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如月の憂鬱

はぁ、と私はため息をついた。二月に突入し、私は冷たい息を吐きながら学校に足を運んだ。

二月は嫌いだ。そう思い始めたのは、割と最近である。二月は、気温差が気温差が激しい。冬は冬で寒いのは気に入らないが、この時期は朝は冬並みに寒いのに昼は春並みに暖かい分、タチが悪い。

朝起きてもまだ寒い。着替えて、登校する間も寒い。でも、学校に着いて教室に入るともう暑い。

この寒暖差に誰が耐えれると言うのか?
…….
そんな人は知る限り、いない(と思いたいだけ)。

そんな季節の変わり目なので仕方のない事柄であるが、二月がさらに憂鬱な理由がもう一つある。それは、バレンタインである。

別に悪い思い出がある、という訳ではないのだが、特別良い思い出もない。チョコレートを交換するという習慣も小学校で途絶えたし、別に今年も変わらずその予定だ。

渡したい相手もいないし、渡される淡い期待を持つこともない。中高で彼女がいた事のない人生なんてそんなもんだ。理解されない感覚かもしれないが、ほとんどの人が通ったことのある道であると信じている。

ではでは、まだ短い記事しか書けていないが、またの記事でお会いしましょう。
抹茶たいやき


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