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「うちのワイナリー」で、ワイン会を開きました ~ますたやワイン会、公私混同編~

遊ぶように仕事して、仕事くらい本気で遊ぶ。

絶賛、そんなテーマを掲げて生きているわたくしますたやですが、今年のGWは日本でワインを造っていました。(パワーワード)

我がワ友の夫はといえば、「ちょっと行ってくるわ」という気楽な感じで、ワインを飲みに、南半球へ。

え、あたし、ゴールデンウィーク、ひとりじゃん………

と、ある日ふと気づいたわたくしますたや。
しかも、いくら遊ぶように働いているとはいえ、わりとまじめな勤労の民としては、遠出も深酒もできないわけです。

でも、ワインが飲みたい。絶対に、ワインを飲みたい。
しかも、できれば、誰かと飲みたい――

そうだ、うちのワイナリーで飲んだらいいんじゃない?!

というわけで、ここでまさかの公私混同ワイン会を思い付いたますたや。そうか、あたし、ワイン飲もうと思えば飲めるじゃん、自分のところのやつを…!

そんなわたしのナイスアイディア(※自画自賛)に、なんと7名ものみなさんがご参加の名乗りをあげてくださいました。
いや~~急遽のお誘いだったのに、ありがたすぎます。大丈夫?みんなヒマなのかな…??(失礼

直前なのに、つい手癖でイベントになってしまう。本気で遊ぶとこうなる。

ところで、自分で企画しておいてなんですが、よく考えたらこれ、自分の上司(※シェフ)に料理を造らせ、自分の上司(※醸造家)に給仕をさせるワイン会なんですよね。

あれ?それって、大丈夫なんだっけ?そういうのって、日本の文化的にどうだっけ……?

えっと………ま、いっか!(とにかく明るいますたや)

心躍るテーブルセッティングでございます

さて今回お集りいただいたのは、とってもゆるい繋がりのみなさんです。あまりにゆるくて、レストランのシェフMizukiには「名前のない繋がりのメンバーです」という、名前を呼んではいけないあのひとみたいな感じで、予約をさせていただきました。

まずはTwitterワイン友達であり、ブックロードのことをわたしなんかよりも以前から推してくださっているMikiさん、ボーヌの会以来のおひさしぶりです。1度会ったら友達で、2回目に会ったら親友です!(曲解)

以前はブックロードにもよくお越しくださって、Twitterでも宣伝してくださっていたとのこと。ここ最近はなぜか「わたしの役目は終わったかな」とひっそりとしていたそうなのですが、そんなこと言わず、いつだって推してください!

Nagiさんワイン会でお初にお会いした、marikoさん猪鹿さん。おふたりも二度目なので、もう親友ですね(一方的)。

marikoさんは今年ワインエキスパートを受験されるということで、大変さが身に沁みます…がんばってください!超美人なのに、ソーヴィニヨンブランの日だからと超ナイスなTシャツを着て来られました。滲み出るユーモア。すき。

ソーヴィニヨンブランTシャツと、ブックロードTシャツのコラボ(※宣伝)

猪鹿さんは、わたしがTwitterで『ゴールデンウィーク、誰かとワイン飲みに行きたいな~(チラ)』とあからさまにかまってもらおうとしたところ、一番に釣られてくださった素敵女子。
「ますたやさん、誘ってもなかなか釣れないんだもの」とのご意見を頂戴しましたが、そうですわたしこう見えて、実はワイン会を開かないで有名なますたやなんです…というわけで、今回のワイン会は猪鹿さんのおかげで開催されたようなものだったのでした。ありがとうございます!

