白翔中学校の講演会を担当しました
去る11/20月曜、
白老町内の白翔中学校にて
キャリア講演を担当させていただきました。
タイトルは、「名前のない仕事をつくる」。
尊敬している友人の東詩歩さんと一緒に登壇しました。
しほちゃんは、
和歌山大の院生として観光哲学を学ぶ傍ら、
合同会社「ギンエン」を運営。
WEB制作や写真撮影等を請け負っています。
遡ること、ことしの3月。
写真とデザインWS「しらおいクリップ」で、
しほちゃんに写真の講師を依頼しました。
カメラ片手に、みんなで歩く白老の街中。
それはそれは、発見にあふれた楽しい時間でした。
イベントに参加してくれた役場の長尾さんは、
「楽しくてカメラ買っちゃった〜!」と
嬉しいコメントをくださいました。
*
それから数ヵ月。
ある夏の日に長尾さんから突然電話がきました。
「中学生むけの講演会、東さんと羽ちゃん出ない?」
依頼をいただいたのは、
町内の中学2校で毎年開催されている講演会でした。
例年通りだと、プロスポーツ選手などを呼ぶことが多いのだそう。
「遠い世界のスゴい人」も良いけれど。
「地元で活躍している若い人」と対話する方が、
より自分ごととして、「仕事」について考えられるのではないか。
もっと白老に親しみをもって、将来の可能性をひろげてほしい!
アツい思いをもった長尾さんが、
あらたな試みとして講演会を企画してくだいました。
*
それから打ち合わせを重ね、
あっというまに当日をむかえました。
自己紹介や活動プレゼンも5分ほどで済ませ、
しほちゃんと二人で「仕事」についてお互いに問いかけたり、
中学生からの質問に答えることに多くの時間を使いました。
「今の仕事をしていなかったら、なにをしていたと思いますか?」
「中学校の部活での経験から、今に活きていることってありますか?」
「これからの目標はありますか?」
「僕でも社長になれますか?!」
地に足ついた理知的な質問ばかり・・・!
中学生のもつポテンシャルに、ただただ驚き感動しました。
私にとっても、振り返る時間となり、本当にありがたい思いです。
*
”良い問いとは、それだけでほとんど答えなのである”
”その人にとって切実な問題からくる問いが、良い問いなのである”
小林秀雄の『学生との対話』を思い出しました。
日常で感じることを
素直にことばにできる子がこんなにいるとは・・・
教育がどうこうとか、時代の境目でうんぬんとか、
大人はよく言うけれど。
みんな素晴らしいじゃーん!!
と、痺れたなぁ・・・
「名前のない仕事をつくる」とは、
あたらしく仕事を作ることでもあり、
既存の枠組みの中でも楽しく仕事を進めていく工夫でもある。
自分がどんな視点で仕事をえらぶか?を明確にする。
その視点は別にひとつでなくても良い。
誰かと話してみることで、可能性が広がることもある。
伝えたい内容を、ふわっと受け取ってくれたようで
とても嬉しかったです。
講演後のアンケートにも
たくさん質問が詰まっていて、またまた嬉しい。
企画してくれた長尾さん、
たのしい時間を作ってくれたしほちゃん、場をつくってくれた教育委員会の方や白翔中の先生方、じっくり話を聞いてくれた生徒さん。
ありがたい気持ちでいっぱいです。
良い時間でした!!!