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05.ルビーナイル

外がどかどかに雪降りまくっているので、こんな日はあったかいもの飲んで癒されるしかねぇ。と淹れて飲みながら書いてます。実はこれ淹れるのは2回目。抽出時間を変えたら印象も変わったのでそこも記録しとこう。


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ルビーナイルティーポンドのフルーツティーです。フルーツティーというジャンルに初めて触れたのが2020年なんですけど自分の中で革命が起こったね……。こんなに香りも味も丸ごとフルーティーなものを常温保存で飲めてしまうのか。フレーバードは味自体はどこまでも茶なのでほんと新たな領域すぎた。

既にティーポンドのフルーツティーの大半は2020年のうちに味わっていて(ティーバッグ2個売りとかいう神の文明)、まだ味わってなかった残り二つのうち一つがこのルビーナイル。さっきも触れたけどこれ淹れるの2回目で、1回目は6分抽出、それでちょっと物足りなく感じたから2回目は8分抽出してみました。5分以上とだけ書いてあるので多分この辺はお好みでいいんだと思う。ベースがハーブティーだからなのか、長く抽出しても渋くなる事がないので。

水色がまたすごい淡くて綺麗な紅色……。ティーポンドのフルーツティー、得てしてこのほんのり青みがかった紅色の水色出してくるのまじで私の心をわし掴んでくる。すき。但し淹れてる最中の匂いは粉薬を混ぜたオレンジジュースって感じでお?大丈夫か?お?と不安になりながらカップと一緒に持ってきました。

一口飲むとぶわっと香るオレンジ……!6分の時は香りだけで味はあっさりしていたけど、8分だとしっかり酸味もついてきてよりオレンジ感を感じられるようになった。瑞々しくオレンジなんだけどその香りをどこかまろやかにする甘みもひそんでるように思う。これがバニラなのかな。バニラだー!ってわかるほどバニラバニラしてないんだけど、酸味や苦みでシャープになりがちなオレンジをまろやかにしているなにかがいるように感じる。

オレンジの果肉より皮感を強く感じるなぁ。そこにお花とかハーブとかが合わさってるのもあって、なんかおしゃれなんだけど野性味も感じる香りがする。郊外に作られた庭園みたいな。人の手で造られてるけど野草も元気に生えてきてるみたいな。それも味になってるみたいな。日差しをたっぷり浴びて育った草花の、エネルギーみたいなものが一口一口感じられて元気出ますねこれ。個人的には長めに抽出した方が酸味もぐっと出ておいしい。

香りの庭っていう茶葉でも思ったけど、ティーポンドのフルーツティーは風景を体感させるパワーが強いな……とつくづく思う。香りの庭やルビーナイルは晴れた日の庭園で過ごす心地を体感させるし、ウィンターランドやストロベリーサーカスは西洋の古い家で暖炉の前で飲んでいる心地を体感させる。どちらも私の想像なんですけどね、実際にそこまで経験してる訳じゃないし。でも香りって場所や空間の記憶とも結びつくから、そういう体感を受けやすい気がするし、そう感じながら飲むお茶は一段と美味しくて癒されますね。

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