ロンドン🇬🇧から２ヶ月ワーケーションしてみた。メシマズは本当なのか

2024年6月16日 23:26

おつかれさまです。ソフトウェアエンジニアっぽいことをしていますMikiです。

２０２２年のコロナが明けたくらいから、国外問わず転々とリモートワークをしながら生活しております。
このようなことをしているとワーケーションに興味のある人に色々聞かれたりするのですが、流石に何ヶ月か経過するとその時の感動とか発見を忘れてしまいます。そこで、その時の気持ちを何か文字として残しておけないかなと思い筆を取った次第です。
筆といえばちなみに母親は書道を教えるような人だったんですが、私は字が下手くそすぎてダメです。宿泊先で宿泊名簿の記載を求められたりお祝儀袋に金額を書くたびしんどいです。早くデジタルになってしまえ！

今回は初めてヨーロッパでワーケーションをしたロンドンの話をしようと思います。

ロンドンにいったきっかけと渡英まで

もともとDQとFFで好きすぎる幼少期で育った私は人よりヨーロッパの街並みや雰囲気に憧れを持っていました。ハリーポッターも好きだったので、イギリスに行ってみたい、むしろ住んでみたいという野望があったんですが、世間の荒波に揉まれてボロ雑巾とまではいかないが擦れてしまった私はすっかりそんなことは忘れた大人になっていました。
一方、私が所属しているUPSIDERがフルリモートフルフレックスOKなのでしばらく日本全国を旅をしながら働いていました。その時のCTOがロンドン在住で「あれ？別に私数ヶ月ヨーロッパに行ってもいいのでは？もしかして野望叶うんでは？」と~~トチ狂った~~思ったのがきっかけです。

ロンドンに行こうと決めてからは、まずはロンドン行きの飛行機と長期の滞在場所を出来るだけ安く抑えました。その後どんどん円安が進行していったので早めに抑えて本当に良かったです…。チームメンバーにも「ロンドン行くわ！」と、ことあるごとに豪語するようにしました。
また、業務のオペレーションのマニュアルを以前より意識的に整えたりフローを整備したり、必要なミーティングは日本時間の夕方（ロンドンでは午前）に寄せるなどしていきました。協力的な会社のメンバーには感謝してもしきれません。
ついでに英語も頑張ろうと、１日３０分はシャドーイング（英語を聞きながらそれを真似して発音する発音訓練）とその録音の添削をしてもらうサービスを３ヶ月ほど、技術コミュニティで日本に興味のあるアメリカ人を捕まえて週１で雑談するなどしていました。無駄にブリティッシュアクセントを学んでみたりしましたが、いまだに違いがよくわからないです、無念！

旅立ち〜滞在したところ

今回はLCCかつ手荷物は預けたくなかったので無印のリュックとトートバックという軽装で向かいました。
国際線に乗りために成田に辿り着き、そういえば一人で海外に長期間行くのは５〜６年ぶりだと気づいて、やっと人並みに不安＆面倒になってきました。帰りのことは全く考えていなかったので不法滞在の疑いで入国止められたらどうしようとか、カードを止められたらどうしようとか、ロンドンで何もかも不味くて食べるものなかったらどうしようとかとか。
行きたいと行って参加した飲み会の直前にめちゃくちゃ行くのが億劫になってくる気持ちに似ています。（多分）

とはいえ予約してしまったので、その気持ちをよそに飛行機に乗り込みました。乗り継ぎ時間含めて50時間という長旅で、片道4万円という破格です。シンガポールの空港のトランジットは9時間でしたがなかなか楽しかったです。

ただシンガポールからアテネへのフライトが遅れてこのままだと次のフライトが間に合わないと気づき、色んなところに泣きついたんですが、「まぁいいから行け」と言われて半泣きで向かったので身体的な疲労より精神的な疲労がMAXになりながらロンドンに辿り着きました。（なおアテネ〜ロンドン間のフライトは私を待ってくれていたようだった、感動）
ちなみに入国審査どうなんだろうという不安は、ロンドンのガドウィック空港は入国審査が電子で一瞬で終わり心労レベル限界突破は杞憂に終わります。

そんなこんなでたどり着いた滞在先、「こんにちは初めまして」と言うより先に「え？荷物そんだけ？」って聞かれたあとは疲れすぎてあんまり覚えていません。

滞在したのはAirbnbで借りたシャワーやキッチンなど共有の個室です。ロンドンの中心部から地下鉄で20分ほどというアクセスのいいところで、マンスリー割引が大きかったので２ヶ月ほどいました。ホストは庭いじりの好きなマダムで、もうすでにお家を出ている息子さんが使っていた空いている部屋を貸し出しているようでした。

