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そうだ、転職をしよう その1 次のキャリアの探り方

転職にあたって重視したポイント

コロナパンデミックで地球規模で人々の価値感が揺さぶられる中、家に籠りながら、”どうしてくよ、これから”と今後の仕事、キャリアについて考えなおす人多いのではないでしょうか。

今日は僕が今回の転職にあたって大事にしたポイントについてお話しようと思います。皆さんのキャリア、人生の棚卸の参考になれば幸いです。

人生の大半を費やすことになる仕事選びというのは、無茶苦茶大事なんだけれど、意外とそのことについてきちんと教えてくれる人がいなかったです。安定した会社に入れ!、就社じゃなくて就職だ!、稼げるときに稼げ!、資格とれ!、とにかく英語やっとけ!、好きなことやるのが一番!・・・。

色々なことを言う人がいて、その中で自分なりに腹落ちさせてみて落ち着いたのが、次の3つの問いに耐えられる仕事かどうか、という切り口。

①意味があるか? (自分の人生、キャリア設計との兼ね合い)

②できるか? (自分の能力、実績との兼ね合い)

③勝てるか? (会社のビジネスモデル、将来性の兼ね合い)

転職で成功するかなんて誰もわからないけれど、勝負する価値があるかどうかの判断は自分で考えて決めることができる。

ちょっと長くなりそうな予感がするので、今日は①の”意味があるか”の解像度を上げにいきたいと思います。

生きがいチャート

転職を考えている時自分も大いに参考になった一枚のチャートをご紹介するところから始めたいと思います。

NOTEネタ

これは作者不明のようなのですが、尾原さんがご紹介されていたものを今朝パワポで書き直したものです。

本当によくできたチャートで、仕事/趣味を含めて人生の棚卸するにはまずこの1枚についてじっくり考えるというのがとても実践的かつ効果的なのでは、と思います。

簡単に説明すると、4つの円がそれぞれ大事な軸を表しています。

①好きなこと (自分軸)

②得意なこと (自分軸+他者軸)

③プロなこと=お金を稼いでいること (自分軸+他者軸)

④世の中が求めること (他者軸・社会のニーズ)

僕のケースに当てはめてみるとこんな感じです。

①好きなこと = ギター、音楽 ←自分が好き

②得意なこと = 企画、文章、資料 ←他人から言われる

③プロなこと = ソフトウェアサービスの事業開発・マーケティング(海外含)

④世の中が求めること = DX(リアルをデジタルが上書き)

大事なのは①②③をきちんと分けて考えることかなと思います。

このそれぞれの領域の掛け算で自分の職業、天職、ミッション、パッションを探っていくのですが、今回は転職なのでいったんミッション、パッションは忘れます。

大学時代は意味不明な無敵感を持っていたものですが、20代で4回転職したのかな?これまでいろいろな仕事をやってきて、挫折・失敗を繰り返しているうちにだんだん自分に向いてる、向いてない、というのがわかってきました。

結果、僕でいうと企画とかパワポで資料作るとかそういうのが得意、とまわりの人に思われていて、それをベースに事業企画や事業開発というお仕事をさせてもらえていたというのがあります。

得意

”得意”という言葉が大事で、この言葉は自分には簡単にできるけど、他の人から見たら、すごいね!、いいね!、と言われるようなことです。

好きを仕事に!というのは、理想なんだけど、僕の場合、ギターが好きでも、それで評価される、かつプロとしてお金をいただけるってことは現実的ではないわけです。

ちなみに、学生時代に中谷彰宏さんの「面接の達人」を読んで、広告代理店のクリエイターに憧れて、就活では大手代理店しか受けず、プロの面接官に刺さる”得意”も持ち合わせず、速攻落とされ、二次募集で誰も知らない会社に行くことになった苦い過去があります。

好きと得意の区別がついてない、ということです。 笑

この”得意”には落とし穴があって、自分にとってはなんの苦もなくできることだったりするので、得意なことでも得意の自覚がない場合が多いんです。

電車にのっていると、若い子が恐ろしいスピードでスマホをフリックしてたりしますが、本人は横のおじさんが驚嘆しているとは知らず、ただ普通のことをしているだけだと思います。自分のことが一番見えづらい。

自分にとっては、情報収集→分析→ポイントの整理→資料化、みたいなことはそんなに苦も無くできるのですが、それを得意=他人が評価してくれることとして認識できるまでには時間がかかりましたので、まわりに率直に聞いてみるは、やってみる価値ありと思います。

自分をよく知るという意味では、エムグラムという性格診断もお薦めです。途中有料になる部分がありますが、無料でもだいぶ楽しめます。

エムグラム

社会・時代との兼ね合い

最後に赤い丸、世が求めることについて掘ってみます。

若いころは、とにかく自意識過剰、オレ、オレ、オレだった気がします。できるオレ、モテるオレ、できるオレ、モテるオレ、オレ、オレ。。。

それは別にそういう時期だし、悪いことは1ミリもありません。

その後、年をとり、結婚し、子供ができて、その子供の将来を考えていくと、だんだん目線が高くなってきました。

持続可能な社会というのが今テーマになっていますが、子供たちのためにきちんとした社会・環境にしてバトンタッチしないといけない、そう思うようになりました。原発事故は大きな転機だったけど、金銭的な余裕が出てくることもあるかもしれません。

そのようなマインドの変化の中で、仕事選びも、単純にお金がいい、とか、面白い、ではなくて、社会の役に立つのか、社会の課題・ペインを解決できるのか、という視点が強くなってきました。

もちろん、その裏側には社会の役にたっている人、という認知を得たいという承認欲求があるので、社会奉仕とは違うのですが、そういう視点で今回の転職先を選んだというところも大きかったです。

次回

今日は①意味があるかの深堀りに時間をかけすぎて、実際新しい会社がどんな”意味”がありそうか全く話ができていないので、次回は僕が見つけた意味についてお話したいと思います。

最後までおつき合いいただき、ありがとうございました。

それでは、よい一日をお過ごしください。


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