ごちそうさま旅③お墓掃除とお参りと憧れのあの店へ
7/18火曜日 京都にてお墓参りと南インド料理店、さらに御金神社へ。
朝風呂はええかと思ったが、やっぱり大浴場行き、大きな湯船に浸かって、朝食へ。意外と私と同じおひとり様も多かった。平日やからかな。
部屋に戻って用意して、京都駅へ向かう。在来線に乗り、山崎駅まで。あー、あの坂道というか、ほぼ山道登るんかー。早めに来たけど暑いやろなぁと思いながら改札を出たら。
タクシーが停まっている。
駅にタクシー停まってるなんて当たり前やないかいと思われるやろうけど、この駅、タクシー停まってるんみたん、この5年で2回である。
母が亡くなってからお墓に入り、お参りするようになってからやと25年。そこから数えても、タクシー停まってるん見たのは、5回くらいである。
よっぽど私のタイミングが悪いのか、それともほんまに停まってへんのかはわからんが。
とにかく驚いた。
「予約車やろう」と思い込み、駅横のコンビニでペットボトルのお水買うて出たら、まだタクシーいてる。
覗き込んだら
空車。
即、おねがいしますーと外から言うて、乗せてもろた。
「近いところですいません。宝寺まで」
と言うと運転手さんは、宝寺ですねと穏やかに言われて発車。坂道登る頃に、メーターを止めはった。確かにワンメーターの距離やけど、こんな手前で止めてくれるとは。
お寺の駐車場手前に到着。「500円です」と言われお支払いして、お礼を言って車から降りた。
え??あの運転手さん、すごない?
いやいやいや、それより、タクシーやん。
お父さん、お母さん、(父方の)おじいちゃんおばあちゃんが、用意しといてくれたんやろか。
お墓に着いて荷物置き、社務所でろうそくとお線香買うて、チャッカマン借りる。バケツと柄杓も借りて、まずは雑草抜き。しばらく誰も来てへんのか、結構生えてた。墓石を綺麗にして、ペットボトルのお茶供えて、ろうそく、お線香に火をつけて、手を合わせる。
私と家族の近況報告。いろいろありながらも、元気やで。タクシーありがとう。あ、あの件、ええ感じになるようによろしくお願いしますと頼んでおく。
お供えしたお茶はみんなに飲んでもろて。ほなまた来るねと片付ける。
キツい坂道も下りは楽。だが、暑い。駅前のカフェに行って、冷たいもんでも飲もうかと思ったが、定休日。
諦めて、まずは京都駅までもどることにした。
次は、市バスに乗って、大谷本廟へ行く。母方の祖父母にご挨拶なのだ。その前に、ミスドでちょっと休憩。
この2時間後、ここでドーナツ1個食べて、アイスカフェオレ飲んでおいてよかったと思うことになる。
市バスに乗り五条坂まで。
降りた人はほとんど清水寺へむかう。
私は大谷本廟さんへ。
今年は見れんかなと思っていた蓮の花が、きれいに咲いていた。
お線香とお花を添えて、祖父母にご挨拶。2月に息子と来ているので、5ヶ月ぶり。こちらはみんな元気やで。おじちゃんたちは高齢で、もうお参り行ってないと聞いたのは5年前の父の葬儀。時々私と息子で来るからね。またね。
次の目的地。
今回京都で行ってみたかったお店を目指す。GoogleMapで調べたら、バスと徒歩でいけるらしい。ガンガンに陽も差してきて暑い。
バス停で行き先迷っている観光客らしき二人組。
「おねえさんら、どこいかはるんや?」
おじいさんが声かける。
「それやったら次に来る◯番に乗って、○△で降りたらええわ」
聞かなくても教えてくれる、京都のおじいさんおばあさんたち。おじいさん、バス路線図確認してた私は、見えてなかったようだ。50過ぎた大阪のおばちゃんは見えなくなるんやろか。
バスに乗り、GoogleMap見て、バス停降りて、歩く。
あれ?
降りるとこ間違えた?
なんか。徒歩時間長くなってるで。
歩けば着く。迷ったわけではない。
だが、京都の夏の炎天下、日陰のない道15分徒歩は結構キツい。
京都駅でドーナツ食べてアイスオレ飲んでおいてよかった。お腹減りすぎて、もうええわって、なか卯に入ってるとこやった。
まっすぐ歩いて曲がってまたまっすぐ歩いて。
着いたーーー!!!!!
お腹減っていたのだが、残しそうになるくらいの量。でも食べた。
次回はドーサ食べて見たいなあ。TADKA2に行き、夜のお料理も食べてみたい。
お店出る前にマップを開けたら、気になる神社が目に入った。ここからすぐ近く。一緒にランウェイ歩いたチームのリーダーと副リーダーの顔が浮かんだ。そうや、ふたりにお守り買うて渡そ。
お支払い済ませて、お店出て、また歩く。
御金神社(みかねじんじゃ)。
聞いたことはあったけど、お詣り来たのは初めて。
通りの向かいはマンション。住宅に囲まれた、金運招福の神社さん。参拝客整理のガードマンさんまでおられたが、私が行った時間は社務所閉まるギリギリ前だったので、境内にいたのは3人ほど。静かにお参りできた。
社務所でお授けいただき、また来ますとご挨拶。地下鉄の駅まで再び、暑いなかを歩く。
京都駅に着いた頃、汗だくで疲れ果てていた。ホテル戻って大浴場行きたくなり、晩ごはん買うところを探す。成城石井でちゃっちゃとなんか買おうかと思い、歩いていたら、「干物居酒屋」みたいなお店が出てきた。
持ち帰りできるとは思わずにいたら、私の前にいた女性が、
お弁当持ち帰りできるの? とお店の人に聞いていて、できますよって声が聞こえる。
ここに決まり。
鯵の開き弁当を1つ頼む。20分ほど待ってくださいと言われ、本屋さんをうろうろ。そろそろええかとお店に行くと、さっきの女性客と、もうひとり新規のひとがいてはった。
「すいません。これって持ち帰りできるの?」久しぶりにキツめの標準語を聞き、「いやーキツい言い方しはるわあ」と思ってしまった。やばいで。次の日標準語の国に帰る年で。大丈夫かとつっこんでおく。
お弁当受け取り、お支払いして、ホテルに戻る。大浴場へいき、部屋でお弁当広げる。
残っていた小さめ豆腐や、すいかも食べておなかいっぱい。結局京都では、晩ごはんはずっとホテルで買うてきたもん食べていた。
干物弁当買ったお店、こちら。
夫にも勧めておいた。
次回でやっと最終回!
美味しいはしあわせ「うまうまごはん研究家」わたなべますみです。毎日食べても食べ飽きないおばんざい、おかんのごはん、季節の野菜をつかったごはん、そしてスパイスを使ったカレーやインド料理を日々作りつつ、さらなるうまうまを目指しております。