ゆう&ゆりご夫妻はgurutai_tokyoというInstagramを運営されており、インスタグラマーとして、台東区の飲食店のご紹介やイベントを開催されています。

地球は俺のベッド、ブックロードの所在する台東区は「俺の庭」ということで、ブックロードにも以前からボランティアなどにお越しいただいていたとのこと。むしろ、「俺の庭でますたやが急に働き始めた」状態になってしまって、図々しいにもほどがありますよねすみません😂

余談ですが、もともとブックロードワイナリーを知ってくださっている方からは、「なんでブックロードにますたやが?!」と、よく言われます。いやもうほんと、すみません。ふつうに、就活しました…笑

ダイチくんとは、Podcast番組『ワインの輪』を通じて友達になりました。急に「ますたやさんとの馴れ初めは…」とか言い出して、照れるじゃん🤭(照れるなよ)

そんなダイチくんですが、実は有名&骨太なPodcast番組『文学ラジオ 空飛び猫たち』を主宰しておりまして、馴れ初められて照れてる場合じゃないんですよ、ほんと。なんせもうすぐ20万回再生だそうです、20万回ですよ?!すご…

ダイチくんとは先日、縁あって『ペアリングトークラジオ』という番組を一緒に撮らせてもらいました。ふたりでワインを飲みながら、浅い話からちょっと深い話まで雑談を繰り広げる番組。たぶん、いい感じの話をしたんだと思います。なにしゃべったか覚えてないけど!
5/14あたりから放送開始らしいので、お楽しみに。

そしてここに、前の職場の元同僚であるOさんも加わってくださりました。
Oさんとは、このふつか前にも一緒にワインを飲んでいますし(すきあらばワインを飲もうとする)、これまでのイベントにもちょいちょい顔を出してくださっています。それ、もはやたまたまおなじ職場にいただけの、ただの素敵なワイン友達だな。もう親友を通り越して、家族なのかもしれません。(ちがう)

▶ これとか。

という感じのゆるいメンバーで構成された、公私混同ワイン会。
参加者のみなさんどうし、お互いにほとんど初めまして。ワイン会あるある、ちょっとどぎまぎしながらのスタートです!

ますたやのロンリーナイトにかんぱーい!
乾杯ワインは、甲州スパークリングです

ちなみに今回のワイン会は、ブックロードワイナリーレストランを貸し切って開催しました。

ブックロードワイナリーレストランは、ランチはどなたでもお越しいただけるオープンなレストラン。でも、このディナー営業は『TAPスパークリングワイン会員』しか利用することができない、ちょっと特別な場所なんです。

これ、ますたやが、職権乱用して使ったと思うでしょう?

ふつうにわたし、TAP会員です(ただのファン

というわけで、これはわたしの完全プライベートタイムなんですよ。……給仕してくれるのは、上司だけど!

「のちほどシェフがやってきます」でやってくる、シェフMizuki(上司)
前菜三種からスタート
牛肉のカルパッチョに、『富士の夢』があう~

ブックロードにレストランができたのは、2022年の9月です。さらにランチがはじまったのは今年の3月ということで、まだまだ始まったばかりのプロジェクトなのですが、レストランをひとりで切り盛りするMizukiシェフ、これまでに料理の経験はなかったんだそう…!

こんなに美しくて美味しいのに…??いや~~~~未経験はダウトでしょ…?!(失礼)

アスパラとたまねぎの冷静スープと、新発売のかもし甲州が優しく寄り添う
サーモンのコンフィ。もう1個食べたいくらい美味い。ぜひ試食させてほしい(仕事で)
パリッとした酸味のオレンジデラ。ワイン単体よりも、食事とあわせて本領を発揮するタイプ。こないだ畑でからあげと一緒に飲んだら、美味しすぎて瞳孔開いた(生きて)

ちなみに今回いちばん驚いたのは、カベルネ・ソーヴィニヨン、オーク・スティックでした。

このワイン、ボトルのなかに「オーク・スティック」なるものが浸されているのですが、要するに樽の香りがつけられているんですね。ステンレスタンクしか持てない我が狭小ワイナリーの、苦肉の策というわけ。

これ、今までもいただいたことはあるのですが、正直『ちょっと、樽が勝ってるかな?』と思ってたんです。カベルネがやや軽やかなので、今すぐに飲むにはちょっと、新樽っぽさが目立つかなぁ、なんて思ってました。

