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天才博士の未来年表(2020-2038)が教えてくれる希望

おはようございます。ドドルあおけんです。

さて、グローバル・未来の金曜日。今日は、昨日のDXの回でご紹介した書籍の中で発見したレイ・カーツワイル博士の未来年表を眺めながら、これからどんな未来が待っているのか、思いを馳せてみようと思います。

レイ・カーツワイル博士

この博士が作る未来年表の予測的中率は86%という驚異的なものらしいです。この博士、どんな方なんでしょうか。いつものようにWikiから拾ってみます。

レイ・カーツワイルが語る、指数関数的な「思考」とシンギュラリティの「課題」_|_Biz_Zine(ビズジン)

レイ・カーツワイル(Ray Kurzweil, 1948年2月12日 - )はアメリカ合衆国の発明家、実業家、未来学者、思想家。本名はレイモンド・カーツワイル(Raymond Kurzweil)。人工知能研究の世界的権威であり、特に技術的特異点(technological singularity)に関する著述で知られる。

孫さんがよく言うシンギュラリティっていうのはこの博士の考えがもとのようです。

発明家としては、オムニ・フォント式OCRソフト、フラットベッド・スキャナー、"Kurzweil"ブランドのシンセサイザー「K250」、文章音声読み上げマシーン(カーツワイル朗読機)などを開発している。

オーストリアからのユダヤ系移民の子として生まれた博士は、12歳でコンピュータに触れ、夢中になると、高校生の時コンピュータに作曲させた楽曲をテレビ番組で披露し注目を集めます。

その後、マサチューセッツ工科大学在学中から起業し、実業家、発明家、未来学者として活躍し、2012年にはGoogleに参画しています。

個人的に面白かったのはスティービー・ワンダーが使っていたシンセサイザーをこの博士が手がけてたこと。Wikiにはこんなエピソードが書いてあります。

1982年、スティーヴィー・ワンダーがロサンゼルスに設立した新しいスタジオに招待された際に、スティーヴィーに「コンピューターを使って本物の生楽器の音を再現することは出来ないだろうか?」と尋ねられたのをきっかけに、同年、スティーヴィーをミュージックアドバイザーに迎えてカーツウェル・ミュージック・システムズを設立し、シンセサイザーの開発に乗り出す。1984年には初の製品であるKurzweil K250を世に送り出す。

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多才すぎます。

カーツワイル博士の未来年表

そんな博士、2013年の段階で2038年までの未来予測をしていまして、今日はそれをかいつまみながら、博士の頭の中を覗いてみようと思います。

年代ごとに区切ってみていきます。元の年表はもう少し細かい年表ですが、そこは時期があっているか、ということより、どんなことがありそうか、という視点でざっくりと、ということで。

2020〜2025年の世界

・5Gネットワークが世界中の携帯電話に10〜100GBの通信スピードを開放する
AIベースの医療診断とセラピーの助言が、米国の主要な医療機関で利用される
空飛ぶクルマの運転が世界の中のいくつかの都市ではじまる
・合法的に全米を自動運転によって移動できるようになる
ロボットは中産階級の家庭に当たり前のように設置され、唇の動きや顔、口、手のジェスチャーをかなりの精度をもって理解できるようになる
ドローンが1日に1000万機くらい飛ぶ。マンションの屋上に荷物を届け、待機しているロボットが玄関の前まで持っていく
・世界の9割の国で火力発電所より、太陽光・風力発電所のほうが割安になる
炭素排出量がピークを超えたことが見えるようになる

AIが染み渡り、自動運転、ドローンが当たり前になってきます。ドドルあおけんとしては、ドローンがもたらすロジスティクスの効率化というところはとても興味があります。

また、SDGsの要であるエネルギー問題が自然エネルギーにシフトして改善に向かう流れの予測は、希望を見い出すのが難しいこの世界に刺す一筋の光ですね。

2026〜2030年の世界

・クルマを所有しなくなり、道路を走るのはすべて自動運転車になる
・LA、東京、サンパウロ、ロンドンなど大都市では、毎日10万人の人々が垂直離着陸機で通勤するようになる
VRがいたるところで存在。子どもたちが常に別の世界に行ってしまっていることに親は不満をもつようになる。VRによって観光名所に行った気になるため、つかれる旅行を避けるようになり、旅行が減り始める
太陽光と風力は新しい電気発電において100%近くを占める
ロボットはヒトと本当の関係性をもつ。老齢介護やパーソナルケア、食事の用意などの分野で特にその傾向が強く出る。セックスロボットも普及する。

VRとロボットの普及でリアルな場所、リアルなヒトである必要がだんだんなくなっていきそうです。セックスロボットまで普及しちゃうと、面倒な人間関係を避けて一気に出生率は低下しちゃいそうですね。

2031〜2038年の世界

AIが人間の知能と同等かそれ以上になってくる
・人類は富裕層の寿命回避速度に達する(たぶんお金があればテクノロジーの力で寿命をがんがん伸ばせるってことなんだと思います)
医療用ナノロボットが人体の中で実証され、免疫系を拡張することができるようになる
・すべてのヒトが意識をアバターロボットを使って世界中の遠隔地へテレポートさせることができるようになる
・多くの超困難な問題(例えば癌や貧困)は解決する

困難がなくなり、寿命が長くなる。いいことですね。苦しくてもあと15年、20年がんばって生き抜けば、ユートピアになるから、がんばって、という博士の人類に対するエールのようにも思えます。

一番の敵は「ヒマ」という世の中になるかもしれませんので、ヒマを楽しい時間に変える技術を今から鍛えておいたほうがよさそうです。

ということで、本日のお話は以上です。

日報

最後に備忘録としての日報。

・終日 - 情報収集/資料作成
・CEOのTimとフォローアップの1on1(5pm)


明日はライフハック・教養の土曜日。「感性✗知性の仕事術」という山口周さんと水野学さんの対談本について書こうと思います。

マーケティングの月曜日
経営戦略・事業開発の火曜日
EC・ロジスティクスの水曜日
DXの木曜日
グローバル・未来の金曜日
ライフハック・教養の土曜日
エンタメの日曜日


それでは、今日もよい一日を。

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