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<11月25日(水)~新規募集開始>【文化芸術活動の継続支援事業】についてまとめました。フリーランスや個人事業主も申請できる支援です。(11月20日更新)

(2020年11月20日最新版)
・新規募集期間:令和2年11月25日(水)10時~12月11日(金)17時終了予定
新規募集が正式に発表されました。
提出書類や上限額、対象の活動などは、これまでの募集と基本的に変わりがないようなので、本記事のまとめを参考にしていただければ幸いです。まず、今回の募集でおさえておくべきポイントを以下に記載したいと思います。

(1)初回申請の方以外に、これまで第1~3次までに申請をした方も、補助額上限150万円との差額分を追加申請することが可能です。ただし、既申請分が140万円を超えている場合には申請不可とされています。申請の可否は、ご自身の交付額や申請状況から以下の表で確認されてみて下さい。
※既に交付決定されている方だけでなく、現在審査中の方も追加申請が可能です

文化庁

(2)新規募集分の事業実施の対象期間が、~令和3年2月28日(日)までに延長されています。この定められた期間内で計画する活動、もしくは既に対象活動によって発生した経費を申請することができます。初回申請なのか既申請かによって開始日が異なりますのでお気を付けください。
・初回申請:令和2年2月26日(水)~令和3年2月28日(日)
・既申請の方:令和2年11月1日(日)~令和3年2月28日(日)

(3)既申請の方が追加申請する場合、事業計画書以外の書類提出は不要。

(4)第1~3次までに申請し、既に「交付決定」あるいは「額の確定」が通知されている場合には初回申請とはなりませんので、お気を付けください。

初回・既申請それぞれ、新しい募集案内が公開されています。公式申請ページのトップ画面よりダウンロードが可能ですのでご確認下さい。

---------- 以下より、以前公開したまとめ記事となります ----------

新型コロナウイルスの影響を受け、イベント等の自粛により多大な影響を受けている文化芸術関係者に向けた「文化芸術活動の継続支援事業」。募集案内の詳細が文化庁HPにて発表されました。

普段、ライブ活動でチケット収入等を得ており、新型コロナウイルスによる自粛など影響を大きく受けているミュージシャンの方は申請可能かと思います。また、『持続化給付金との併用も可』とされています。

こちらの記事は、フリーランスを含む個人事業主の方へ向けた内容の記事となります。今回の支援は小規模団体の方の申請も可能です。詳しくは文化庁のHPをご確認いただくことをおすすめいたします。

【申請期間】

第1次募集: 令和2年7月10日 ~ 令和2年7月31日(終了)
第2次募集: 令和2年8月 8日 ~ 令和2年8月28日(終了)
第3次募集: 令和2年9月12日 ~ 令和2年9月30日(終了)
新規募集:令和2年11月25日(水)10時~12月11日(金)17時終了予定

下記のサイトよりオンライン申請となります。

支援対象となる活動期間

初回申請:令和2年2月26日(水)~令和3年2月28日(日)
既申請の方:令和2年11月1日(日)~令和3年2月28日(日)

【支援内容・補助金額について】

今回の支援でフリーランスが申請可能なのは、下記2つのうちどちらかになります。この2つについては重複は不可です。(※ただし小規模団体が主体となった共同申請も選択肢にあり、共同申請との重複は一回限り可)

(1)【活動継続・技能向上等支援A-①】
標準的な取組を行うフリーランス等向け:上限20万円
※うち10万円は、感染拡大防止のガイドラインに即した取組による申請も可能。活動継続等に対する取組とあわせて上限20万円。

(2)【活動継続・技能向上等支援A-②】

より積極的な取組を行うフリーランス等向け: 上限150万円
※うち50万円は、感染拡大防止のガイドラインに即した取組による申請。A-①と異なり、活動継続等に対する取組に100万円、感染拡大防止に対する取組に50万円となり、あわせて上限150万円。

A-①・A-②共通事項>
・活動継続等に対する取組への補助率は2/3
(オンラインでのライブ配信など、ICTを活用した取組を取り入れた場合は3/4。他に金額に対しての条件あり。)
・感染拡大防止に対する取組への補助は定額
(ただし活動継続等に対する取組への決定額以内。例えばA-②を選択した場合、活動継続等に対する取組への決定額が40万円であれば、感染防止に対する上限額も40万円になってしまう。)

※補助金額は、審査等の結果が反映されるため、申請額全てが認められるとは限らないとのこと
※補助対象となる経費については、募集案内P.14~詳しい記載あり

文化芸術活動の継続支援上限額

支援額参考

7月8日にコールセンターに連絡し、A-①標準的・A-②積極的な取組の違いについて確認しましたが、明確なものはなく「より多くの活動をしているか?それに対する経費がどれだけかかるか?」ということのようです。ご自身のこれからの活動計画にあわせて申請を考える必要があるかもしれません。ひとつ違いとしては提出書類が異なり、A-②に関しては「事業計画書」が必要とされています。※A-①についても、提出を求められる場合があるようです。

