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【株式会社otakuを起業しました】生きるって難しいから「ただ生きてること」を価値にしたい!

生きるって相当ハードだよね。

ただ生きてるだけでも大変なのに、何かを好きになることってもの凄いし、何かに熱中するなんて素晴らしい。

だから、僕は「ただ生きてること」が価値になる世界を作りたいと思っています。

はじめに


吉田と申します。

この度、2020年3月31日に株式会社otakuを設立しました。

また、本日5月3日で27歳になりました!祝って!

SkylandVenturesのベンチャーキャピタリストとして、コミュニケーションをしていた方も多いと思うので、はじめに自己紹介します。


自己紹介と今までの歴史(長め)

振り返ること、高校時代。

私は、高校から大学まで、ずっとゴルフを部活動や団体でやっていました。実は、プロゴルファーのキャディでトーナメントを担いだこともあるし、テレビにちょびっと映ったりしたこともあります。大会も下手くそでしたが出てました。

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その関係で、就活はほとんどせずに、新卒はゴルフ場の運営を事業とする東証一部上場企業に入社しました。

この時思っていたのは、『就活?そもそも働きたくないのに、なぜみんな就活すんの?よくわかんね。どうせなら一番好きなゴルフが毎日できる環境にいこっ。そうだ、ゴルフ場で働けば毎日ゴルフ出来るやん。』でした。

そんなわけで、新卒で入社し群馬県のゴルフ場で新卒実習兼マネージャー候補として勤務します。

その時は、駐車場の草むしりをしたり、芝刈りをしたり、レストランで配膳をしたり何でもやりました。そうして、一年間が過ぎてきた頃には、見事ゴルフ場のキャディや掃除のおばあちゃん達30人くらいをマネジメントする社員さんとしての貫禄ができてきました。
※おばあちゃん達からきゅうりやナスを毎日のようにもらってました。いい思い出です。

一年半が過ぎてきた当たりで、『おれ、ひまだなあ。』と感じ始めます。予想通り、ゴルフは毎日練習していて上手くなるし、仕事は上場企業でホワイトだからシフト通り休めるし、暇な時間は近所のイオンのヴィレッジヴァンガードで漫画をあさるか、ゲーセンでラブライブやクレーンゲームにいそしんでいました。最高の環境です。

だから、『もっと、苦しんで努力ができて成長できる仕事をしたい。』と思っちゃったんですね。人間暇になると腐ります。この時の経験から学生には、上場企業や大きな会社へ入ることの安心と苦しみはよく伝えてます。

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そんなこんなで、次は100人もいない営業やコンサルティングをするベンチャー企業に入ります。

『おし、ここで実績作るぞ。』そんな思いで入社した私は、毎日1時間に50件、1日300件近いテレアポ営業をし、見事社内のアポランキング一位を連続で獲得します。※めっちゃ怒鳴られたりしました。その節はごめんなさい。

営業やったことのある方ならわかるかもしれませんが、経営者に向けてコンサルティング商材を売る会社だったので、アポ率は社内平均1%以下で物凄く厳しい。でも、私は口がうまかったのか、常にアポ率1%以上をキープしてました。

素晴らしい成績。一年以上続けていると、自分のクライアントも30社近くなり、新規営業では経営者の方々とお話出来るようなレベルに知識もついてくるようになりました。

ただ、裏を見ると、会社に泊まり込みは当たり前だし、ひどい時は三日連続で寝ないで営業回りをしていました。最高な成長環境です。ちなみに、今考えると非常に非効率だし、無駄なことばっかやってたなと思ってます。

『成長してきたし、もっと挑戦するぞ。』と考えて、社外で仲の良い社長と一緒にゴルフのメディアを立ち上げたり、個人コンサルティングをしていたりしました。現在このゴルフメディアからは私は抜けていますが、今でも続いています。応援しています!

そんな私の成長欲求に合わせて、企業側も成長し上場に向けた監査が入るようになり、『監査で時間制限されて働く時間も減るし、自分で独立してもっとチャレンジするか。』と考えて独立を考えました。今思うと、何も考えられていなかったなと思います。

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『ところで、独立とか起業ってどうすればいいんだろう。』とよく分からなかったので、大学時代の友達でベンチャーキャピタルをしている方に相談に行きます。たしか、この時はゴルフ系の事業を説明してボロボロに言われました笑

そして、実は、ゴルフ場時代にベンチャーやスタートアップを知ったきっかけが、「家入一真さんの出馬」だったのですが、Twitterで投資の話やスタートアップの話をしていて気になり、フォローもしていました。今でもNOWやCAMPFIREの世界観など非常に好きです。

そこで、偶々Twitterで起業相談を募集しているベンチャーキャピタルの人がいるという話を見つけて、スカイランドベンチャーズの木下慶彦さんのツイートを見ます。Bosyuをしていたので応募しました。

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そしたら連絡がきて、速攻でオンラインコールをして、『○○件電話して、○○件アポになって、○○件商談して、○○件成約して、○○件クライアントいます。』的な話をしたら、とりあえず会おうかといわれて、次の日の夕方くらいにHIVEという渋谷のオフィスに行きました。

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そこで、『スカイランドベンチャーズは、今まで100社くらい投資をしてきているんだけど、もっと沢山の起業家に投資をしたいし、起業家を応援したい。VC興味ない?』と聞かれて、すげーと思って『とりあえず二日ください、起業したい若者と話してきます。』といいました。

