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【絶対観てほしい】映画『熱烈』 熱烈な興奮と爽やかな感動が身体中に突き抜ける!

中国映画『熱烈』を観てきた。
鑑賞後直ぐこうやって感想を書いているのだが、もう身体が疼いて仕方ない。
今すぐ踊りたい!
ビートが頭を離れない!
感嘆符!

観に行ったきっかけはFilmarks。
レビュー数や上映数こそ少ないものの、評価が非常に高く気になって鑑賞。
本当はレビューなど気にせず気になった映画との出会いを楽しむのがいいのだけれど...。

パリ五輪でも正式種目として採用された「ブレイキン」をテーマにした本作。
あらすじを公式HPから引用する。

ブレイキンプロダンスチーム「感嘆符!」は、社長の一人息子である“カリスマダンサー”=ケビンが練習にも出ずやりたい放題。コーチ(ホアン・ボー)も形だけで口を出せず、チームは振りだけの代役を探さなければいけない状況に。コーチはかつてオーディションを受けた青年、陳爍(ルビ:チェン・シュオ)(ワン・イーボー)のことを思い出す。陳爍は全国大会優勝の夢を持ってチームに加わり、仲間たちと練習を続け友情を築いていく。

だが全国大会を目前に様々な試練が降りかかる。果たして「感嘆符!」は全国大会に出場し、勝利することができるのだろうか…。

https://oneandonly.ayapro.ne.jp/

もう全てが素晴らしかった。
まず印象的だったのは屋外のカットの美しさ。
陽の光が注ぐ市場や街角の透き通る空気感がそのまま伝わってくるようで、一瞬で引き込まれた。

特に、「蝋人形と軽食の館」(なにそれ?笑 だいたい観光地に一つは蝋人形館あるけど、こちらはレストラン主体)の外で陳爍と母親が協力して料理を準備したり出前をしたりするシーンが美しかった。

屋内の場面では、割とコントラスト強めでハキハキした感じがあり、メリハリが効いていて非常によかった。

次に、キャラの魅力。
出てくるキャラ全員が本当に魅力的。
長くはない上映時間で、かなり多いキャラクターの一人一人を、多くを語らずして魅力的に見せる(想像させる)その手腕たるや。
初めて陳爍が「感嘆符!」に呼ばれて、練習場に入った時の、流れるようなワンカットのメンバー紹介が素晴らしすぎた。あの一瞬でそれぞれのキャラを確立させていた。

極め付けは最後の試合のダンスシーン(ネタバレ注意、でも文章で何が起こるか知ったところであの衝撃は変わらないと思うけど。それがこの映画じゃい)。
ダンスに入り込むような独特なカメラワークで、まるで自分も踊っているかのように、観客をステージ上に連れて行ってくれる。
もうみんな足踏みしながら身体揺らして観てたでしょ?もう身体がうずうずしてたまらなかった。
途中で怪我をしたメンバー(ドラゴン)に代わってコーチの丁雷が登場。偉大なダンサーだったことを想像させるキレキレの動き。もうアツすぎてこの辺で考えることを放棄した。
そして最後は丁雷直伝の伝説の技「感嘆符!」。
陳爍がメンバーを階段にして飛びあがり(階段も飛んだ!!)、丁雷が下に滑り込みながら⛑️を投げ込み、チーム名でもあるあのマークを完成させる。

これには相手チームも喰らいまくりで、満場一致の勝利。陳爍もメンバーもすごいのだけど、この演出を考案した丁雷が一番やばすぎる。そりゃ中国代表コーチに選ばれますわ。審査員も実況解説も観客も、彼らが何をしたか一瞬で理解したのもすごい。ブレイキンの下地がありすぎる。

ほんで主人公の俳優さんは何者なの?
と調べたら、

王一博(ワン・イーボー)
チェン・シュオ役
1997年生まれ、中国河南省出身。13歳の時にヒップホップダンス大会で入賞したことをきっかけに芸能界入り。2014年に中韓合同男性アイドルグループ『UNIQ』のメインダンサー兼リードラッパーとしてデビュー。2017年「ラブ・アクチュアリー~運命の恋愛相関図~」で俳優としても本格的な活動を始め、2019年の古装ドラマ「陳情令」が一日の最高再生回数が2億回を超える大ヒットにより、トップスターの仲間入りをする。2020年からストリートダンス対戦リアリティ番組「ストリートダンス・オブ・チャイナ」にも参加、彼が率いるチームを優勝へと導いている。2023年、『無名』にて映画初主演、同年の『ボーン・トゥ・フライ』と併せ第20回映画チャンネルメディア大賞にて主演男優賞を獲得。

https://oneandonly.ayapro.ne.jp/

ちなみにWikipediaの肩書は、
「俳優、声優、歌手、ダンサー、司会者、オートバイレーサー」。もうこの世の全てじゃん。

ダラダラ書いてしまいましたが、
熱烈な興奮と爽やかすぎる感動を味わえる本作、ぜひぜひ映画館で!
(ポップコーンは控えて!
鑑賞中に踊り出して散らばってしまうから!)

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