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実質休肝日に飲んだワイン〈ドイツ/リースリング〉

こんばんわ(^○^) 3000円ワインの民、ますたやです♪

さあ、本日は先日公開しました【 デザートワイン大全集 ~ 神々の声をきけ ~ 】の番外編。3000円ワインのご紹介です!

▶ たくさんのご反応をいただき、ありがとうございました!

いやあ、楽しいお祭りでしたね!🍷
あんなにたくさんのデザートワインの知見を、一度に知ることができたのって、大げさでなく人生で初めてだったと思います。
なにせわが家はふだんデザートワインを飲むことがすくなく、完全に神々の情報頼りでした。これぞまさに神頼み。

ワインで困ってるひとを放っておかない、ワインに困ってるひとに正しい道を示してくださる。
まだまだ新参者のわたしですが、ワイン界ってほんとなんて親切な星なんだ…!

あと、ちょっとほっとしたんですけど、ひょっとして… ワインのことになるとついうっかり早口で説明しちゃうの… アタシだけじゃないな……?(^//^)(神々に失礼)

そんな、神々への親近感も感じつつ、みなさんの大人としての親切さにありがみを感じつつ、続々と集まるおいしいワイン情報を追いかける夜に、ワインを飲まずにいられるかーーーい!

ということで、うっかり肝臓くんに時間外労働をさせてしまいました。

懺悔の代わりに、このとき飲んだおいしい #3000円ワイン を紹介します!


ロルヒャー リースリング クワルツイット ファインヘルプ [¥3850]

<ワインdata>
国:ドイツ(ラインガウ) 種類:白ワイン 品種:リースリング ヴィンテージ:2020 生産者:Graf Von Kanitz(カニッツ伯爵家) インポーター:株式会社ワイナックス

<バランス>
酸味★★★★☆ 糖度:★★☆☆☆ 香り:★★★★☆


デザートワイン情報を眺め続けていたことで、完全に「甘いやつ」を欲するくちになってしまったますたや。
しかし、このときの我が家に「甘いやつ」のストックは見当たりませんでした。

うーん、そうですか。知ってた。

知ってたんだけど、くちは「甘いやつ」を欲しがってるんですよね。こういうときって、「甘いやつ」が飲みたいんですよね~。うーん、どうしようかな~… 時間も時間で買いに出られないし…
そんなことを考えているとき、我が家の小さなセラーのなかから、このワインがじっと見つめていることに気づいたのです。

・・・・そうじゃん、こんなときの、ドイツじゃん!


さてこちらのワイン。入手先は、銀座ワイナックスさんでした🍷

▶ いろいろな概念の崩れる音が聴こえる、銀座ワイナックスさん初訪問の記事はこちら。

ワイン名には「ファインヘルプ(=洗練された辛口)」と銘打たれていますが、これは「ハルプトロッケン(半辛口)」とほぼ同義。
実際にワイナックスさんでも、ハルプトロッケンと紹介されています。

ハルプトロッケンとは、中くらいの辛口(ドライ)ワインのこと。
ただ、どうやらドイツでは「ハルプ(=半分)」という表記が場合によってはネガティブに響くようで、「ファインヘルプ」の表記が流行っている、ということらしいです。(参考:ドイツニュースダイジェスト) いろいろありますな。

えっと、つまりこのワインは、「まあまあ辛口やで!糖もあるけど」と言っている、ってことですね。教えてくれてありがとう!

硬派にみえて、実は優しい。酸味もあるのに、どこかしら甘やか。
そんなギャップが、ドイツワインの魅力。

さっそく、コンビニ裏で子猫をなでるまじめなサラリーマンを思い浮かべながら、長いボトルの先からワインを注いでいきました。グラスが遠い。(長くて)


さて、まずは外観ですが、

淡い…!

おおー、これはだいぶ透明にちかい色をしています。
リースリングって、白ワインのなかでは比較的酒質がつよいものも多い印象ですが、こちらは色合いから考えると、それほどつよつよワインではなさそうに見えます。

グラスに鼻をちかづけてみると、おお、来た来た!「ぺトロール香」!
強さにして10分の4ほどですが、ちゃんと鼻先をかすめていきます。
品種特徴香って、なんか嬉しくないですか?わたしは品種特徴香大好きウーマンなのですが、このワインにも思わずにんまりしちゃいました。

ああ、いいよいいよリースリングちゃん、その調子!リースリングちゃん、がんばって…っ!


さて、ひとくち口内に含んでみると、おお、なるほど酸が強いです。
レモンをまるごと絞ったようなフレッシュな酸が、じゅわあっと口内に広がります。

間違いなくちゃんと糖度もあるのですが、どちらかというと、酸味推し。

ワイナックスさんでは、こんな紹介文もいただけます。

飲み終わったあとも、余韻に続く塩味が長いていきます。うーんこれは、Twitterにいいねを押しながら片手間に飲むよりも、料理と合わせたいワインだ……!

思い付きであけたため、温度も高めで飲んでしまっていましたし、うんよし、もうちっと冷やしてから、翌日に飲んでみることにしました。泣く泣く…!


[二日目]

おいしくなったね!!!!

お~~これは嬉しい変化です。前日よりも酸が落ち着いて、温度も低くしていたため、ジューシーさがさらに際立っています。
全体的なバランスも整って、うんうん、これだとぺトロール香もいいアクセントになってます、好き…!

せっかくなので、ドイツ風ソーセージ&プレッツェルを合わせてみました🥨
プレッツェルの塩っぽい風味が、ワインの余韻の塩味とほどよくマッチングしてgood👍

きっと、ザワークラウト(シュークルート)を使ったスープなんてばっちり合いそう!

▶ shokoさんが指南くださる、おいしそうなシュークルートスープ!実は作ろうと思ってたけど、塩豚を用意するのが面倒になってソーセージになった説のあるますたや家。料理できるかたは神様なのかな??

こうしてみると、ドイツ料理ってシンプルなわりには油分が多く、料理だけではちょっと胃もたれしそうな感じもあります。

ところがそれらの料理を、このワインのように酸味がしっかりと残ったワインと合わせることで、こてっとしてしまいがちな後味を、すっきり洗い流してくれるから不思議です。

ソーセージを食べたらワインを飲み、ワインを飲んだらソーセージを食べ、ザワークラウトをはさんでからソーセージを食べ、またワインを食べてソーセージを食べ………

そこには、終わらない輪廻が待ち構えています。


このワインを1本飲み終わることには、

1本を二日に分けて飲んだから、今日は実質休肝日

という新しい休肝日の概念の提唱者となったますたや。

ほら、人生って、単発勝負じゃないから。総合力だから。
という謎の説得力を発揮しながら、ドイツワインとの優しい夜が過ぎていったのでした――


それでは、ここまで読んでいただいてありがとうございました!今日の記事はここまで。また次の #ワ活#3000円ワイン でお会いいたしましょう♪ 3000円ワインの民、ますたやでした(^○^) おやすみなさーい!🌙

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■ ますたやとは:

関東在住の30代、3000円ワインの民(たみ)。ワインは週に約5本(休肝日2日)。夫婦で1本を分けあって飲みます。3000円ワイン以外のワインについては、Vinicaにて夫が更新中。2021年、夫婦でJ.S.A.認定ワインエキスパート取得。夫はワイン検定講師もつとめます。これからもおいしいワイン、いっぱい飲むぞ~!

twitter:@3000wine_tami
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