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お月見はしっとり食感のお饅頭と一緒に。|榮太樓總本鋪

今宵(9月21日)は中秋の名月ですね。この時期の月が1年のうちでもっとも美しいと言われていて、わが家では和菓子と一緒にお月見するのを楽しみにしています。今年は榮太樓でかわいい「月見うさぎ」を買ってきました。

お月見と和菓子の関係

なぜ十五夜に月見団子を食べるのかというと、農作物の豊作を祈るため、収穫物であるお米を使って満月に見立てたお団子をお供えする風習があったからです。

地域によっては米ではなく、秋の収穫物である里芋をお供えしていたこともあるようですね。その名残からか、和菓子屋さんによってはお団子を里芋のかたちにしているお店もあります。

今年は何を買おうかとデパートで迷っていたところ、デパートであまりのかわいさに足が止まってしまったのが榮太樓さんの「月見うさぎ」。

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満月に見立てているのは、黄身しぐれ。そこに、ピンクと白の上用饅頭のうさぎちゃんが集まっています。それぞれ中身はあんこと白あん。きんつばで有名な榮太樓だけあって、上質な味わいのあんこで、皮もしっとりとしていました。そこまで大きくないから、夜のお月見のときでも負担なく食べられました。

本格的な月見団子なら「追分だんご」がおすすめ

でもせっかくならお団子にしたいな、という方には新宿の「追分だんご」がおすすめです。予約が必要で、十五夜の当日のみ販売なので、ちょっとハードルは高いですが、本格的なお月見団子が楽しめます。(今年はもう終わってしまいましたが・・・)

ずいぶん昔に撮ったものですが、こちら↓はその追分だんごのお団子でお月見した様子です。もっちりしておいしかったなぁ。


今年は珍しく「満月」の十五夜

十五夜といっても月の周期で必ずしも満月ではないのですが、今年(2021年)は8年ぶりの満月の十五夜だそうですね。

東京は曇りだったので見れるか心配でしたが、今年も美しい月を眺めることができました。感謝感謝。

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片見月にならないよう、来月の十三夜もお月見しましょう

じつは、お月見は十五夜だけではありません。旧暦の9月(つまり現代では10月)には十三夜もあります。どちらか一方の月の愛でるのは「片見月」と言われ、縁起が悪いとされてきました。

今年の十三夜は10月18日(月)です。中秋の名月の美しさには及びませんが、やはり十三夜もきれいなお月さまを見ることが出来ます。

十五夜と違って、十三夜は栗や豆が収穫できる時期と重なるので「豆名月 まめめいげつ」とか「栗名月 くりめいげつ」とも呼ばれるそうですよ。この言葉の響きだけで、なんだかおいしそう。来月は何の和菓子にしようかなー。今から楽しみです。


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