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あの時、間違っていたら・・・な話

あの時、何かひとつでも間違っていたら

今頃どうなっていただろうと思うことがいくつかあります。

 

まだ2回目の海外旅行。

添乗員付きのツアーに参加した時のこと。

10日間でパリ・ミラノ・ロンドンを回るツアーでした。

 

添乗員付きにしてはフリーの時間が多く

若くて鼻息の荒かった私は、

ご一緒した先輩とも別れて単独行動でした。


最初の都市、パリ。

ケツ・ク・セ?

ジェ・マ・プール・matchy

話せるフランス語はこれだけです。

  

アニエスb.の本店に行ったり、

ポンピドゥセンターに行ったり、

街で小さな絵を買ったり。

意外と喋れなくてもなんとかなる。

地下鉄に乗ってホテル最寄りの駅に降り立ち、

地上に上がってみると。

 

放射線状に6本の道がありました。

どちらがホテルの方向かわかりません。

タクシーもいません。

でたらめな英語で道を尋ねると、「バスに乗れ」と言われます。

余計にわからなくなってしまう。

もちろん、携帯電話など無い時代。

パニックです。


何とかするしかない。 

意を決して、一本選んで歩き始めました。

道を教えてくれる人に会えるかもしれない。

 

「!」


ふと見ると、ガラス張りのカフェがあって、

同じツアーの方が食事されていたのです!!


店に駆け込み、ホテルへの道を尋ね、

事なきを得ました。

その夜にはミラノに発つ日。

日本に帰って来れて良かった・・・。

 

これも、私の奇跡のひとつ。

直観力をありがとう。

こんな経験、ありませんか? 


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