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もっともっと、褒めてあげればよかった。

今年の1月、次女ぴよを出産し、私は2人姉妹の母になった。

長女ねねは5歳。
これまで私のもつ全ての力を使って、愛情を注ぎながら共に過ごしてきた。

2歳のイヤイヤ期もとてもひどかったが、できるだけ気持ちを汲み取って寄り添って抱きしめて関わった。
お漏らししても絶対に怒らないと決めていたし、
「まだ産まれて数年しかたっていないのだから、何か手伝ってほしいとか一緒に遊んで欲しいとか言われれば、この時期を見逃さないように自分の手を止めよう」と決め、彼女第一に一緒に過ごしてきた。

次女を産む前、「次女にどうしても手がかかる時期もあるだろうけど、ねねちゃんの気持ちをしっかり汲んで寂しい思いをさせないようにしよう」と思っていた。

しかし、ぴよが産まれてから、そんな我が家のお姫様ねねとたくさん言い合いをするようになった。

5歳のねねは、次女が産まれてから甘えたマックスになり、トイレについてきて欲しいというようになった。今までおしっこのあとはちゃんと拭けていたのに、拭いて欲しいというようになった。でも、その時授乳していたり、ぴよの対応をしていてできない時もあり、そんな時ねねは「来てよ〜」といって涙を流したり、騒いだりするようになった。

産後、コロナで実家に頼ることができず、毎日寝不足の中で、新しい小さい命も守らねばと無事に過ごすことに精一杯で、私はねねにきつい言い方をするようになった。

「もう自分でできるやろ!」
「ママのことももう少し助けてよ!」
「ちょっと1人であそんでて!」

今まで絶対に言わなかった口調で、まだ5歳のねねに急に自立を求め、そんな心の準備などできていないねねも感情を爆発させて私と衝突することがたびたびあった。

今思い返しても、私の変貌はねねにとってかなりキツかったと思う。自分のことながら今書いていてキツいなぁと思う。

夏頃からは、旦那くんが適応障害になって休職したりしていて、さらに私の心は疲れてきた。

私が倒れるわけにはいかない、でもねねは更に私と関わりたがり、ぴよは動くようになりますます目が話せなくなった。
ぴよを抱っこ紐に入れて買い物につれていくときは、ねねも買い物に毎回ついてくるようになり、コロナ禍でこども2人連れて買い物にいくのは気も使うし、買い物が気分転換にもならななかった。

あまり遊ぶ時間が取れない私に、さらにねねの不満は大きくなっていき、私もストレスがたまり、ねねの行動の先に面倒なことが起こらないように、私の仕事の負担にならないようにと口うるさくねねを注意するようになった。
そしてこの間ねねから、「なんでママはぴよのこと怒らないのに、私のことばっかり怒るの!」といわれた。

きっと、よっぽど寂しい思いをさせ、たくさん我慢させてるのだと思う。この言葉がとても突き刺さった。

そして、今回noteでこのお題を目にして、きちんと振り返って後悔しないと、私は変われないと思った。

私の心残りは、後悔は、ねねをもっと褒めてあげることができなかったこと。

私は今年、毎日頑張ったと思う。
でも、ねねもとてもよく頑張ってくれたことに早く気づいてあげるべきだった。

ねねは、初めてお姉ちゃんになって、
今まで自分が100%中心だった居心地いい我が家に、赤ちゃんが入ってきて、自分の過ごしたいように過ごせなくなったのだ。
寝る前の絵本を読んでママに抱っこしてもらいながら眠っていた毎日が、ぴよのおっぱいをあげてる横で1人で眠らなければならなくなった。
トイレについてきて、というだけで怒られて、たまに甘えたいときは「1人でできてたやろ」と手伝ってもらえなくなった。
毎日ママは遊んでくれたのに、今は遊んでくれなくなった。

なんで私は彼女が目一杯頑張ってくれてたことに気がつかなかったのか。

そんな中でもねねは、「ぴよがいない方がよかった」というようなことを一度も言わなかった。

ぴよちゃんかわいいね、お姉ちゃんになれて嬉しいな、早く一緒に遊びたいな、と言って、ぴよをしっかり受け入れようとしてくれいた。

ママは、きっとねねのかわいいかわいいこの5歳の1年間、大切なことをいくつも見逃していたのだろうなと思う。

1番いろんなことを受け入れられてなかったのは、ママのほうだったかもしれないね。
産後里帰りできない中で子育てすることも、ねねちゃんの予想以上の赤ちゃん帰りも、ぴよとの生活と家事のバランスも。

ごめんね、ねねちゃん。よく頑張ってるねってたくさんいってあげられなくて、本当にごめんなさい。

こんなふうに気づくことができて、本当によかった。

ぴよも少し大きくなってきて、今はママしか勝たん時期になってしまっている。昼寝も抱っこ紐じゃないと寝ないし、引き続きねねとの時間をつくるのは難しいかもしれない。でも、もう少しねねサイドにたつことを意識しよう。毎日、今しかみれないかわいいこどもたちとの一瞬を、今度こそ見逃さないように、寄り添っていきたいと思う。

2人育児2年目、今日からまた頑張ります!

#私の心のこり

日々の中で、家族の笑顔を守るための何かに使わせていただきます。本当にありがとうございます。