水草とワタシ12 〜宅配された3匹〜
いきつけのアクアリウムショップと何軒かのショップを廻ったのだが、たまたまなのか、お店の方針なのか。オトシンネグロばかりで、オトシンクルスを泳がせているお店がなかった。コケ取り力、繁殖力ともにネグロの方がよいような情報が多く、単価も高いからか、ネグロの方がお店も、飼う側にも人気なのかもしれない。でも、お腹も白く、お目目パッチリ、愛くるしい普通のオトシンの方が好みなので、仕方なくネットで購入することにした。いや、生き物もネットで購入って初めて。暑い日が続いていたので不在となるとまずいので慎重に受取日を決めてポチット。 トロ箱というと大げさだが小ちゃな発泡スチロールに入ってやって来た。開けると、急に目の前が明るくなったのに驚いたのだろう空気と水とでパンパンに膨らんでいるビニール袋のなかで3匹が跳ね回っていた。水槽の水との温度合わせを終えて、いよいよ水槽へ。3匹も全く見分けつかないがそれぞれ水槽で泳ぎ回りながら好きな場所に。いきなりガラスにくっついてコケを食べ始めているのもいる。お腹がすいていたのであろう。幾分お腹も凹んで見える。ヤマト君たちも、突然の闖入者に驚いている。大好きな流木近くにオト君たちが近づいて、ヤマト君のヒゲをかすめる。生体5匹となるとそれなりに、35cmクラスの水槽だともう過密な感じなのかも。最初、ヤマト君2匹と、オト君2匹が、顔を突き合わせて、ガン付け合っている状態になったこともあった。それぞれ、それなりにウンコ、オシッコを身体の外に捻りだすのだから、数が増えれば、体外に輩出された物質だって、少しづつ水にたまった状態になるだろうし、それを水中の微生物が分解して水草が栄養として取り込んで、循環していけばよいのだが。気がつくとまた緑色のコケが。水槽中に、千代に八千代に苔むすのであった。