近所にお手頃なスーパーやドラッグストア、ユーズドの服を売っているお店などあり便利でした。大きめの通りに出ると治安が良いかは微妙なところではあるんですが、家の周りは閑静な住宅街という感じです。

私のお部屋は屋根裏で天窓からはいい感じに周りが見渡せる素敵なお部屋でした。滞在したのは４月から５月でしたが、４月上旬はまだ寒くて凍えながら寝ており、貧乏時代のマリーキュリーはこんな気持ちだったのかなと思いながら手持ちの服を全て着込むなどして凌いでいました。

どんな風に過ごしてたか

そんなこんなで始まったロンドン生活。
平日は普通に仕事をして休日はロンドン中心部などに観光に行ってみたり、近所に住んでいるCTOのご家族と遊んでもらったりなどしていました。

そしてロンドンは博物館や美術館が無料のところが多いので、交通費だけでかなり楽しめました。

平日の朝、日本とは時差が９時間（サマータイム期間は８時間）なので朝起きると日本は日中のコアタイムです。尋常じゃないレベルのSlackのメンションと未読が溜まります。「私ですらこんなんならCTOはとんでもないだろうな」と私は時差のあるメンバーに寛容なつもりでしたが、相手の状況がリアルに想像できてなかったな〜と色々考えさせられました。

そんなわけで日々のルーティーンとしては、起きたらひたすらSlackをチェックして優先度決めて打ち返し、リアルタイムにコミュニケーションするような業務を進めます。日本が夜になると落ち着いてくるので、私もランチをとってゆっくりしたりお買い物やジムに行ったり、サンドイッチを作って近所の公園でピクニックするなど悠々自適な感じで過ごしていました。街並みが好みなので普通に歩いてるだけでもウキウキしました！

ロンドン時間の昼下がりになると日本のみんなは静かなので自分の仕事に集中します。なので朝に頑張った分早めに上がって飲みに行ったりとか技術系のMeetupに参加したりなども。時々気分転換に図書館やカフェで作業してみたりもしまして、似たようにラップトップで作業している人も多かったので居心地良かったです。

コーヒーマシーン、デスク、Wifiと電源が完備されており普通に仕事ができるフィットネスジム

あとはホストから「Mikiは働きすぎ！」と言われて近所のお友達や、息子さんとその彼女、あとは元旦那との団らんに強制参加させられるなどしました。（楽しかったですけどね！）
ただ元旦那と財産分与の話を始めた時は流石に「いたらあかん」という雰囲気を感じ取って退散しました。

心配だったご飯ですが、大体はスーパーマーケットでタンパク質となる肉か魚、野菜をサンドイッチにして食べており時々週末にグリルなどに挑戦してみるといった具合で特に問題なく過ごしました。
ちなみに日本食が恋しくならないタイプなのでそこまで和食への執着に苦労しませんでした。

一応食べておくか、ということでフィッシュアンドチップスも食べてみましたが、まぁ普通の揚げた白身魚とポテトだよねという感想です。感動するほど美味しいとかではないが別に不味くはないという・・・。

あんまり美味しくないな、と思うお店にもまぁ出会いましたが普通に美味しいお店もありました。
ちなみに同僚と言った有名なインド料理レストランはめちゃくちゃ美味しかったです。

あとは近所のカレー屋さんもロンドンにしてはお手頃かつ美味しくてよくホストとテイクアウトしました。
逆にスイーツ系は大体口に合わなかったのですが、単純に私が甘いものが得意でないからなのかもとは思います。

メシマズが不安なら出来るだけ素材に近いものをシンプルに食べる、がまぁ無難なんだなということを学びました。料理に自信がないなら余計なことすんな！的な。

総評

思った以上に働きながらのロンドンとても良かったです！技術系Meeupも盛んかつ英語が通じる上に、Non英語ネイティブにも優しいです！あとは全てカード決済でなんとかなるので非常に楽です。ヨーロッパが基本そうですが、バスや電車の移動もクレジットカードのコンタクトレス決済で行けるのはロンドンくらいかな？という印象です。

ただやっぱり気になるのは滞在費と食費で、何も考えずにいるとかなりお金飛んでいくな〜という感じではあります。今は円安でさらにしんどそうです。

私はスーパーマーケットで食料調達して自炊がメインだったので、出費が激しい感じでもありませんでした。ちょっと油断してカフェとかでコーヒーとサイドメニュー追加して意外と高くつく、みたいなことはありましたが・・・・。
またいきたいな〜と思いつつ円安どうにかならないかなという感じです。滞在費抑える工夫してもう一回今年行きたいなとは思ってます！

ではでは、次の旅先でまたお会いしましょう！👋

こっそり宣伝|´-`)

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