このお会いした日が金曜日だったので、土日を使って起業したいという人やスタートアップの起業家さんにメッセージをして連絡してみました。

すると、思ったよりも起業したい人達はアポを下さって、二日で約10人くらいの起業家志望の方々とお話できました。彼らもやはり、どうやって起業したらいいのか、事業アイディアに自信がないと言っていて、『ベンチャーキャピタルって相談も受けられるし、投資もするなんて起業家に尽くしすぎだろ。すげえな。』と思い、入社を決めました。

そんな訳で、ベンチャーキャピタルに入った訳ですが、元々が営業やコンサルティング畑なので、当初起業家について全く分かりませんでした。

だから、とりあえず、『誰よりも一番起業家に会おう。そして、話を聞いて起業家の課題や悩みに乗れるようになろう。』という目標を立てました。

KPIは、月間で100人以上、年間では1,000人。
結果的には、達成。2019年では、イベントも合わせるとおよそ2,000人以上の起業家、起業志望の方々をお話ができました。
これだけ会っていると、起業家に求められている知識や情報もわかり、範囲が分かればそこをめちゃくちゃ学習しました。おかげで、その辺の人よりは多少ファイナンスやスタートアップ事業のことも話せるようになったと思います!

そんな感じで沢山の起業家さんと会っていると、優秀な方々の投資希望のお話もたくさん来ました。もちろん、全員に投資を出来たわけではありませんが、私主体で投資を決めさせていただいた会社も20社以上あります。彼らは、全員優秀だし必ず成功すると思う投資先です。

起業家やスタートアップの方々とのコミュニケーションも少しずつ円滑になり、適度にSNSも友人が増えてきました。下の固定ツイートなんて、イイネが600以上も来ていて驚きです。

ただ、こうして優秀な方々と会って、囲まれていて感じたのが、『あれ、おれだけ何もやってなくね。努力しないと、これ以上上には行けないぞ。』でした。あと、26歳でベンチャーキャピタル組成した木下慶彦さんすげーってことでした。

そんな訳で、起業しました。投資先や会社のメンバーには迷惑しかなかったかもしれないけど。次のステップに進むことに決めました。


起業家エントリ・原体験について

『じゃあお前、何すんの。原体験とかあるの。って思うと思います。

そうですね、難しい原体験はありません。幸い悪くない生き方をしてきたと言われます。家もプチ貧乏ですが、ご飯も食べられるし服も着てます。

『じゃあ課題とかもないよね。』

って思うかもしれません。

違うんです。

『私たちにとっては、生きること自体が課題なんです。』

別に病んでいるとかではなく、今の10代、20代の私たちって「ご飯が一週間ずっと食べれなかったこと」って少ないし、「友達が修学旅行に行って、自分の家だけお金がなくて行けなかったこと」とかほとんど経験ないでしょ。
※Twitterにはいるかもしれません。都内の学校目線で言ってます。

私たちにとっては、困った経験が少ないから=生きることの課題がないから、人と同じ土台で生きていくしかないんです。人と比較して生きるのってすごく難しいことなんです。

よく、今の若者は自己肯定感が低いとか、幸福度が低いとか言います。でも、それって元々の0の基準値が高いからです。

無料で漫画も読める、飲食店に行けばおいしいご飯が食べれる。何でもサービス化して、消費されていきます。

学校ではやっている「iPhoneSE」を買おう、Twitterで話題の「100日後に死ぬワニ」、そんな同調とか美徳、人と同じでチャレンジしないことがリコメンドされています。

そんな中で、社会からは『あなたは何者ですか。何ができますか。』と問われます。

耐えきれないでしょ。しんどいでしょ。そりゃ自分に価値がないとも思いますよね。

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だから、私は

「今までの10年でも20年でも生きてきてすっげえな。お前が生きてるだけで価値になってるんだぞ。」

っていう事業をやりたい。

より深く言うと、

「お前、生きてるだけですごいのに、更に好きで夢中になってることもあるのか。ものすげえな。お前の好きなことを価値にしてみないか。」

っていう事業です。

正直コロナショックもあり、ビジネスの座組みは悩んでいます。

ただ一つ、考えているのは日本は少なくとも資本社会であるということ。つまり、お金を稼ぐことが評価されます。

私の一番好きな本に『投資家が「お金」よりも大切にしていること』というレオスキャピタル藤野英人さんの著書があります。

この本の中にあるように、「資金だけでなく、精神や人財、様々なエネルギーを投資することで、企業(人)の価値は向上する。」はずです。

だから、

事業内容:好きなものがある人にエネルギーを投資する事業

これが、株式会社otakuの事業内容です。


まとめ

そんな訳で、人生を賭けてでも解決したいテーマとして、

『好きを価値に出来る世界へ』

を株式会社otakuのミッションに据えました。

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正直、コロナショックもあり、当初考えていた事業からピボットしまくってます。

どんな事業内容になるのかわからないし、なんなら誰と組んでやるのかも考え中です。自分自身このテーマの為なら肩書にこだわりはないし、何でもします。

だから、優しい皆様助けてください!
一緒に、「あなたの好きなことを好きなだけで、価値になり評価される世界」を実現しませんか。
戦略アイディアやアドバイス、投資やコラボ企画などでも何でもご意見ください。オンライン面談や会ったほうがいい人などいたら教えてください。

もちろん、自分でも考えていますが、でも、もし、私のやることに興味のある人は、どうか一緒にその優秀な頭の端っこだけでも貸してください。

最後に、どうか、みんなが胸を張って、生きているだけでも幸せになれる世界が来るように!まずは、コロナショックに負けないことを祈ります。

頑張りましょう。

2020年5月3日


















いつもありがとうございます。少しでも皆様の為になることを願っております