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泡のライフハック〈フランス/シャンパーニュ〉

みなさん、こんばんわ(^○^) 3000円ワインの民、ますたやです♪

さて今夜は、近所のソムリエから教えていただいた「ライフハック」を、みなさんにもぜひお伝えしたいと思い、3000円ワインをたずさえてやってまいりました。

わたしはこの「ライフハック」を知ってからというもの、人生の幸福度が3%あがりました。3%ですよ。けっこうなあがり幅です。

さて、一体その「ライフハック」とは、なにか。


シャンパーニュ ワーグナー & コー ブリュット・トラデション[¥3000前後]

<ワインdata>
国:フランス(シャンパーニュ) 種類:泡 品種:ピノ・ノワール/ムニエ/シャルドネ ヴィンテージ:NV 生産者:ジョルジュ・クレメン インポーター:オーバーシーズ

<バランス>
酸味★★★★☆ 糖度:★★★☆☆ 香り:★★★★☆


夏の夜のある日、われわれ夫婦はいつものワインショップで、いつものごとくデイリーワインを探していました。この日たまたまお安くなっていたのは、泡。
なにせわたしたち、今はじめて公言しますが実はリーズナブル泡スキー
さっそくその重いボトルを手に取って、レジに向かったのでした。

わたしたちがこのお店でワインを買うときは、いつも「なんの料理があうか」をソムリエP氏に聞いています。

飲むことが好きなわれわれは、食べることも大好き。なので、ワインは「食中酒」として楽しむことがおおく、そうなるとどうしても、料理とのマリアージュを知ることが、至上命題になってくるのです。

「この泡って、なにに合いますか?」

この、純粋無垢な質問が、そののちのわたしの人生を3%幸福に彩る、とあるライフハックを生み出すとは、このときは考える由もありませんでした。

そのときP氏から発せられた名言が、こちら。
1(ワン),2(トゥー),3(スリー)!

「泡は、ビールみたいなものだから」

近所のワインショップ P氏による名言

泡は、ビールみたいな、ものだから…!!!!!(復唱)

この瞬間、わたしの脳内で「ガッテン」ボタンが連打されました。

え、めちゃくちゃわかりやすくない???

たとえばワインに合わせて晩ご飯を買うとき、「この白ワインは白い花の香りがするらしいからハーブ系の白身魚にしようか」とか、「スパイシーな香りだから黒コショウ系の牛肉がいいよね」とか、いちいち毎回スマホで調べながら、考えるんですよ。

できるだけ平日に料理をすることを避けたいわたしとしては、どうしてもスーパーのおいしいお惣菜に頼ることが多いのですが、

▶ たまに無理をするとこうなる

毎夜、お総菜コーナーで立ち止まり、スマホとにらめっこ。この時間、わたしとしては、できるだけ短縮したいと考えているのです。はやく帰って、ワイン飲みたいし。

とはいえ、大好きなワインに対する敬意として、せめておいしいご飯を買って帰ろうとは思っているのです。ですが、そうなると毎回コース料理を考えなくちゃいけなくって、…と、ワインに合わせた料理を用意することには、それなりに大変。

ところが。泡。きみですよ。

ビールと同じっていうんなら、それってつまり、なんでもいいってことじゃないですか。

餃子、からあげ、エビチリといった中華はもちろん、オムライス、パスタ、グラタンといった洋食にももちろん合う。
さらには、肉じゃが、ほうれん草の白和え、たまごやきみたいな、若干合わせるワインを選んでしまう和食にだって、ほとんど無理なく合わせてきてくれるわけですよ。

すごい包容力。

たまにありませんか?あーー今日はどうしてもたこ焼きが食べたい!みたいな日が。
ごてごてに重いボルドーワインを飲もうと思ってたけど、どうしても今夜はサーモンの刺身が食べたい!みたいな日が。

