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チビ。『もうすぐつくゲーム』をやってみた。後編

3000字ほどの記事となりました。
時間ある時にご覧いただければ嬉しいです。

チビと二人で写真探索ゲーム『もうすぐつくゲーム』(チビ命名)をしています。


地図を使わず、事前に決めたルートを辿りながらゴールを目指すゲームです。


ルートはこちら。

このルートもチビに考えてもらいました。
場所は埼玉県の秩父ちちぶ
現在、地点6まで辿り着いています。


これから7に進みますが、T字路である6は左右どちらかの道を選択をしなければなりません。

次の目的地はこの場所


さあどっち?

「左に行く~!」


よかったあああああ~。
そっちで正解!!
ホント正解選ぶとホッとします…。


7に到着。

辿り着いた記念に顔写真撮らせてほしいのよ。

何も言わなくても顔を隠すチビ。
とうとう撮らないで!な年齢になってきたか…。



続いて8を目指します。

目印は左側の看板と右のチラッと写っている建物。

8を目指して歩くチビ。

看板見逃すかと思ってましたが、意外とわかるもんですね。

「8番あった~!!」
と順調に進むチビ。


ここから次の地点9へと向かいます。

地点9は山の中

少しだけ山登りがあります。

右折する道路で様子見するチビ…。

直進したあああああ~
山登り避けちまった~~

しかも次の地点9までは約250mときました。
しばらく歩き続けないとその場所があるかどうかわかりません!

るんるんで歩き続けるチビ。


いやああああああ~
行けばいくほど目的地が遠ざかる~~~!!!


秩父のシンボル武甲山ぶこうざんが見守ります。
いや、見守るんじゃなくて「戻れ」って言って欲しい!


そんな父の想いなどいざ知らず、どんどん進むチビ。


「パパわかんな~い。どこにあるの~?」

とうとう、ぐずり始めます。

「戻る?」

「いやだー。」

困った…。


「わかんないよ~。」

と言いながら前に進むチビ。

あわわわわ…。



「さっきの地点8には他にも道があったんじゃないかな?」


「わかんな~い。」

いや、じっと見てたじゃん!


「道なかったよ~。」

いやいや、じっと見てたじゃん!


「もう一回確認しに行ってみよ!行ってみたら何かあるかもしれないよ。」


「何もない!」
頑なに道はないと言い張るチビ。


これはやばい…。


…、…、…しばしお待ちを…、…、…。


はい!説得しました。
地点8に他に道はなかったか見に戻ります。

チビはブーブー言いながら歩いてますが…。

とりあえず良かった…。

そうそう、ここが本来進むべきだった道ですよ。

通過したああああ~!!

違う、違う、違うう~!!

そこに道あるよね…。

「ない…。」

ええええ~。
見て見ぬふり!!

 ・
 ・
 ・

「あった…」


ちっちゃい声でつぶやいたああああ~!!


ようやく進んでくれました。
いや~、これがまだ序の口だったなんて全く想像もしてませんでしたよ。


気を取り直してここからプチ山登りです。

「ここ道あるの~?」
目の前続いてますがな…。

「まだのぼるの~?」
登り始めたばかりですよ…。

どんどん登る。
まだまだ登る。

先を行くチビが
「あれ?あれれれれ?」

「あった~!!」

道を大分通り過ぎたり、ちょっとした山登りもあったりで、とっても頑張ったのでしょう。歓喜にあふれるチビ。

いや~、一時はどうなることかと思いましたけど、ここまで辿り着けてほんと良かったですよ…。

いや~、ほんと良かった…。



目的地10へ向かいます。

目的地9から10に進むには右に行かねばならないのですが

ここで少しだけ羊山公園のご紹介。
この公園には芝桜の丘と言って、一面芝桜が見える有名なスポットがあるんです。(入場料あり)
その景色を目当てに沢山の人々が訪れます。
ゴールデンウイーク前後辺りがだいたい見ごろの時期なんですね。


そう、まさに我々が行った時期。

観光客についてっちまった~!!
ご丁寧に矢印まで引かれてる。

左ではなく、右に行きたいの!
矢印と逆に行きたいんですよ!!

