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山のぼりで朝活!〜岩殿山〜
岩殿山は山梨県大月市にあり、大月駅から歩いていけるという岩殿城址だ。
標高はスカイツリーと同じ634m。
「山梨百名山」「秀麗富嶽十二景」にも選ばれている名低山だそう。
4月中旬、桜にはちょっと遅く八重桜やツツジにはちょっと早い、そんな季節ではあったが天気とタイミングがあったため迷わず気になっていた岩殿山にのぼることにした。
ー ルート
岩殿山へは強瀬登山口・岩殿登山口が駐車場や大月駅からは近いが現在は崩落のため通行止めになっており、唯一利用できる登山口は畑倉登山口のみ。
畑倉登山口から岩殿山てっぺんまでは30分ほどなので、そのピストンはあまりにも短い。
ゆえに、その先の天神山〜稚児落としまで足を伸ばすのが一般的なルートのようだ。
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岩殿公園市営駐車場〜畑倉登山口と
浅利公民館前バス停前あたり〜岩殿公園市営駐車場は
アスファルトの道
ー アクセス
大月駅から登山口まで歩けるので電車のアクセスもよい。
富士急バスのバス停が登山口付近にあったので大月駅からバスの利用もできる。
*富士急バス日影の時刻表(2024年4月現在)
駐車場は岩殿山公園市営駐車場があり11台駐車可能。
今回も私は車。
東京の新宿方面から車で岩殿山公園市営駐車場までは1時間半ほどで、6時半には到着した。
人気の山とはいえ、平日早朝とあり車は1台もなし。
ー 岩殿山へ
岩殿山公園市営駐車場から今回の登山口である畑倉登山口まではアスファルトの道を30分ほど歩く。
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赤丸を拡大すると・・・
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畑倉登山口に向かう途中、ここが登山口か?と迷う箇所がいくつかあった。
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現在は崩落のため途中通行止めになっていて
てっぺんには辿り着けない
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迷いながらも先へ進むと、畑倉登山口に到達。
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着いてみたらちゃんと看板が出ているので間違わない
畑倉登山口からピストンの場合は、畑倉登山口前に5〜6台駐められる駐車スペースがあったのでそこに駐めるのがよいと思う。
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なぜ低山でありながら人気があるのか。
のぼってみたらその理由がよくわかった。
4月半ばだったがこの日は夏日予報だったのでついに衣替え。
夏物のパンツとシャツにしたものの、朝はちょっと寒かったので上に2枚追加で羽織る。
登山口を入るとすぐ鬼の岩屋への分岐があった。
思っていた以上に登山口から近かった。
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鬼の岩屋は大月桃太郎伝説の中で「鬼の棲み家」といわれているそうで、
動画でみていたときはそこまで迫力を感じなかったが実物はすごかった。
これは一見の価値あり!
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この岩の上から滝が落ちてくるそうだが、今は大雨の時にしかみられないそう。この日は滝とはほど遠い水がポタポタと滴っていた。
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桜もところによっては残っていて綺麗。八重桜やツツジ(ミツバツツジかな?)もあり若葉も勢いを増してきて、ついこの間まで雪が残っていたのにすっかり春爛漫。
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山のぼりは久しぶりだったので、低山とはいえ最初ののぼりはこたえる。
むしろ低山ほど最初から急なところも多いような気がする。
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岩殿山に着く前に二人組の女性が下山してきた。
え?まだ7時台だけど早くない?朝のトレーニングかしら。
確かに岩殿山はてっぺんまで登山口から40分くらいだったから、朝活にちょうどいいかも!
のぼり始めの30分がいつもしんどいが、ちょうど体が温まったころ岩殿山てっぺんへ到着!
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右手にあるこんもりとしたところは放火台。
戦国時代に難攻不落の城といわれていたそうで、敵をこの見晴らしのいいてっぺんから見張っていたのだなあ。
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てっぺんからは富士山も少し霞んではいるもののはっきりと見える!
