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心の栄養

今回は読書について書こうと思います。
突然ですが、皆さんの心にとって欠かせない栄養は何ですか?
映画を観ること、綺麗な景色を見ること、お酒を飲むこと、大切な人との時間などなど...

人によって違うと思いますが、僕にとって最も大切な心の栄養素は「本を読むこと」です。


恥ずかしながら、大学生になってから本を読むという習慣がつき、何冊も何冊も読むにつれて本の持つ力や素晴らしさに気づき、それから今に至るまで暇さえあれば本を開き、それが知らぬ間に自分の心の栄養になりました。

幸せなことに、僕の通っていた大学は日本でも有数の蔵書数を誇る図書館を持っており、暇さえあればそこで貪るように読書に耽っていました。


いま僕はオーストラリアで生活しており、こっちには日本の書店がほとんどないため、大学時代のように好きなだけ本を読むということができず、日本から10冊程本を持ってきたのですが、すぐに読み終えてしまい、1ヶ月ほど本がない生活が続きました。

正直それが何よりも苦痛でした。

毎日当たり前のように食事をし、栄養を摂って生きていると思いますが、本という心の栄養がなくなることにより、毎日の生活の中身がなくなってしまったようで、その期間は虚無感に苛まれていました。


それからやっとのことで新しい本を数冊手に入れ、心が満たされる日常に戻り毎日を送っていました、、、

今度はあんなに本を欲していた自分がいたにも拘らず、何を読んでも全く響かず内容も入ってこないという時期が訪れました。

今になってわかることですが、その時期は目標を見失い、ただなんとなく毎日を過ごしていたんだなと。

詳しく説明すると僕にとっての心の養分である読書は、そこで得たものを日常生活と照らし合わせて存分に発揮しない限り、ただの文字でしかないということ。

本は僕にとって、正しい方向へ導いてくれる大切なものですが、「正しい方向に進もう!」という意志がなければ栄養として吸収されません。


毎日何も考えず楽しく好きなことをして生きていくことも大切だと思いますが、自分は何をしに生まれてきたのかを考え、その意味を探しながら生きることもとても大切だと思います。
そのヒントがこの世にある無数の本の中に多く隠されている気がします。


こんなこと一丁前に長ったらしく書いていますが、何も考えず小説の世界に入り込むことも大好きなので、本好きの方はぜひオススメなどあれば教えてください😄

それではまた〜

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