思いますが、出願者にとっても悪い話でないです)
私は英語のScoreがまだ取れていないことをMBA advisorに相談して、提出期限を11月の中旬まで延期させてもらいました。結果私は8月後半にInterviewを受けて、10月にEnglish scoreを提出しました。志望校を少なめにされている方や、時間が限られている方はこの進め方が良いと思います。

HKUSTのAdmissions Procedures。4つのRoundに分かれている
大学のMBA advisorからのメール。
基本的に先着で合格を決めていくから、なる早のApplicationをお勧めするという旨


ポイント③:Reference依頼は早めに!!

このスケジュールを見て、Blockerになりそうなところは皆さまどこだと思いますか?実は私が一番ばたついたのは、CV準備でもInterview対策でもなく、上司や同僚からのReferenceの依頼でした。HKUSTの場合、2人からReference(出願者の身近な人からの他己評価)をもらう必要があるのですが、これが全て英語で記載する内容のため、依頼できる人が限られたのと、7月の後半までに提出しなければいけないにもかかわらず、7月前半は別のことで動けていなかったため、かなり短いタイムラインでご依頼をしないといけなくなりました。幸いご調整いただき無事期限内に提出できたのですが、少し上司にご迷惑をおかけしてしまったのと、自身のキャラクターと内容があっているかなどの確認ポイントも多かったため、早めにご依頼しておくべきだったという反省ポイントでした。


さいごに

以上、3か月でMBA合格するためのスケジュールでした!
スケジュールの個別の内容については、まだまだ紹介しきれていない内容がたくさんあると思うので、今後の記事で紹介できればと思います。それでは本日はここまで、ありがとうございました。


※本記事の1話目は以下からご確認できます

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