カベソー・オークスティックと、飛騨牛ステーキのシャリアピンソース。シェフMizuki、料理したことなかったとかダウトでしょ?!(失礼)

ところが、レストランのきちんとしたグラスでいただくと、これが……美味いんだな。

脂身のすっきりしたあまい赤身のお肉に、おおぶりのグラスから香る樽香。すっきりした酸のくちあたりと、若さゆえのフルーツ感。ほんの少し年月が進んでちょっとこなれ感も出てきてて、これがなるほど確かに、ばっちりお肉に合ってるんですよ。

思えばこれまでは小さな試飲カップでいただいてたなと思って、やっぱりグラスによって変わるのか…!と、ハッとしました。

いや~~~これはいい発見でした。「うちのワイン」の新しい魅力、再発見。こうやって何回も新しく出会うから、ワインって楽しいんだよな~!
わたし、またあしたから、お客様に新しいご提案ができそうです(仕事熱心)

本日のパスタは「トラパネーゼ」。アーモンドとガーリックの、ほんのりとした甘やかさに癒され。ワインは「アジロン」を合わせました。
まるで白ワインを飲んでいるかのようなゼリー。デザートがついてるコースって、しあわせ…

なお、この日は醸造家須合がホールに立ってくださり、ワインのサーブやワインの説明をしてくれていました。

・・・いや、ナチュラルに醸造家本人がいるワイン会て!なんという贅沢かよ。

オレンジデラウェアがなぜ酸味が強いか、「タコ」のエチケットに隠された秘密、トイレの壁のDIYのやり方など、わいわいワインをいただきながら、たくさんのことを教えてくださいました。

これ、別にわたしがナカノヒトだから特別ver.だったわけではなく、単純にスタッフの人数がすくなすぎて、わりとご本人が出て来てくださりがちなんですね。(まさかの)

かつて、わたしが初めてブックロードにお客側でうかがったとき、メディアで見たことのある醸造家がふつうにワイナリーの店頭に立っていて、びっくりした思い出があります。いる?ふつう、店頭に。醸造家が(驚きで倒置法)
いつかの世界を旅するワイン展のときもそうでした。あ、めっちゃ須合さんいるじゃん、っていう。いる?ふつう。醸造家がっ(略)

ちなみに就職面接で醸造担当の人数を聞いたときの答えは、「ひとりだよ」でした。まさかの醸造長がひとりで造るスタイル。

自分で造って、自分で売る。「ものづくり」の基本を、こんなにも地でいくワイナリー。
ものづくりの始まりから終わりまでを体験できるうちのワイナリーで、一緒に楽しんでくれる仲間を、今か今かとお待ちしています!(まさかのリクルート…!)


というわけで、初めましてどうしもワイワイ盛り上がった、ロンリーますたやGW公私混同ワイン会。ワインって、ほんとそういうところ、あるよね。だいすき。
主催としてもあちらこちらでそっとご縁が繋がっていくのを、嬉しい気持ちで見ていた会だったのでした🍷

ちなみに費用はコース5500円と、ワイン6本であわせておひとり8200円。ワインは小売価格でお出しできますので、「うちのワイン」がお好きな方には、超オススメです。

そんなわけで、こう見えてなかなかワイン会を開かないで有名なますたやではございますが、これからもたま~~~~~~に気が向いたときにお誘いしますので、ぜひ、乾杯しましょう!どちらかというと、誘ってください!

いやあ~、楽しかった🥰ご参加くださったみなさん、ありがとうござました!また飲みましょう!

そして、上司であるシェフと醸造家のおふたりには、大変お世話になりました。あしたからもまじめに働くので、いろいろ大目にみてください…!(業務連絡)

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■ ますたやとは:
関東在住の30代、3000円ワインの民(たみ)。ワイン好きが高じて、2023年3月から都内のワイナリーで働きはじめました。
2021年J.S.A.認定ワインエキスパート取得/2022年コムラードオブチーズ認定。夫もワインエキスパートを取得し、現在はWSETLevel3を英語で挑戦中。

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