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愛をくれし君の なつかしき声がする

ユーミンが春に聴いてほしい歌のプレイリストを作ってSpotifyにUPしてくれました。さっそく歌を流しながらパソコンで作業、でも大好きな歌が詰まっているのでつい聴きいってしまい作業になりません。

つい数日前も昨年のツアーの「春よ、来い」の映像をYouTubeにUPしてくれました。

不安がさらなる不安を呼び、人が正しさと優しさを失い、誰かを傷つけたり貶めようとして、また不安を増幅させる。そんな時に自分を一度見つめる事が大切だ、そんな事を改めて感じさせるユーミンのツイートです。

YouTubeに動画を公開してくれたのもきっと少しでも皆の心が安らぎ、本当の春が来ることを願っての事だと思います。

春よ 遠き春よ 瞼閉じればそこに
愛をくれし君の なつかしき声がする

春よ まだ見ぬ春 迷い立ち止まるとき
夢をくれし君の 眼差しが肩を抱く
松任谷由実「春よ、来い」

美しい言葉と旋律、光の粒や雨の水滴、舞う桜の花びらの映像が浮かんでくるようなイントロ。本当に素晴らしい歌です。

それは それは 明日を越えて
いつか いつか きっと届く
松任谷由実「春よ、来い」

25年ほど前の曲ですが、時代や世代を超えて遠い未来まで届く気がしました。

ユーミンが「瞳を閉じて」で流したガラスびんや、「VOYAGER~日付のない墓標~」で宇宙に消えるヴォイジャーに積まれたゴールデンレコードのような、遥かな長い旅をしていく曲ではないでしょうか。

もし人々が歌い継いでいったのならば、もし遠い未来で生まれ変わるという「REINCARNATION」があるのならば、私はまた「春よ、来い」に出逢えるかもしれません。

今は見えない未来に
たったひとつの道しるべ

なつかしすぎる未来が
たったひとつの探しもの
松任谷由実 acacia [アカシア]

懐かしいと思ったもの、それは遠い昔に知っていたものかもしれません。

様々なコンサートやイベント、スポーツなどが中止や延期になっている中で、歌というものがあって、そしてユーミンがいてくれて本当に良かったと思いました。

哀しみにも時は流れ 海へと注いでゆく
喜びなら分かち合って いっしょに運んでゆこう
松任谷由実「雪月花」

「雪月花」のこのフレーズが、上で引用したユーミンの #春は必ずくる のツイートに繋がるような感じがして、力が湧いてきました。

自分にできる事は限られるけれど、まずは自分の心と体を大切にして、そして自分の周りの人をいつもより少しだけ気にかけてみよう。厳しい冬を乗り越えた先にある春を皆で喜び合うために。

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