元手0円!数学のしなやかマインドの育て方
マインドセット、という言葉は茂木健一郎先生がかなり普及に努めていることもあってけっこう日常にも馴染みのある言葉になりましたね。一応、当ブログではマインドセットを
「心理的枠組み」とか、もっとざっくりと
「心のあり方」
という意味で使うことにします。
マインドセットには大きく分けて
コチコチマインドセット
「知性には一定の量があって、その量は変えることができない」
と
しなやかマインドセット
「誰であれ知性の量は増やせる!」
があります。
違いが明白に出る!
2つの心のあり方には強烈な差がありまして、
373人の中学1年生を対象に行われた調査で、年の初めにマインドセットを事前に調べた上で2年間追跡調査したようです。その結果がこちら。
うーん、明らかにマインドセットで成績が上がっております。マインドの違いだけでこれだけの違いが出るのですね。
さらに同調査では、しなやかマインドセットグループは
より目標に向かう傾向がある
努力の力を信じている
より物事を極めようとする
傾向にあるそうです。
また、2003年や2007年の論文では同じように中学1年生を対象に次の調査が行われました。
生徒は2つのグループに分けられ、片方には
「脳は筋肉のようなもの。いつでも鍛えられるし、そのたび新しいコネクションを形作れる」
と教えたようです。そのあと、両グループにあえて難しい問題を出題したんです。当然、全体の成績は下がるのですが、問題はそのあと。
すごいのは、成長マインドセットグループは1度成績が下がっても、そこからまた上がる!ってところ。レジリエンスが高まっているんですよね。
ここまでをまとめると、成長マインドセットを持つ人は
成績が向上する!
一時的に成績が落ちても、復活できる!
という素晴らしい結果になりました。
それでは、いかにしてしなやかマインドに変えていけばいいのでしょう?ここでは、自分で変わる方法と他人に変えてもらう方法を紹介します。
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