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3000円ワインまとめ

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3000円台のワインである『3000円ワイン』についてのまとめマガジンです。 ワイン好きのアルパカが、とある3000円ワインについて考えたことや妄想したこと。 そんなワインエッセ…
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#ピノノワール

[3000円ワイン]うっかりますたの休日。〈フランス/ピノノワール〉

恥の多い生涯を送ってきました。 わたしはとかく不注意が強いタイプで、落ち着きがないのに確認もしないので、よく失敗します。 ひとつひとつは、ささやかなこと。 たとえば、できあがったばかりのチャーハンを皿に盛るつもりで全部床にぶちまける。チーズケーキを焼くのに砂糖を入れ忘れる。オリーブオイルのボトルを盛大に落とし、しばらくつるつるの床で過ごす。 コンビニで「紫の野菜ジュース」を買ったつもりが、帰ってくると「トマトジュース」だったりします。「生クリームパン」を買ったつもりが、

夫氏、WSET受けるってよ〈ニュージーランド/ピノノワール〉

『WSET』という、ワインにまつわる資格をご存知でしょうか。 読み方は「ダブリュー・エス・イー・ティ」、日本では「ダブリュー・セット」と略して呼ばれることの多い資格です。 この資格を認定しているのが、ロンドンを本部とする教育機関『Wine & Spirit Education Trust』。つまりこの「ワインとスピリッツに関する教育企業合同」によるワインの認定資格が、「WSET」というわけです。 なぜ、このような話をするかといいますと、どうやら夫が受けるらしいからです。急

ピノノワール味のピノノワール〈南ア/ピノノワール〉

わたしが最初に覚えた赤ワインの味は「シラーズ」でした。 濃い紫色に、コショウの香り、ぎゅうっと口内を締めるタンニン。 このあと、「エレガント」なシラーに出会いわたしのワイン観がポジティブに崩れるまでのつかの間のあいだ、シラーズはわたしのなかで「わかる、赤ワイン」の王座に君臨し続けました。 一方、「わかる、赤ワイン」の座からもっとも遠かったのが、なにを隠そうピノノワールでした。つまりピノノワール、「わからない、赤ワイン」。 ▶ ピノノワールスキー憧れの(オールモースト)ロ

オールモーストロマネコンティを飲む。 〈フランス/ピノノワール〉

前回の記事では、楽しかったますたや春のワイン祭り🌸についてレポートしました!楽しさを共有してくださったみなさん、ありがとうございました🥰 ところで、実はこのお祭りには、2本の3000円ワインを忍び込ませていたんですよね、あれですよサブリミナル効果ですよ。 ふふふ… 3000円ワインの民、抜かりない。 美味しい3000円ワインを、意識と潜在意識の境界領域に差し込んでいくことで、生体が3000円ワインを購入するよう仕向けているんですよ抜かりない。 今回の3000円ワインは

マダム・ルロワな夜 ~フランス(ブルゴーニュ/ガメイ&ピノノワール)~

こんばんわ(^○^)3000円台のワインをこよなく愛する3000円ワインの民、ますたやです♪ さて、本日ご紹介する3000円ワインは、メゾン・ルロワのコトー・ブルギニヨンでございます🍷 「ルロワ」といえば、ブルゴーニュにおける超有名女性生産者のひとり。 ルロワ女史は、かのドメーヌ・ロマネ・コンティ(DRC)の共同経営者として、ワイン造りと葡萄を買い付けるネゴシアン業にたずさわります。しかし1988年、より健全な畑のちからによる葡萄栽培を決意し、自身のドメーヌを設立。結果的

今夜わたしが頂くワインは?〈フランス(ブルゴーニュ)/ピノノワール〉

こんにちわ(^○^) 3000円ワインの民、ますたやです♪ みなさん、「今夜飲むワイン」って、どのように決めてますか? われわれますたや夫婦は、ワインが大好き。週に5日のワインナイトを、毎日たのしみに生きています。 そんなわれわれの朝。在宅ワーク中の夫を家に残し、玄関に向かうますたやの背中に、夫がお見送りの声をかけてくれます。 「今夜なに飲むか、決まったら連絡ちょうだい」 いってらっしゃいよりも、気を付けてね、よりも、なにか忘れものない?よりも、大事な合言葉。 『

『作り手買い』と、チーズバーガー現象。〈フランス(ブルゴーニュ)/ピノノワール〉

みなさん、こんばんわ(^O^) 3000円ワインの民、ますたやです♪ ところでみなさん、小説の『作家買い』、されますか? ますたやには、新刊が出るともう内容なんかまったく確認しないまま、流れるようにエクストリーム納税する小説家が3人います。 それが、村上春樹氏、よしもとばなな氏、西加奈子氏のますたや的御三家です。 わたしはわりと本が読めるほうのアルパカなので、ご本に関しては基本的に、どれも最後まで読み通すことができます。 それこそ、前の記事(▼)にもあるように ”一

澄んだ、輝きのある、オレンジがかった二次試験。〈フランス/ピノノワール〉

こんばんわ(^○^)3000円ワインの民、ますたやです。 ワインエキスパート試験、おわりました。おなじく頑張った受験生のみなさま、お疲れさまでした! ▶ ふつか前の下見にて。わたしレベルの不注意だと、椿山荘とか八芳園あたりと間違えそうだったので… いやあ、飲みましたね。 ちまたでは、二次試験まえは「スタンダードなワイン」を飲むことが推奨されるわけですが、例にもれずますたやも「スタンダードワイン」を日々テイスティングする日々でした。 つらかった。いや、これがなんという