オンライン授業が始まると格差が広がる話

オンライン授業で格差が広がると話題になっています。

1点目はインターネット環境を含め家庭におけるICT環境の格差です。いくつかの市町村では早々と端末を配布して不平等の解消に乗り出しています。

もう1点はこちらで取り上げられていた問題です。

【落合陽一】デジタル化する教育現場の課題とポテンシャル


オンライン環境が整ったとしても、モチベーションの格差があるという問題です。

オンライン授業でのモチベーションの変化
とてもモチベーションが上がっている :20.4%
モチベーションが上がっている :12.7%
変わらない :21.5%
モチベーションが下がっている :13.9%
かなりモチベーションが下がっている :31.6%
「【落合陽一】デジタル化する教育現場の課題とポテンシャル」より

オンライン教育でモチベーションが上がる層は、「自由な時間が増え、自分のやりたいことを探求できるから」と答えているそうです。反対に教室の緊張感が必要であったり、環境が整ったからと言って学習に向かうわけではない層はますますモチベーションを下げるというお話でした。

私のクラスでもGoogle Classroomでアンケートをとったところ、ほぼ同じような結果が見られました。授業はYouTubeを利用した動画配信です。成績上位陣はモチベーションが上がっており、自分のペースで学習できる・好きな時間に学習できることを歓迎しており、それ以外の生徒はやはりある程度の強制力が働く教室や時間が指定される、ライブの授業を求めていることがわかりました。

オンライン教育にモチベーション高く取り組める層は在宅学習、モチベーションが低い生徒は投稿させて、三蜜を避けた状況で勉強させるというのが当面の落としどころかもしれません。

実際に小学校などでは学校自体は休校にしているが、保護者が共働き等の場合、生徒を教室に分散させて登校させていたりもしますが、ねらいは異なっていてもそれに近い形になります。



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