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数学科大学院生の院試の記憶 その2

こんにちは!

今日は院試受験前の冬~春時期について綴りたいと思います!

ついに院試まで半年そこらとなってしまいました、、、、

そうすると、そろそろ院試に向けて何か対策をしないと焦ってくるわけですね

2.1 院試対策

この時期までに大学2年生レベルまでの数学は完成させておいた方が無難だと思います!

ぶっちゃけどのくらい勉強すればいいの?っと言いますと一つの指標としては…

自分で講義ノートが作れるまで!!!

難しい!って思うかも知れませんが、本当にこれくらいの概形的な理解はしておいた方がいいと思います!!

もちろんちゃんと基礎ができている人は復習なんてせずにじゃんじゃん自分の勉強を進めちゃってください!!

ただ、意外と理解していたつもりでも忘れちゃってることって多いと思うんですよね、、、

正直大学院に入ってから、線形代数やら位相やらを復習している暇なんてありませんし、その辺の基礎が確約されていないようでは時間が取られてしまい思うように進捗を出せません。なので院試前が学部の基礎レベルの数学(集合と位相、線形代数、微分積分、複素関数論、群論、環論、多様体、あたりでしょうか)をちゃんと勉強できる最後のチャンスだと思った方がいいです!(4年になったら研究室配属もあるでしょうし、それはそれで大変です)

できたらちょっとアドバンスな本(線形代数の世界とか)を1冊くらい通読できたら院試だけでなく今後の数学生活にも活きてくると思います!

ただし!院試を突破することだけに捉われないでください!(もちろん院に受からなければ元も子もないが…)

2.2 春休みを有効活用せよ!

相変わらず私は冬休みも春休みも可換環論に取り組んでいるわけですよ笑笑
(3年生の頃はずっと可換環論を勉強していました その1参照)

「なんとしてでも全ての演習問題の解答を作ってやる!!」っていう熱い思いが先行して、もうこの地獄から抜け出せなくなってしまっていたんですよね笑笑

でも流石に線形代数とか位相とかの基礎的な数学もやらなきゃということでひたすら演習問題を解いてました!                     

そのおかげで、その分野の”流れ”みたいなものが掴めて割といい勉強になったと思います。

ところがですね、、、

こういう目先の数学だけを勉強していると、その先の数学っていうのを見失ってしまいます。私は将来的に自分のやりたい方向が決まらず、なんとなーく3年生で所属していた研究室に入ることにしたために、そのときのテキストにそこまで強い関心を持つことができませんでした。

だから、お伝えしたいことは

背伸びして色々な風景を眺めてみよ!!

です!

山登りも山頂の絶景がある程度想像できるからこそ、道中も楽しめるってものです!

色々な進んだ数学をやってみて自分が興味を持てるものを探してみてください!(ネットに落ちているレクチャーノートとかが基礎から丁寧に議論が進んでいるものが多いので適しているかも知れません。)何がなんだかわからなくても、こういうトピックがあるんだ〜ぐらいのことを留めておくだけでも全然良いと思います!

そうすれば自ずと自分がやらなければならないことっていうのが見えてくるはずです。

2.3 さいごに

ここまで読んでいただきありがとうございました!

ここに書いたあることは私が学部時代にこうすればよかったなぁと思っていることを書いたいるだけなので鵜呑みににはしないでください!ただ、ちょっとでも皆さんの参考になれば幸いです。

続く…


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