運命の結果
運命の日が終わろうとしている。
複数の読者から「エライコッチャ半島からオサラバするの?結局どうなったの?」「アナタ、私を置いて行かないで。一生エライコッチャでいいじゃない」といった質問や抗議の電話が鳴り止まなかったので、この場にて回答することにした。
結論を述べると、エライコッチャ半島の精神的支柱として、もうしばらく居てほしいとのことだった。
器の広い筆者は上層部が頭を下げて懇願するものだから、「まあ仕方なかろう」と煙管を吹かしながら応じたわけである。
純潔が奪われる心配がない点において、エライコッチャ半島は評価される場所である。魅惑だらけのトー横はなく、ホテル・東横イン近くでたむろする「トー横インキッズ」があるのみだ。
しかし、その反面、刺激が足りない。筆者は常々思う。この地で、多感で人格形成に大いなる影響を与える20代前半を過ごしてよかったのかと。
こうした内省を重ねると、筆者は自分の生き方に疑念を抱くのである。
さてどうしたものか。悩んだ筆者は今日、コメダ珈琲において、何か仕事以外の爪痕を残すべく、文章の創作に励んだ。2時間格闘した結果、全く進捗がなかった。とどのつまり、エライコッチャということである。
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