そんなとき、我が家は冷蔵庫に冷やしてある、を開けるんです。
「泡」、まじで最高に優等生です。


さてそんな「泡」のなかから今回ご紹介するのは、驚異の3000円シャンパーニュ、ワーグナーアンドコーでございます🥂嘘やん。

シャンパーニュといえば、フランス・シャンパーニュ地方で栽培された葡萄を、完全手摘みによって収穫したのちに、規定の熟成期間を経てはじめてリリースされるという、泡ワインのなかの王座に君臨するスペシャルワイン。

その手間暇の結果、お値段が高く、お祝いや記念の席で使われるワインとして、あまりに有名ですね。

かのナポレオンは、

「戦に勝った時こそ飲む価値があり、負けた時には飲む必要がある」

https://www.bottles.jp/hpgen/HPB/entries/352.html

と、語ったとされています。

いやあ、いいこと言うな~、ナポレオン。これもうナポレオン的にはライフハックでしょ。(シャンパーニュを飲むための)


しかし世の中、みながみな革命軍の隊長をやっているわけではないですし、みながみなが石油王と友達であるわけでもありません。

庶民派のわれわれはいつだってシャンパーニュの面影をその胸に感じながら、心優しいクレマンや、フレンドリーなCAVA、明るいスプマンテたちに、心を許すのです。


こちらのシャンパーニュ、実はインポーターであるオーバーシーズさんのサイトでは、上代6600円となっているのですが、

今回わたしが手に入れた阪神大ワイン祭では、ぎりぎり3000円を切る値段になっていました。

▶ 阪神大ワイン祭さんをはじめとして、おうちでできるワ活はこちら。

ほんと?と思い、インターネットの海をひととおり泳いでみたところ、確かにわりと3000円前後でお取り引されていることが多いご様子。

どうした、シャンパーニュ

ますたや、しばらく悩みました。
3000円ワインの民は、3000円台に忠実なんです。割引による3000円台は、ちょっとズル感あるから、3000円ワインの民的にはぎりぎりアウトなんですけど…

・・・・・うーん、よし、上代を見なかったことにしよう(解決)

と、いうことで、こちらのシャンパーニュ、自信を持って、驚異の3000円ワインです🥂

色合いは、うっすらとピンク色がかったゴールド。力強い泡立ちを感じます。フルートグラスにシュワシュワと立ちのぼる泡を眺めながら、「これからわたし、シャンパーニュ飲むんだ…!」と思うだけで、やたらと心が躍ります。

香りは、グレープフルーツやオレンジ、青りんごといった爽やかなフルーツ感。
ふんわりとですが、シャンパーニュ特有の「イースト香」(トーストしたパンのような香り)ものぼってきますね。うんうん、おいしそう。

酸はわりとしっかりありますが、味わいの全体像は、優しい印象です。
とはいえ、ピノノワール + ムニエの黒葡萄品種の割合が92%と、ブランドノワールにちかいブレンド比率になっているためか、実はしっかりとコクやボディが感じられるのが、このワインのおもしろいところ。

3000円で王者シャンパーニュが飲めると考えると、庶民のわたしたちとしては十分に貴族的な遊びができます。
華金の夜にシャンパーニュなんて、もはやそれって石油王じゃん…!


ちなみにこの日のワインのおかずは、東京有明の無印にて、適当に買いこんで来たものたちでした。

冷凍からあげに、ビーフのワイン煮込みに、キッシュに、サーモンのバジル焼きに・・・・・(味の大混雑)

全部のおかずにマリアージュした。(拍手)

泡は、ビール。それが、我が家のハッピー合言葉です。


それでは、ここまでお読みいただいてありがとうございました!また次の #ワ活#3000円ワイン でお会いしましょう♪ あしたはなに飲もうかなっ!3000円ワインの民、ますたやでした(^○^)

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■ ますたやとは:

関東在住の30代、3000円ワインの民(たみ)。ワインは週に約5本(休肝日2日)。夫婦で1本を分けあって飲みます。3000円ワイン以外のワインについては、Vinicaにて夫が更新中。2021年、夫婦でJ.S.A.認定ワインエキスパート取得。これからもおいしいワイン、いっぱい飲むぞ~!

twitter:@3000wine_tami
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