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ITエンジニアの履歴書(2)入社1年目

新社会人としての奮起

「社会人になったら、もう少しまともになれるかもしれない」と、新しい服を着て、ちょっとだけ期待していたあの朝。出社すると、新卒同期はすでにプログラミングの話で盛り上がっていて…「あれ?僕、本当にここでやっていけるのかな」と一人不安になってました。

プログラマー修行時代

初めての仕事は、新人研修でした。TODOアプリを作るという、至ってシンプルながらも難しい課題。初日からエラーメッセージとにらめっこして、「この英語は僕をバカにしてるのかな?」と疑問に思いながら、Qiitaを覗いてはコピペの嵐でした。でも、自分で書いたコードが動いた瞬間、それはまるで初恋のような感動でした。忘れられませんね。

そして研修の最終日、作成したアプリをみんなの前で発表することになりました。会社から支給されたMacを持って、自信満々にプレゼンを開始。しかし、コードの説明をしていると、上司や先輩エンジニアから「このコード、セキュリティが甘いね。ネットから拾ってきたコードをそのまま使うのは危険だよ」と指摘されました。そうか、甘いんだ、僕も僕のコードも。

夜な夜なのコードバトル

入社してすぐ、なんと2,000万円規模のプロジェクトに参加することになりました。毎朝、「今日も何とか頑張れるかな」と自分を励ましながら出勤。コードを読んで、書いて、また読んで。夜遅くまでの労働はキツかったけど、毎日少しずつ「あ、これわかるかも」と思える瞬間が増えてきて、それが意外と楽しくなってきました。プログラミング、恐るべし。

サイドハッスルで見えた光

エンジニアとしての日々を送る中で、ちょっとした啓示があったんです。「もっと稼ぐには会社だけじゃダメだ」と。社会人1年目の給料って、正直言ってしょっぱいですよね。だから、副業でもう少し稼げないかなと。副業で1人で開発をこなせば、稼げるはずだと思って、フルスタックエンジニアを目指しました。フロントエンドやインフラを学び始めて、副業が軌道に乗り、1年目の終わりには副業だけでトータル300万円。自分でも「え、マジで?」と驚きました。これがITの世界なんです。

ただ、僕が特別すごいわけではないんです。たった1年勉強した程度で400万円の案件を受注できるなんて、ITって本当にすごい業界だと思いませんか?未経験からでもこんなに夢があるんです。ただ、誤解しないでくださいね。エンジニア初心者は本当にがっつり勉強しないとダメで、ある程度のレベルに達しても、実はずっと学び続ける必要があるんです。勉強をサボると、収入もサボってしまいますから。

よく「どの言語が稼げますか?」と聞かれますが、私は「案件が多いのはRubyやJavaですね。ただ、案件によって求められる言語は変わるので、その都度2週間くらいでキャッチアップする必要があります」と答えています。多くの人が「1回勉強したら終わりじゃないんですね」と驚くんですが、そうなんです。そんなに甘い世界ではありません。でも、しっかり勉強して頑張れば、会社員をしながら副業でしっかり稼げるし、リモートワークも可能です。本当にいい業界ですから、皆さんもぜひこの業界に飛び込んでみてください。

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