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【エッセイ】

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エッセイの記事をまとめました
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#哲学

【エッセイ】いつも元気にはいられないさ

あぁ、こんなにも無気力なのは久しぶりだ。 いつぶりだろう?と思うくらいに久しぶりだ。 好きなことをしていてもちっとも心が躍らない。 今回の私はそんなことじゃ機嫌が直らないんだからって、 機嫌をとろうとする私に不機嫌な私が背を向ける。 頑張ったって無駄だって思ってしまったのだ。 頑張っても評価が上がるわけでもなく、 頑張らなくったって評価が下がるわけでもない。 ならこんなことに心を燃やす必要はないと思った。 自分の時間を削ってまで、 自分の身を削ってまでするものではないと思

【エッセイ】チャンスの顔つき

チャンスはチャンスの顔をして現れない。 何気ない顔をしてやってきて、 気付かないうちにいなくなってしまう。 そして誰かがそのチャンスをつかんでいるのをみて、 あの時がチャンスだったと気づく。 まだ、後にチャンスだったと気づくならまだいい。 次回似た状況があったときは気を付けてみるようにできるから。 でもほとんどは、あの時とさえ思わされることなく、 何気なく通り過ぎて行ってしまうのだ。 チャンスを見つけられるのは、 常に神経を研ぎ澄ましている人だけだ。 そのような人でさえつ

【エッセイ】憧れの場所~NY~

ニューヨーク。 私の憧れの場所、そして一度は行きたいあの場所。 ほとんど日本の裏側に存在する大都市。 日本からは飛行機で14時間、そして時差は13時間。 冬はまつ毛が凍るくらい寒くなるあの街で、 多くの人の人生が交わり”最先端”が生まれている。 経済と芸術の”最先端”が。 ヨーロッパが中心地なら、NYは先端だ。 NYで生まれて流行ったものが世界へ広まる。 新しいことの可能性を試す場所。 夢追いNYを訪れる人々の色が混ざり合い、 NYの街を描き出している。 12月31日。

【エッセイ】人生について考えてみる。少しだけ。

自分ではどうしようもできないことに 心を燃やすことは本当に疲れることだ。 根気強く付き合うともいうが、 自分の人生を生きるのも精一杯なのに。 秋の澄んだ空に光る街灯や家々の明かりが綺麗だと思った。 月並みな表現だが、この一つ一つの光の分だけ人生が詰まっているんだと思うと感慨深い。 人生は油断ならない。 いつ試練が訪れるかわからない。 でもその分いつでも挽回もできる。 本当の意味で安心してつける眠りは、 神様のところに行く時なのかもしれない。 ならばせめてその時くらい

【エッセイ】趣味は悩むことです。

人間の究極の趣味って「悩むこと」なのかもしれない。 思えばずーっと悩んでる。 物心ついた時からずっと。 飽きもせず、嫌というほど、休みなく悩んでいる。 小さいことで言えば、 今日何食べようかな、とか、 何を着て出かけようかな、とか。 大きいことで言えば、 どうやって生きていこう、とか、 なんで生きてるんだろうか、とか。 世の中は悩みで出来ているといっても過言ではない。 決断の数だけ悩みがある。 「人生は決断の連続だ」とよくいうけど、 そう思うと「人生は悩みの連続だ」とも

【エッセイ】星占いの是非

私は学生時代、定期試験の日は星占いを絶対に見なかった。 もし運勢が悪いと言われたら、結果に影響が出る気がしたからである。 一番最悪なのは11位の時だ。 アナウンサーに読み上げられることもなく、12位みたいに救済策も教えてもらえずに、救済された12位に抜かれる形で実質の最下位となっていまうから。 教えてくれなきゃ知らなかった今日の運勢の悪さを、 忠告するだけして、今日も良い一日を〜ってなるのだ。 「なるか!」って話である。 占いの中でも星占いはかなりメジャーだと思う。 朝の

【エッセイ】私はプリキュアなんだって思えばいいと思った

なんで中学生は髪を染めてはいけないの? なんで中学生はお化粧をしてはいけないの? これらに納得のいく答えを出せる人はどれくらいいるだろう。 校則でもって禁止をされているこれらのこと。 学校の先生でさえ明確な答えは出せないのではないか。 自分が中学生だった時はどうだったっけ。 確か、髪色やメイクは校則で禁止されていたと思う。 同級生では校則を破って髪を染めたり、メイクをしている子はいた。 でも当時の私はというと、全くその辺りに関心がなく、 禁止されていても問題ないといった感

【エッセイ】”自分”が肥大化すること

一人で生きていくことに飽きてしまったんだ。 だから私はここでパートナー探しに勤しむことに決めた。 一人で生きていくことはとっても楽しい。 自分で人生を切り拓いている感覚がもろに身体に突き刺さる。 その感覚が気持ちいいのだ。 そんな歩みの途中、ふと立ち止まり、気付く。 <自分が肥大化している>ことに。 自分は大切だ。 時には意識しないと近すぎて忘れてしまう存在だったりする。 でもそれって小さくて見えないのではなくて、 大きくなりすぎて見えなくなっているのではないか。 いつ

【エッセイ】寡黙だよねっていわれたい

私は、寡黙だよねって言われたい。 なんとなく、寡黙な人って とても思慮深い人な雰囲気を感じる。 語らずともわかっているといったような。 あまり話すぎると、言葉の密度が薄くなって 内容も薄いような気がしてしまう。 そう思うのに、私は話さずにはいられないのだ。 人は言葉でコミュニケーションをとる。 今までのこと、今のこと、これからのこと、 状況であったり、気持ちであったりを言葉で伝えあう。 ありったけの言葉を並べて、 より自分の気持ちに近い言葉を探し出す。 そして伝える。

【エッセイ】小さな世界の入口に

なんで私はこの小さな世界の入口に いつも足を踏み入れてしまうのだろうか。 それも決まって”新しい靴”を履いた日に。 何度も経験しているのだから気を付ければいいのかもしれないが、 小さな世界の入口はまさかの場所に口を開いているのだ。 せっかく新しい靴を履いて軽やかだった気持ちは、 ヒールが傷ついた姿をみて、ずずーんと沈んでしまうのである。 きっと地球が私を引き留めているんだ。 そう思うことにしよう。 もしくは、「おむすびころりん」の世界が 世の中には沢山あるのだと想像するこ