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円と球⑥

今日は球の導入です。 『トンボが動ける範囲は?』と尋ねます。虫(1点)から30cmの範囲を飛べることを確認します。すると、ほとんどの子が考えたのはまずは半径30cmの円でした。そこで、子どもたちに指を突き上げてもらって、「そこに虫がいるんだよ。」とリアルに考えてもらいます。すると、「空間だ」とか「上や下もある」というような3次元を意識する言葉があり、改めて範囲を考えます。

実は、ここでもクラスによっては2つの意見がでました。1つは球ともう1つは円柱です。そこでまず円柱を子どもたちから考えます。すると、輪投げと結びつける声がありました。上や右は30cmで良いけども、斜めは30cmよりも長くなってしまうからだめだという声です。そこで、ボールのような形であることが確認され、球を定義しました。

教科書ではほば前社が真正面から見た形、上から見た形のような立体当てクイズをしたあとに、「どこから見ても円に見える形=球」という定義をするのですが、今回は立体でも「円のように中心から同じ距離の点の集合(立体)」ということで押さえたかったのでこのような導入にしました。

後半は球の直径をどうやって測るのか(両側を定規などで押さえて間の長さを測る、身長を測るように上下で測る)を考え、最後に教科書の適用題を実施して授業を終えました。

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