苦手は才能を生み出す源泉である
◇NOTE◇
このマガジンを始めるきっかけ→★
時系列ガン無視で綴るリアルストーリー(氏名は仮)
前半は当時の心境そのままに、
後半は当時を振り返る
そんな二部構成となっております。
INDEX→★
今回はティーンエイジャー編!
2003.01.20(月)
◇characters◇
菅田陵子(age 18) わたし 高校3年生
◇location◇
実家
- ドキドキの採点
一つ目の山であるセンター試験が
昨日ようやく終わった。
センター試験の日は毎年寒いものだよ
と、母が言っていたけれど、
今年も例に漏れず寒かった。
初日など、粉雪が舞っていたほどだ。
”さて、答え合わせをするか…”
センター試験を終えても、
受験生に息つく暇はない。
初日の解答は、
昨日の新聞で公表されているが、
担任から、
「センター試験が終わるまで絶対に採点するな」
とキツく言われていた。
”英語・世界史・生物は自信がある。
問題は数学だな・・・”
そう思いながら新聞に手を伸ばした。
- 初めての挫折?
試験を受けた順番で採点していった。
英語 182 / 200
世界史 88 / 100
数ⅠA 67 / 100
数ⅡB 62 / 100
ここまでは想定の範囲内。
数学が6割取れただけでも御の字だ。
国語 103 / 200
生物 93 / 100
椅子から転げ落ちそうになった。
得意ではなかったけれど、
模試では平均150点くらいだった国語。
それが5割しか取れなかったなんて。
大コケをしてこなかったのが、マズかったのだろう。
”終わった・・・”
天を仰ぎ呆然としていると、
自然と涙が溢れ出ていた。
そんなわたしの様子を見かねて、
母も姉も、採点し直してくれたが、
やはり結果は変わらなかった。
- 人生思い通りにすすまない
家業が倒産したこともあり、
私立なんてハナから考えていなかった。
もちろん浪人も。
生物と世界史が得意だったので、
自分に有利な配点の大学に出願するつもりだった。
センターでぶっちぎり、
楽に受験を進めようと思っていたので、
2次試験対策は全くやってこなかった。
前期試験まであと1ヶ月。
できることはやらないと。
それしか生き残る道はない。
お願いだから大学は出て。
両親の言葉は、
呪いのようにわたしのカラダに刻み込まれた。
Now
- 他人軸全開
当時、いわゆる進学校に通っていたわたし。
クラスメイトは、
美術の専門学校に行くことを決めていたが、
かなりの異端児扱いをされていた。
希望の大学に進めなくたって、
別に死ぬわけでもないし、
なんなら働いても良かったはずなのに…
それを絶対に許さないのが、
親と高校の存在だった。
高校生だったし無理も無いかもしれないが、
親や学校の評価の中でしか生きていなかったなぁと
改めて思う。
この時の状況って、
なんか転職のときと似ている…
- 国語が苦手だった理由
わたしは全くと言っていいほど、
本を読んでこなかった。
それが国語ができない理由に違いない。
昔からそう分析していた。
しかし、
読んでこなかった
のではなく、
読めなかった
という方が正しい表現かもしれない
ということに、
チャクラグラスとの出会いで判明した。
*チャクラグラスについてはこちら
斜位の人は、本を読む時に何度も同じところを読んでしまったりする。
斜位を補正するレンズをかけたら、子供の学力があがった例もあるんですよ。
與良さんの言葉を聞いた時、
ドキッとした。
実はわたしは気を抜いて読書をすると、
同じ行を読み続けるループにハマる癖がある。
どこに飛ぶか分かりづらいこともあり、
この世で一番嫌いな読み物は新聞である。
- 感動の連続
検眼してみると案の定、外斜位。
斜位をサポートするレンズをかけてみると、
文字と意味が同時に頭に入ってくることに大感動!
(これ、みんなにとっては普通のこと?)
わたしの場合、
まず文字が先に入ってきて、
少し遅れてその内容が入ってくる、
いわば逕庭拳(>呪術廻戦)のようなw
本の読み方をしていた。
ループ現象は、単にわたしの集中力が
足りないせいだと思っていた。
それが目のせいだったなんて。
- 気がついたら得意だったこと
與良さんから、
斜位で読むのが辛かったから、
まとめの力がついたのかも!
と言われて目から鱗だった。
長い文章を読むのが苦手で、
拾い読みしたり、
それをまとめたりという能力が
自然と備わっていたようだ。
もし、幼い頃にこの眼鏡に出会っていたとしたら、
センターは失敗しなかったかもしれない。
成績もめちゃくちゃ良かったかもしれない。
けれど、
”まとめ力”は培われなかったのかもしれない。
結果論ではあるけれど、
今が出会うべきタイミングだったのかなと。
チャクラグラスをかけると、PC作業が楽になり、
まとめ作業が捗ること間違いなしだと思う。
完成がなんとも待ち遠しい!
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