そのまま進み続けて看板発見。

何かがあると予感したチビ。
いえ、その先に地点10はありませんよ。
あるのは芝桜のみ。100mも先か…。

さらに進むチビ。

「あれ~、こっちじゃないのかも~」
ここで道が違うことに気づいてくれたチビ。
ちょっと一安心。

目の前には芝桜が広がっていました。

ここまで来たのですから、寄り道。

ピンクの絨毯。

再び振り出す雨…。

芝桜を雨と共に堪能したのち、先ほどの地点9まで戻ってきました。

大分時間使っちゃった…。
そうそう矢印に対して逆走するのよ。それが正解。


しばらくすると広い駐車場につきました。

このまま道路に沿って歩いていけば地点10に進めます。


が、前を歩く観光客がみんな車に向かうものだから、うちのチビも右側に写る車の方に足を進めてしまったのです。


またルートから外れたあああああ~~。
い~や~ああああああ~~~~。


更に運の悪いことに、この駐車場の出口が別の場所にあり、チビはそっちの方に抜けてしまったのです。

赤点線がチビの歩いた道、薄い赤線が辿る道。

こ、これは大変だ!
このまま行ったら全く違うところに行っちゃう!!


前が後ろか左か右か、どこに進めば良いか分からなくなったチビ。曲がり角も増えてしまい思考停止に陥ってしまいました。


駐車場に戻ろうと言っても

「わかんない。」

前に進む?と聞いても

「わかんない。」

何を聞いても

「わかんなーい!!」

終いには傘で遊び始める始末。


やる気失ってるううう~~!!!


次の目的地までも少し!と声をかけても

「やだ~」

非常にまずい状況になってきました。



仕方ない最終手段だ…。
万が一のことを考えて持ってきていたマップ。
これを出すことにしました。


私と一緒に現在地を確認するチビ。

「あー、ここにいるのか~。それならこっちだ~」

目的地へのルートが見えたとたん、今までのぐずりは何だったんだ?と思うほどに一気にやる気を取り戻したチビ。

途中で雨も晴れてきました。

「どっちだ~?こっちか~。」

地図があると前に進むスピードが全然違います。
次から次へ交差点を判断し進んでいきます。

結果ルートがこんな感じに。

マップを頼りにどんどん進み、ようやくたどり着いた地点10。

ほんと長かった…。
地図の力ってすごい…。

目的地までのイメージを持てると進む力は全然違いますね。

もうすぐゴール。
地点11を目指します。

11に行くには目的地10のT字路を左に進む必要がありますが、無事に左を選択するチビ。

後は直進するのみ。

歩く歩くおれたーち~。
(爆風スランプ)

あともうちょい!

「あったー!!」

残すはゴールのみ!!

この先、ゴールへのルートはどう進めばいいのか地図上では分かりません。自分たちで探すしかないのです。


ジーッと山の方を見つめるチビ。

「あそこから登る~」
道路の反対側に階段がありました。

12へ向かう階段です!

最終目的地。この看板。

レッツゴ~、看板!!

軽やかに登っていくチビ。

さっきの山登りとは違って軽やかに登ってく。

気持ちって大事なんだな~。


「ああ~~~!!パパみて~、あった~!!」

いやいや、それじゃない…。

あ、れ、だ、あ~~~~~!!!!

よ、う、や、く、ついた~~~~~!!!


シール貼ろう~!!


って、もう遊んでるし…。
シールは…?

遊ぶ遊ぶ。

進む。進む。

チビさん。シール完成させましょ。

最後のピースを埋めます。

芝桜のとこでもらったシール。
(入場券買ったらもらえました)

か、ん、せ、い~!!!!!!!

出来たー!!!

長かった!!
ここまでほんとに長かったね!
頑張ったよ、チビさん。


最後にこの質問をして終わろう。

一番何が楽しかった?


「芝桜!!」


つられて行ったとこかい!!


***
Top画像:まと。
本文画像:まと。
Map:Google


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