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1分でよめる「緊張」を飼いならす方法

テスト、試合、受験、発表会、プレゼン、交渉の場、フォーマルな場でのスピーチなどなど、人生のなかでは大なり小なり緊張する場面に遭遇します。

皆さんはこの「緊張」とどのように付き合ってますでしょうか?今回は「緊張を飼いならす」ための1分で読めるちょっとしたコツをお伝えします。

島津くん?藤井くん?

緊張が逆に良い刺激になりパフォーマンスに悪影響はないよ、という方は大丈夫(ドラマ版「二月の勝者」の島津くんですね。)と思いますが、その緊張が良くない方向に働いてしまい、ここぞというときに普段のパフォーマンスが発揮できない方もいるかと思います。(ちょっと前のドラマ版「ドラゴン桜2」の藤井くんですね。)

ここでは私や藤井くんと同類(泣)の後者な方々向けに、興奮や緊張を制御してくれる可能性を秘めたシンプルな方法を脳のはたらきからご紹介します。

人間の脳には物事の価値を判断して、中長期的な利益をはかり、衝動や欲求、緊張などを抑える工程にかかわる「腹内側前頭前野」という場所があります。そしてこの「腹内側前頭前野」は向社会的、利他的な行動や考え方によって活性化されるのだそうです。

向社会的な行動とは「他者の利益となるような自発的な行動」であり、利他的な行動とは「自己の損失をかえりみず他者の利益を図ること」

つまり、他者のために行動しようと心がけ、実際に行動することで、脳の「腹内側前頭前野」が活性化し、緊張やプレッシャーを抑制しやすくなり、緊張する場でもパフォーマンスを維持できる。

ということになります。これは最高ですね。

「ドラゴン桜2」で受験本番当日、絡まれている健太くんを身を挺して助けるといった行動に出た藤井くんに対して桜木先生が、「今のお前なら次は絶対受かる!」と強く言っていたのもこう考えると納得ですね。

スピーチやプレゼンなどにおいて緊張を和らげるためには、「自分は大丈夫だ!自分は出来る!」と自分に注目するのではなく、そのスピーチによって「皆に楽しんでもらおう」、というように「他者の利を考えること」が大事なんですね。


ちなみに、小さい頃は人前で話すのが苦手で泣いてなにも言えなくなってしまっていた娘はすっかり新体操の発表会などで堂々とした演技を見せてくれるようになりました。そんな娘にちょっと聞いてみました。

父 「じいじ、ばあばとか、たくさんお客さんが見にくる発表会って緊張しないの?」

娘 「するよ~。めちゃくちゃドキドキしちゃう。ボール落としたらどうしよう~とか。」

父 「でもしっかりやれてるじゃん?お客さんいないほうが緊張しないで上手くできるの?」

娘 「うーん、ドキドキするんだけど~、じいじとかばあばに上手にやれるところみせられたら喜んでくれるかなーーーって思ったらそっちのほうが頑張れるって感じ?」

父 「・・・・・・・・(おーい、泣かせるなーい)」



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