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エッセイ 夜の世界に浸る

昨日の夜から私は、怪しげな地元の友人(すでに社会人)と酒宴を開き、麦酒(ビール)をたらふく飲んで(お酒は大変弱い)、大層ご満悦であったそうだ。

柿の種わさび味と麦酒「本麒麟」というのは、本当に恐ろしいモノで、世界征服した心地にさせてくれる。また、私が最近疲れているという話をすると、怪しげな友人Aが「吸うか?」とタバコを一本差し出してくれた。

多少咳き込みながらも、久方ぶりに吸った煙の味は大人世界へと連れ立ってくれると同時に、罪悪感をもたらしてくれた。

夜になびく風と共に舞う白煙。

「これでイイのだ」

私はボソッとつぶやいた。

※世間は「タバコは百害あって一利なし」と言うが、喫煙者がそんな当たり前のことを知らずに吸っているだろうか。ちなみに私は論壇に立つなら、「百害あっても吸うからタバコなのよ」派であることを宣言する。

そして、頭が痛かった今日は、昨日の無明の世界に想いを馳せて、森見登美彦の小説「夜行」の漫画版を読んだ。

少女漫画風のデザインにウキウキしていたが、読了後は気分があまりよくなく、不気味な印象でしかなかった。

夜の世界にまつわるお話で、現実と幻想の境界線が融解しており、「今読んでいるのはどういう世界なのだ?」と脳内を右往左往させながら読んでいた。

さて、来週はかなり忙しくなる。
現在、レジュメをポリポリ作っている。
毎度おなじみで、有益なことをしているとストレスが溜まって仕方がない。

大変不愉快!迷惑千万!

「昨日の夜の世界に戻らせてくれ!」

「後、フワフワした煙が吸いたい」

作業が上手く行かないことに対して、すぐに逃げようとするのが私の駄目たる所以である。





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