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四季の水を作る〜フレーバーウォーターのすすめ〜

学生時代、「高等遊民」「最も就職からかけ離れた女」「よくわからないことして暮らして欲しい」などと言われていた人間は社会に出て数ヶ月で立派な社畜になっていた。

労基と喧嘩する気満々の労働時間は朝10時から夜11時が標準、日曜日だけが唯一の休みだが、出勤するものもいるし、むしろ長時間勤務が良みたいになってる始末。しかも残業代は特に出ない。やりがいこそはあるのが救いだが、そのやりがいがさらに地獄を加速させている。正直すでに結構辞めたい。が、上司がいい人だし、もともとやりたかった仕事なだけあって辞められない。

朝早くに家を出る、夜遅くに帰る。当然自炊はやろうと思っても厳しいし、なんならご飯を食べる時間は全て睡眠に回したい。周りのように丁寧に生活する余裕などもない。そんな中、冷凍都市で死なないためにやっていることが一つある。それは美しい水を作ることだ。そう、春の、初夏の、梅雨の、夏の水を作っていくこと。

四季の水を作る〜フレーバーウォーターのすすめ〜

1 四季の水とは

季節は七月。それは夏の美しい水、いわゆるフレーバーウォーターのことだ。少しおしゃれなお店とかにある、レモンとかミントとか入ってるあの水を思い出してもらうのが多分一番いい。水なら毎日飲むし、作っておいて損はない。見た目もかわいいし、健康にも良さそうだ。何より飲んで少し癒される気がする。

2 材料

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本当になんでもいい。さすがに生肉を突っ込むとかはアウトだけど、野菜だとか果物、スパイスの類であればなんでもいいんじゃないか。組み合わせも好きなように考えてぶちこめばいい。今回私は檸檬、桃、林檎、オレンジ、パイナップル、シナモンをぶちこむことにした。本当はミントもいれたいところだけど、残念ながらこの土地にミントなど洒落たものは存在しない。なんで近くのスーパーにミント、ないんでしょうね。田舎だから?

3手順

田舎でも夜は駆けていくし、朝は来るし、心因性のストレスは止まらない。作り方は簡単だ。ただ、切るべし。材料を一通り揃えた時点でこの飲み物はすでに勝ちが決まっているようなものだ。一点注意することがあるとするなら、農薬等気になる人は果物を洗う時入念に洗ったほうがいいかもしれない。皮ごといれてしまうので。

どう考えてもデトックスウォーターに漬ける量じゃないだろう、みたいな果物の量だったので時折口に放り投げていく。夜中のつまみ食いほど美味しいものはこの世にない。あとはこれとカットフルーツを水の中(トップバリューワンプッシュピッチャー2.2リットル、698円+税)に漬け込むだけだ。

これが

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こうなる。

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漬け込んでいくが思っていたのとなにか見た目が違う。"映え"とはなんだったのか。底の方が水族館を彷彿とさせるものがある。水質がご飯タイム後の水族館になってしまったがまあいい、加工をすればどうにかなる。これを冷蔵庫で一夜冷やす。

冷えたものがこちら。

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一口飲んでみる。

柔らかなさっぱりとした味わいだ。馬鹿高フルーツ代がかかってるだけある。私の体は現在終わっており、昨日は少しでも食べるとダウンする限界状態だったので、美味い液体(しかもさらさらと飲める)はありがたい存在だ。五臓六腑に染み渡るとはこのことだ。

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映えを気にして、フルーツをいれてみた。これはこれでおいしい。ごちそうさまでした。



最近夢遊病が悪化して、睡眠中アマゾンで買ったらしい本がたくさん届きます。身に覚えがありませんが、履歴を見ると確かに購入している。破産しそうです。助けてください。