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都知事候補じゃない、山本太郎教授のニッポン画に文化とは何かを学ぶ

おはようございます。ドドルあおけんです。

ライフハック・教養の土曜日。今日は都知事候補じゃない、京都造形芸術大学の山本太郎准教授のニッポン画が生まれた物語から文化とは何かを学びたいと思います。

山本太郎氏

登場!ニッポン画家!___KYOTO_TRADITIONAL_CULTURE_INNOVATION_LABORATORY

それではWikiからです。

1974年熊本県生まれ。
2000年京都造形芸術大学卒業。
大学在学中の1999年に、寺社仏閣とファーストフード店が至近距離で混在する京都にインスピレーションを受け、伝統と現代、異質な文化が同居する「ニッポン画」を提唱
秋田公立美術大学が開学した2013年4月から2018年3月まで、秋田公立美術大学アーツ&ルーツ専攻准教授として在任。
現在は、京都造形芸術大学准教授琳派継承者の一人である。

ちなみに琳派の解説はこちら。

琳派(りんぱ)とは、桃山時代後期に興り近代まで活躍した、同傾向の表現手法を用いる造形芸術上の流派、または美術家・工芸家らやその作品を指す名称である。 本阿弥光悦と俵屋宗達が創始し、尾形光琳乾山兄弟によって発展、酒井抱一鈴木其一が江戸に定着させた。

そして、山本教授が変化させた、ということのようです。

TEDでの講演

2019年、TED京都での講演から山本教授が編みだす「ニッポン画」とその創作の背景にある思いを抽出したいと思います。

山本教授はニッポン画の特徴を以下3つに集約しています。

・伝統絵画の技法で描くこと
・現在の日本の姿を描くこと
・諧謔(ユーモア)をもって描く

上で見た”琳派”は400年以上に渡って、日本人、特に京都の人が楽しんできた美術の様式ということで、それを発展させて現代とマッシュアップしたのがニッポン画ということです。

絵画とデザインの両方の要素を持っていて、伝統絵画をベースに現代の視点を取り入れた新しい様式を模索しているという山本教授ですが、そもそもなぜこのようなアートを造ろうと思ったのでしょうか。

そのきっかけは、教授が学生時代過ごした京都の町並みが影響しているといいます。

学生の頃、神社仏閣が好きでそれを巡って伝統的で荘厳な空間で悠久の時を感じた1時間後にファーストフードで一番安いハンバーガーのセットを食べてる自分を俯瞰して、これってなんなんだ?っていうのが原点とのこと。

今の日本の生活様式が伝統的なものと現代的なもの、西洋的なものと日本的なもの、その他の世界の文化を横断しながら営まれているという視点に気づき、そこに面白さを感じ、それを作品にしたいと思ったんですね。

山本教授はいいます。

グローバルになっている世の中では文化がどんどん混じり合います。
古い文化というのは新しい文化のフィルターを通り抜けて変容していくのです。
伝統文化というとずっと変わらなかったもの、そして、これからもずっと変わらないもの、というイメージを抱くかもしれませんが、実際は文化はどんどん変わりながら継承されてきました。
伝統文化が変化することを好まない人もたくさんいると思いますが、私はその変化を楽しみたいと思います。
なぜなら文化は変化することこそ、その本質だからです。

変化することこそが文化の本質

言葉もひとつの文化だと思いますが、正しい言葉使い、ということひとつとっても、何が正しいか、というのは時代とともに変わっていきます。
昔はヤバい、というとネガティブな響きしかなかったですが、今は文脈によってはポジティブになるし、英語でもBADっていうのは悪いだけではなくて、クールっていう意味で使われたりするので、何か絶対的なルールのように決まりを作ってこれじゃなきゃダメっていう視点にならないようにしたほうが良さそうです。

「過去の文化と現代起こっている変化がどのように繋がっているかというところをしっかり理解して、その上でルーツ・伝統にしっかり根をはりながら、さらに枝葉を伸ばし、変化していく日本、時代とともに移り変わる社会を表現していきたい」

そう語る山本教授がコロナの時代をどう描くか、今後の作品に注目したいです。

お気に入り作品

山本教授のニッポン画、面白いなと思ったものをピックアップです。

2003年_-_山本太郎のニッポン画大全_Taro_Yamamoto_Japanese_contemporary_art

(シュール1)

2003年_-_山本太郎のニッポン画大全_Taro_Yamamoto_Japanese_contemporary_art

(シュール2)

2008年_-_山本太郎のニッポン画大全_Taro_Yamamoto_Japanese_contemporary_art

(日本の節操のなさを1枚に)

2012年_-_山本太郎のニッポン画大全_Taro_Yamamoto_Japanese_contemporary_art

(プレモルmeetsニッポン画)

2014年01_-_山本太郎のニッポン画大全_Taro_Yamamoto_Japanese_contemporary_art

(あひるボートかわいい)

2015年_-_山本太郎のニッポン画大全_Taro_Yamamoto_Japanese_contemporary_art

(京都といえば任天堂)

ということで本日のお話は以上です。

最後に、ニッポン画の山本太郎教授の動画を探していたら、都知事選のほうの山本太郎を応援する須藤元気さんの動画が出てきたので、山本太郎繋がりでついでに貼っておきます。この2人発信している”気”が似てますよね。
マッチョなロストジェネレーションコンビでどこまでいけるか注目です。

日報

備忘録として。

・前職で一緒だったSさんとシンクアップ(9:30am)
・Pと戦略ディスカッションMTG(10am)
・Hさん訪問(1pm)
・P PMO定例 @AJT
・M Oさまを囲む会 @海辺

(独り言)昨日は深かかった。アフロでギター、なかなかディープなエンディング。


明日は、エンタメの日曜日。ボリウッド映画を日本の歌にあてるシンプルに笑えるマッシュアップ作品をいくつか紹介しようと思います。

マーケティングの月曜日
経営戦略・事業開発の火曜日
EC・ロジスティクスの水曜日
DXの木曜日
グローバル・未来の金曜日
ライフハック・教養の土曜日
エンタメの日曜日

それでは今日もよい一日を。



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