心理的安全性と多様性を意識した日

経緯

私たちは働き方改善のためにトップダウンで集まったチームで、各人は複数組織から選抜されたメンバーでした。
このチームでは各々が意見を出しあい速度感をもって成果物が作成されていきました。成果物を公開したとき「そもそもこれ何?なんでやる必要があるの?」というネガティブフィードバックを得た際、自身も含めメンバーがフィードバックを受け入れられていないように感じました。
そのことを振り返った際に心理的安全性と多様性について考える機会を得た。という話です。

ふりかえり

チームの状況

経緯に書いた通り、今回集まったメンバーは働き方改善で適用する手法に関して比較的詳しいメンバーが選抜されてたので、ツーカー(古い?)の関係性で成果物を作ることができ、会議の盛り上がりもあることから雰囲気は良い感じでした。
一方で盛り上がりがゆえに「これは良くないかな?」と思うときでも「まぁ、この人なら指摘されてもなんとかするか・・・」とか「今の流れを遮るようなこと言うのもよくないか・・」と意見を言わなかったこともありました。
このように雰囲気としては良い場合でも意見が言えないこともあり「心理的安全性がない=雰囲気が悪い」ではないことを知りました。

私たちが心理的安全性を失った理由

チームの状況が良くないと感じ、チームを立ち上げた上司に相談をしました。その話の中で「多様性がなくなっているのかもしれないですね」という発言があり今回の気づきにつながります。
その意見を聞いて振り返ると、チームメンバーの知識的なベースラインやモチベーションがそろっているが故に、活動において自分たちと同じ理解があるという暗黙の前提前提条件に合わない人を置いてけぼりにしていたように思います。(多様性の欠如)
これにより、チーム内では前提条件から外れた意見はしづらく、チーム外に対しては前提条件が合わない人からのフィードバックを受け入れることもできなくなってしまいました。(心理的安全性の欠如)

良いチームではなかった?

文章にすると相当性格が悪いように見えますが、攻撃的な発言があったとか特定の人だけがずっと喋っているとかそういった類のことはなく、全員が主体的に動いて成果を目指す良いチームでした。
今回のような一見良いチームでも、空気を乱さないように~といったちょっとした遠慮から、チーム内で異なる意見が出ず自浄作用が働かなくなり暴走気味になっていたと今は思います。

これから

これからは意見の幅を広げるため、これまで関わってなかった人たちも加入してもらいたいと思います。
また私自身も同じ轍を踏まないように「○○だからいいか」というのをやめて、異なる意見は出していきたいと思います。
ただし、多様であればなんでも言っていい。というわけでもないと思うので、会話のルールを作るなど安全に意見を出せる環境を作りたいと思っています。

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