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【落合陽一】デジタル化する教育現場の課題とポテンシャル(限定公開ダイジェスト)のメモ②

【落合陽一】デジタル化する教育現場の課題とポテンシャル(限定公開ダイジェスト)でコメンテーターの方々のそれぞれの意見をメモしてみました。

こちらが前回の記事のまとめです。

前回はコロナ後の社会で戦える人材についての話でしたが、今回は教育に焦点を絞った内容です。

1.松田悠介:教育格差是正のチャンス


 工業化社会の教育:偏差値の高い大学入る事が求められた。学校での学力保障+家庭での社会経済資本による追加学習で学力が伸びていた。追加学習が受けられない子供が学力が上がらなくて就職に苦労していたおり、学校は学力保障をしていた。

 情報化社会の教育:偏差値の高い大学に入って良い企業に入るという構造は変わっていない。情報リテラシー、国際化、不確実性の高い時代に子供たちに準備させることを国から学校に要請された。教育内容を追加はするが減らしてないので、どっち着かずで、不安定な子供たちが増えた。(経済的に豊かな子供たちはその限りではない)学校を出てからの福祉の領域が広くなっている。学校そのものも福祉的な機能も持っている。

オンライン教育では詰め込み教育がより効率的。であるが、オンライン環境が整っていなければ、格差はより広がる。

【学びに対するモチベーションの変化(オンライン化したときの)】
とてもモチベーションが上がっている:20.4%
モチベーションが上がっている:12.7%
変わらない:21.5%
モチベーションが下がっている:13.9%
かなりモチベーションが下がっている:31.6%

“とてもモチベーションが上がっている”子供たちに理由を聞くと、拘束時間が減って、自由な時間が50%程増えたので、好きなことを探求できると回答された。

“かなりモチベーションが下がっている”が31.6%もいるので、オンライン教育が全て良いわけでは無い。今までの学校教育を短くするという意味ではオンラインは有効である。

コロナと東日本大震災の違いは被災地域の広さ。これは今からすべてを変えるチャンス。

子供にはリアルな人が必要。学習は独りでは難しい。

大学生は自立して出来るかもしれなない。

先生たちにもゆとりが生まれている、教育の本質を考える機会でもある。Netflix、youtubeなどに時間を費やさなければ、ゆとりの中で考えれば考えるほどうまくいく。

2.宮田裕章:今まで以上の価値ある教育を


フランスのマクロン大統領が言うように格差社会が拡大してしまうので対面教育を再開させたい。これまでの教育全てが素晴らしいわけでは無い。我慢に我慢を重ねて綺麗な歯車を作るような忍耐力を育む教育という意味では最高の効率。今社会に求められる人材は、祭りを一緒に企画するとか商店会の中でプロジェクトをするような人材である。年中一緒にいる必要はない。

高度教育が大都市にしかなかったために年に人が集中してしまった。地域にいたとしても最高教育が受けられるような状態が必要であり、現状の教育をそのままオンライン化のではない何かが必要で、それが格差の克服に繋がりそう。

 ルーチンワークの中でどのように提供するのかばかり考えてきた。今まで提供してきた中で素敵じゃないものもあったので、今度、それを捨てて変革できる可能性はある。

3.落合陽一:教育格差はPCスペックに依存


耳でつながりながら目で作業をしている感じが、パワーポイントで発表している感じと全然違う。教育に関して教員が慣れていれば大丈夫。教えられる側よりも教える側の非認知能力の方が重要。

オンラインゲームではスペックが高いPC、モニタを持っている人が勝つ。教育同様の格差が起きていいわけが無い。

ラジオ化するオンライン教育は聞き流してしまう、緊張感が重要。小中学校では先生が緊張感を作るのが上手い。

4.竹中平蔵:ポストコロナの構想力


リアクティブ(受け身)の対応では無く、プロアクティブ(能動)な対応が必要であり、プロアクティブに対応可能なポストコロナに対する構想力が必要。

教育格差を埋めるのに必要なデジタル環境を構築するのに必要な予算は1兆円程度、補正予算103兆円組めたのだからやれるはず。

以降はNeswpicksで。

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ブログもやってます!(うちもリモートワーク…)

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