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あきらめて、つかんで、糾える縄の如し~あきらめラジオ出演しました

出演者募集してます。

ぐっちさんのポストを見て、DM送り、とんとんと出演がきまった『あきらめラジオ』。

なんと! 111の日にポストされていて、本日222に出演となったのか。いや、それより、闇深いって言うてたで。

本日出演して話した内容はこちらを聞いていただくことにして、ここでは話さなかったことや、言葉にはしなかったけど、私のなかに浮かんでたことなどを書いておく。

人生において、あきらめたこと。
申し込んだ時点で1つ思い浮かび、そのあと2つ浮かんだ。
本番になっても決めかねていたら、ぐっちさんに「いちばん最近のあきらめ」って言われて10年前のあきらめを話した。

いちばん最近が10年前ってさ、どんだけ握力強いんやと心の中でツッコんでしまった。

私が話した『あきらめ』。

「それは私はかなえられません。あきらめてください」
って伝えた話だった。

話しながら、そのときの体感がよみがえった。肚の奥から声が出た、あの感覚。数十秒で考え、想像して、答えたあのとき。

「それはかなえられません。あきらめてください」

ぐっちさんに聴いてもらい、私が深いところに触れ言葉に出すための質問を投げてもらい、思い出した。

「それは私にはできません。そちらを望むなら、私ではないひとと叶えてください」

それを伝えることは、大好きなひとの望みではなく、自分の身体、これからの時間を選ぶことだった。自分自身を生きるってことを選んだことだった。

それを伝えることはひとつの未来をあきらめるかもしれなかったが、大好きなひとにも、自分にも、嘘はつけなかった。

大好きなひとの望みよりも、自分自身を生きることを選んだのは、私自身が自分を生きていなかった数年があったからだった。

「外食はね、うどん屋さん。息子が食べれるもの優先だった」
「離婚して息子と二人になってたときね、時々仕事帰りにスタバに寄って、カプチーノ飲んでたよ」
お母さんでも、仕事のときの自分でもない、大事な時間だった。ぐっちさんに話しながら店内の風景まで思い出した。

誰の望みでもなく、自分自身の望みを出して、叶える。私が自分自身を生きることの最初の最初は、スタバのカプチーノだったなあ。

さらに、ぐっちさんの質問に答えていて、もうひとつ思い出した。

未来に会えるかもしれない大好きなひととの子どもでなく、12年一緒に生きてきた息子を大事にしたいって思ったんだ。世の中には二人以上の子を育てるお母さんたちたーくさんいるけれど、でも私は、私のところにくるかもしれない子でなく、今一緒にいる息子の手をぎゅっとつかんだ。

「うん。わかった」と言って、自分の望みをあきらめてくれた大好きなひとは、私の夫になった。あれから10年が過ぎた。

なにかをあきらめることは、別のなにかをつかむことでもあるんだよね。

ぐっちさんが最後のほうにそんなことを言ってくれた。
そうだった。あきらめて、そして「こっち」って決めてつかんできたんだ。

話してて改めて思った。
いやあ、夫、すごいよ。
ほぼ毎日一緒にいると忘れてしまっていたけれど、「うん、わかった」って言って、それからもずっと一緒にいてくれた夫は、ほんとにすごいと今日は改めて思えた。

誰に、どんなひとに聞いてほしい?

最後の質問にしばし考えた。

20年前の自分。鏡に映った自分を見て「もう自分には女性としての幸せはない」って突然思い、自分の人生詰んだって思った自分。
それを誰にも言えなかった自分。

答えたら、あのときの自分に届いた気がした。

終わった後、ぐっちさんがこんな感想くれた。

これを読んで、私は泣きそうになったよ。ぐっちさん、ありがとう。
555で222ってさ、めっちゃぞろ目揃いだったね。

聞いてくれてた友人のひとりが、こんな言葉をくれた。

禍福は糾える縄の如し

禍福は糾える縄の如し
災いと幸福は、縄のように表裏成しているので、代わる代わるやってくるものだ、という意味の諺。

https://www.weblio.jp/content/%E7%A6%8D%E7%A6%8F%E3%81%AF%E7%B3%BE%E3%81%88%E3%82%8B%E7%B8%84%E3%81%AE%E5%A6%82%E3%81%97


災いと幸福、ではなくて。
あきらめたことと、つかんだこと。それが縄のようにまじってあわさってって、なってきたんだよなあ。

そんなふうに過去を眺めていて思った。

ぐっちさん、ありがとうございました。

出演者絶賛募集されています。ぐっちさんと幸せな時間つくってください。

美味しいはしあわせ「うまうまごはん研究家」わたなべますみです。毎日食べても食べ飽きないおばんざい、おかんのごはん、季節の野菜をつかったごはん、そしてスパイスを使ったカレーやインド料理を日々作りつつ、さらなるうまうまを目指しております。