大阪と京都と佐渡のお雑煮(うちんちバージョン)
おせちに続きお雑煮も書いとこ。
まずは元旦のお雑煮。
お出汁に酒、みりん、薄口醤油をそれぞれすこーし入れて塩で整えたすまし汁。そこに焼いたお餅をいれる。いつもは水菜やけど、今年は三つ葉とかまぼこ。夫と私。それぞれ大阪の実家で食べてたお雑煮。
二日のお雑煮。前日のおすましに白味噌溶いた白味噌雑煮。焼いたお餅、かまぼこ、お煮しめちょっと入れて具沢山。
2年前、お正月に夫婦で京都のホテルに泊まった際、朝食にいただいた。夫がえらい気に入り、それからうちでも作るようになった。白味噌は、京都のもんと違い自家製なのでだいぶ甘さ控えめ。具沢山は夫の好み。
三日のお雑煮。うちの実家で食べていた佐渡のお雑煮。佐渡出身の父が、毎年母に頼んでこしあんを用意してもらっていた。茹でたお餅にそのこしあんをたっぷりかけて食べる。
ほんまに佐渡のお雑煮なのか、島内で父の実家があった地域だけのものか、または父の実家だけで食べていたのか。謎のままである。
私は美味しいつぶあんを少し買うてきて、レンジでチンしたお餅につぶあん乗せて食べた。ぜんざいはない、お雑煮。
子どもの頃から食べてきたもの、結婚してそれぞれの家でたべてきたもの、二人で見つけて気に入ったもの。『うちんちのお雑煮』は、こうして少しずつ変化して、伝わっていくものかもしれない。
お雑煮は変化しても、お餅はずーっと変わらず丸餅。
今年は、うちの近くのお米屋さんで初めて買わせてもろた。美味しかったので、また来年もお世話になろう。
つくって、食べて。つくって、食べて。
今年もまたこの日々が始まっている。
美味しいはしあわせ「うまうまごはん研究家」わたなべますみです。毎日食べても食べ飽きないおばんざい、おかんのごはん、季節の野菜をつかったごはん、そしてスパイスを使ったカレーやインド料理を日々作りつつ、さらなるうまうまを目指しております。