【対象条件】

過去3年間で複数回のライブ活動などの文化芸術活動を行っている
・不特定多数の観客に対し対価を得て公演・展示等を行う者及び当該公演・展示等の制作に携わっている者(常時雇用による収入のみを得ている者を除く)(例:実演家、技術スタッフ等)

また、下記の状況にある文化芸術活動に携わっていること。
①不特定多数に公開することによってチケット収入等をあげることを前提としたもの
②新型コロナウイルスによるイベント等の自粛によって大きな影響を受けている
③-1今後の再開に当たって複数の者の参加が必要であったり、稽古が必要などの理由など何らかの事情があり速やかな再開が困難
③-2感染防止のために、従来と同様の収入が確保できない可能性がある

【補助対象の取組例】

(募集案内 P.11)

支援対象取組例

【認定団体による事前確認とは?事前確認がなくても申請は可能です】

今回こちらの支援の申請は、認定された団体にて自身が補助対象者としての条件を満たすか否かを、事前確認するという方法があります。ご自分が加盟されている団体が認定団体の中にあり、団体による事前確認条件を満たせば確認番号が発行されるという流れのようです。この番号があれば、必要書類の「事業収入証明書・活動歴を確認できる資料」の提出が不要となるようです。
詳しくは募集案内のP.7をご確認頂くと良いと思います。また、認定団体一覧も文化庁HPや申請サイトにて確認が可能です。 

7月8日にコールセンターに確認しましたが、事前確認をした場合、しなかった場合の違いは、やはり提出書類の違いだけのようでした。

【提出書類】

<A-①・A-②共通/団体からの確認番号“無し”の場合>
(1)事業収入証明書(以下のいずれか1点)
・直近の確定申告書(第一表、第二表、収支内訳書(1・2面)
・直近の所得税青色申告決算書(1~4面)(税務署受付印のあるもの)
・持続化給付金を給付されたことが分かる資料
(2)活動歴を確認できる資料
・直近3年間(2017年度以降)2回の活動実績が分かるチラシ等
(3)本人確認書(以下いずれか1点)
・運転免許証(両面)
・個人番号カード(写真付きの表面のみ)
・写真付き住民基本台帳カード
・住民票
(4)については該当者のみ
・美術、写真、茶道・華道、書道、国民娯楽(囲碁・将棋・その他)、及び施設の設置・管理を行う者については、それぞれ補助の対象となる条件を証明する資料の提出が必要
(5)A-②にて申請の場合は必須
・事業計画書(Excel)
※A-①にて申請した場合も、審査において「経費明細計算書」の提出を求められる場合あり

【確定申告をしていなかった場合】
コールセンターへ確認しましたが、この支援事業については、上記の事業収入証明書のいずれかが必要とのことです。諸事情により2019年の確定申告をしていなくても、持続化給付金の給付を証明できる資料があれば申請が可能です。もしくは認定団体から確認番号が取得できれば、事業収入証明書の提出が省略されるため申請可能です。(7/17)
【白色申告の場合】
白色申告でも申請可能とコールセンターで確認済みです。(7/18)

【事業計画書のダウンロード】

A-②を申請する場合に提出が必要な事業計画書は、指定テンプレートが申請ページよりダウンロードできるようになっています。こちらのページからダウンロードが可能です。

申請書類画面

【事業計画書の書き方について】

弊社で確認ができている範囲での情報を掲載いたします。
・公式で用意されている例はありませんので、基本的に書き方は自由です。
・事業計画書の1【事業目的】は、例えば「コロナ後に向けた技術向上」など。オンラインシステム申請マニュアル(9P)に記載されている、事業概要の記入例などを参考にされると良いかもしれません。
・事業計画書の2【具体的な活動内容】は、申請画面に入力した活動経費について、それを更に分かりやすく補足するような説明を記入すれば良いようです。
現在は事業計画書のダウンロード画面に、詳しい記入例も公開されています。

【消耗品など「購入」は、申請し審査に通ってから購入しましょう!】

この支援は申請したら必ず給付されるものではありません。先に購入してしまうと審査に通らなかった場合、全て自己負担になってしまいます。また審査に通った場合も、助成率は2/3(ICT活用は3/4)です。購入した場合は、必ず領収書等を保管しておきましょう。

【申請の流れ】

文化芸術活動の継続支援申請の流れ

【問い合わせ先】

本日7月8日10:40頃、電話にて問い合わせましたが、繋がるまで30分近くかかりました。申請が開始されると更に繋がりにくくなる可能性があると思いますので、現時点で不明な点は早めに問い合わせされた方が良いかもしれません。

問い合わせ先

【申請前に知っておきたい7つのポイント】

私たち南青山タレントプロモーションでは、公的支援の活用に不安があるミュージシャンの方を対象に個別の事情もお伺いした上で、サポートさせて頂きたいと思っております。給付金や助成金の申請方法など、よろしければご相談ください。お申込みは「こちらのフォーム」からお願いいたします。内容を確認後にこちらからご連絡させて頂きます。

【文化芸術活動の継続支援事業に関するその他の記事】