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【18〜19日目】 ようやく自転車を手に入れたが、少し後悔している話

2024年3月14日(木)〜3月15日(金)
24:啓蟄 72:菜虫化蝶(なむしちょうとけす)

よく行く金沢駅前の商業施設、フォーラス。
エスカレーターは、前の人に合わせて、エスカレーター、右に立ったり左に立ったりしている。真ん中に立つ勇気はない。

こちらに来て少し意外だったのは、OLさんがOLさん然とした服装をしていること。雪の日でも革のバッグにヒール。クルマ生活ならもっとカジュアルになるのではと思っていたが逆だった。歩かないからそういう服装ができるんだ。
東京で働いている人間って、もう業界に限らずどんどんリュックにスニーカー化してるもんね。ふだん着だって東京の子のほうがゆるくカジュアルだと感じる。

ちょうどいま、最寄りのスーパーが改装中のため、毎回食品の買い出しに10分以上歩いている。
さすがにしんどいので、春霞の風の強い日、ようやく自転車を買った。自転車屋までも、金沢駅から20分ほど歩く。車通りの多い、郊外らしい駅西エリア。歩いている人など私以外誰もいない。

自転車を買うために晴れるのを待っていたのだ。
犀川の水が緑色っぽいの、私はあまり見たことがなかったが暖かい日にはよくあることなのか

せっかく買うならクロスバイク的なもの…などとうっすら考えていたが、おそらく最もよく乗るのは徒歩10分のドラッグストアあたりまで。
なおかつ自転車が車道を走る習慣がまだほとんどない金沢では、やはりクロスバイクは難易度が高すぎる、と思い、結局ブリジストンのママチャリとなった。ブルーグレーが気に入っている。

運良くすぐに乗って帰れるとのことで、意気揚々と犀川沿いへ向かって走り出す。やけに水量が多く色は緑がかっている。これは春の色なんだろうか。

川沿いから道に上れる場所は階段しかないことが多く、一度降りたらなかなか戻れないことも。
自転車屋さんいわく、「いま円が安過ぎて、5万円以下で自転車は買えなくなった」とのこと。
もうちょっと出せば中古の電動アシストが買えたかも…とつい考える

しかし強風なうえ、微妙な坂も多くペダルは重い。片町の裏通りをくねくねと寄り道したまではよかったが、体力を使った後の広小路〜寺町にかけてのゆるゆるとした登り坂がきつく、とうとう押して歩いた。

父が教えてくれた、片町の立派な町家、立野畳店
新天地なんてほとんど来たことがなかったし、下戸なのでこれからも来ないだろう


「街とか、駅まで乗る予定です!」と自転車屋さんに言ってしまったので、大きめの27インチにしてしまったし。
ああ、私には電動アシストでないと、香林坊や金沢駅に自転車で行くのはきつかったかもしれない…
それかちょい乗りに特化した小型にすべきであったか。

ともあれ、自分の住む町の地形はとてもよくわかった。寺町台地というだけにあそこがいちばん高くて、行くも帰るも坂を越えなければならない。

(あとで調べて気づいたが、川沿いから蛤坂だけ上り下りすれば、あとは旧鶴来街道経由で比較的平坦に行き来できることが判明。わざわざ標高の高い寺町交差点を通る必要はない)

ここは普通の自転車では無理であろう、新桜坂。
ここから町を見下ろすのが昔から好き

翌日、自宅から有松方面の商業施設に行ってみたのだが、このあたりへ行き来するにもずっとゆるーく長い坂だ。帰りはどこかしら押して歩くことになる。いちばんラクになる裏道を調査中。しかし、これはストレートに大通りをゆっくり行くほうが早いのかもしれない。

どれくらい乗るかなあ…そしてクルマを買うのはいつなんだ。

片町を寄り道しすぎて汗だくになって、家から2番目に近いカフェ「COWRITE COFFEE」へ。
若い子たちに大人気のようだった。
が、こちら4月から、にし茶屋街に移転するとのこと。残念。
「車なら、すぐです」と言われた…


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