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赤を巡る

奧能登国際芸術祭2020+。

諸々が明けて10月の佳日を今日と決めて、数ある作品の中の「赤」を観に出掛けた先の、ふたたびの塩田千春『時を運ぶ船』。奧能登芸術祭2017の作品がそのまま展示されている。

無数の赤い糸で具現化される感性。
一昨年、どうしても直にこの眼で観たくて、東京の森美術館の作品展に行った時の衝撃を思い出す。

小さな船から噴き出すように、糸が綾なす「時」が圧倒的。
この「時」は、時代のようでもあるし、溢れる情報のようでもあるし、身体の中に張り巡らせた神経やシナプスのようにも思えるし、湧き出る心の想いのようでもある。

巡っているのは、時か、情報か、運か、心か。
感じ取るものは、その時々、それぞれでいい。

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さいはての珠洲市。
赤をたくさん観たけれど、それはまたおいおい。

会期が11月まで延長されたのは、嬉しいな。

往復350km、車内ひとりカラオケの道中、私を煽った車が目の前で白バイに捕獲されたのを見て、ほくそ笑んだり……してしまったっつ(笑)

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