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眼下に広がる街と富士山が同時にみられる素晴らしい展望だ。
てっぺんは広くて気持ちがよかったので少し休憩をとり次へと進んだ。
てっぺんから少し降りると広場があって、桜が満開だったら富士山と一緒に綺麗に撮れただろうなあと思った。
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さらに進むと四阿がありそこからも富士山が眺められる。
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その先には番兵の詰所であった番所跡、第二の関門と呼ばれる揚城戸跡があり、まさに自然の岩の力で城を守っていたのを体感できた。
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岩好きの私にはたまらない光景。
ー 天神山へは鎖場もある
そこからかなり長いくだりの階段があり「こんなにくだっていいのか?」と若干不安になったが、階段の中腹あたりに分岐の看板があった。
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ここから鎖場のあるコースとあったが、最初の鎖場は鎖がなくてものぼれる程度だった。
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道はちょっと狭いところがあったり石が小さくて滑りやすいけれど、基本的に歩きやすくて危険な感じはない。
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鉄塔を超えたあたりに鎖場登場!
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この鎖場はのぼりごたえがあったけれど、短いのでゆっくりのぼれば初心者でも怖くはないと思う。
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鎖場を超えて5分くらい歩くと崩落した箇所がある。
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迂回の林間コースを進むが、林間コースに入ると最初にすごく滑りやすい道が待ちうける。
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ここは後ろ向きに降りた。鎖場より怖かった。
岩殿山から約1時間、天神山に到着。
天神山は特に展望もないが、少し降りたところがひらけていたのでそこで小休止。
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ー 稚児落しへ
さあ、ここからめざすは「稚児落し」
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稚児落しとは、織田軍に攻めいられた小山田氏が追っ手から逃げているとき、抱いていた稚児が泣いてしまい追っ手に見つかることを恐れて崖から稚児を落としたという謂れがある。
ただ、一説にはその後落とされた稚児は生き延び成人したとか、本当のところはわからないが、それだけ恐ろしい崖であるのは見てわかる。
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剥き出しになった岩肌はツルツルと滑りそうにも見える。
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実際そこにつくと怖いし危ないから崖の下はのぞけない。
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稚児落しは迫力満点。ひらけていて気持ちよく、崖の上で休憩をとった。
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ここから先は眺望の良いところがちょこちょこあった。
道は滑りやすいのと木の根っこがむき出しになっているところが少し歩きにくいけれど、大きな岩などはないので全体的には歩きやすかった。
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滑りやすそうなところには鎖やロープがあって、使わなくても注意喚起になって良いなと思った。
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のぼりはじめて3時間20分で下山!
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下山口から駐車場まではアスファルトの道。
これが結構長くて50分くらい歩いたかな。バスもあるみたいだけど本数が少ないのでタイミングを合わせるのはなかなか難しい。
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アスファルトを歩くと足の裏が痛くなる。
途中、綺麗な枝垂れ桜があったり、山吹が咲いていたりとちょっとほのぼのしながら歩いていく。
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中央自動車道が迫力あった。山からおりてあまり見ない光景なので思わずパシャリ。
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駐車場近くでは岩殿山の山容が見えた。
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戻ってきたら駐車場は満車だった。
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アスファルトの道を歩くのが行き30分、帰り50分で、登山道は3時間弱くらいしか歩いていないのがちょっと物足りないかなと感じたが、花あり!鎖場あり!崖あり!しかもアクセスよし!で大満足の山行だった。
この日は行きたかったカフェがすべてお休みだったので残念ながら下山後のお楽しみはおあずけ。
早かったおかげで道はスイスイ。
都心からも1時間半ほどでこれるし、アスファルトの道が多いのはちょっときついけれど、朝でて昼過ぎには帰ってこられるので朝活登山におすすめだ!!
距離:7.9km
累積標高(のぼり/くだり):638m/637m
タイム:3時間56分(休憩26分含む)
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