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人生がうまくいかない時は○○の時


人生がうまくいかない時は、誰にでも必ずやってくる。というか、私たちは人生を進めていくうえで、そこを通過する。

「うまくいかない」の度合いはグラデーションがあるけれど、その瞬間は「シンドイ」ものだ。

愚痴を言わないほうがいい理由とは

「うまくいかない」は、主観的な表現だ。自分の思い描いたとおりにことが進まないことを「上手く=思い描いた計画通り」「行かない=タスクがこなせない」と言語化してくくる。

ここで「うまくいかない」ことを感情的に拒絶して計画を変更すると、かえってややこしいことになる。

物事が「うまくいかない」時は、思い描いた目標に変更が必要なのではなくて、「何かを足さなければならない」つまり「忘れものがある」ことを告げているに過ぎないことがよくある。

だから、人生がうまくいかない時に「何が間違っているのだ」と考えるよりも「何を足せばいいのだろう」と考えたほうがことが動く。

もう一つ大切なのは、「うまくいかない時」はまるで自分だけに起きている「不幸イベント」と捉えないことだ。実は毎瞬間、どかかで誰かが「うまく」いっていない。

誰も口にしないだけで、だれでもうまくいっていないのだ。つまり、無理くり感はあるが、「上手くいかない」ことが世の理だと考えておいていいと思う。いや、あえてそのスタンスで事に当たったほうが人生は学びが多い気がする。

昔の人はこの事をよく理解していて、「愚痴」という言葉にくくった。「愚」は「おろか」のことだが、「いっても意味のないこと」という意味を含んでいる。「痴」は、「ばかげている」ことを意味する。つまり、愚痴とは、「言っても意味のないバカげたこと」だ。

上手くいかないと人は愚痴る。でも、昔の人は、物事がうまくいかないことは世の理と理解し、いちいち上手くいかない!と発するのは無意味だとわかっていた。それよりも、黙って集中しなおして、何を足せばいいのかの答えを模索する時間を稼ぎたいと考えた。

そこから「愚痴は暇の証」という表現も出てきたようだ。愚痴る暇があったら「足し算」を主体的に積み重ねたほうが桁が上がる。

ミニ逆境、プチ逆境、あるある逆境などと捉えよう。

上手くいかないことには人それぞれ、些細なことから人生を動かすようなことまで多種多様だが、逆境の大きさが違うだけと考えてみよう。

逆境に直面した時に行動に移すことは容易ではないけれど、でも、そちらを選ぶ勇気は多大なメリットをもたらす。

自己成長のスピードアップ。

まずなんといっても自己成長のスピードアップ。
逆境という状況は、私たちが自分自身の限界を打ち破り、新たな可能性を発見する機会となりえる。

というか、そうしなくては先がないという、立ち向かうことを「はい」もしくは「YES」で選択しなくてはならない感じだろうか、RPGでコマンドに「逃げますか?→はい→囲まれました」みたいな状況。

どちらにしても、逆境を乗り越える経験は、自己肯定感と自信を高めてくれるし、精神力のレベルアップを可能にし、人間力を高めてくれる。

逆境経験値は人生ダンジョン攻略には必須ポイント

逆境って、既存の手法では打開できない時におこるから、どうしたって作戦を練らなくちゃいけない。

だから創造性を刺激されるし、限られた資源や情報の中で、最適な解決策を見つけ出す経験は、将来のあらゆる困難に立ち向かうためのデータ採集になると、今振り返るとそう思う。

人生の濃密さは逆境の後に冴えわたる

そして逆境を乗り越えた経験は、深い満足感と充実感をもたらす。困難を克服したという達成感は、人生を濃密にしてくれる。

それに逆境に立ち向かう姿は、周囲の人々に勇気を与えることもある。逆境は周囲からすると、かかわりたくないイベントの一つだ。

だから、逆境を超えていく創意工夫をしていると、それを見ている人からの無言の尊敬を集めることになる。困難な状況でも行動に移すことは、実はとても気合のいることで、リーダーシップを発揮する上で重要な要素となる。

まとめ

逆境は、決して楽しいものなんかじゃないし、できれば御免こうむりたいが、昇級試験的に何回かはやってくる。

だからその経験を自分を否が応でも成長させ、より豊かな人生へと導いてくれる貴重な機会が自分に回ってきたと思い込むのがいい。人生は思った通りになるという言葉の軸の意味は「考えている認識通りになる」ということだけ。逆境を魂のセルフジムだと設定できれば、かなりメンタルマッチョになれると思う。

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