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文化と宗教の交わる街 カサブランカ

※追記 旅行記総集編はこちら

ジブラルタルから陸路海路で移動、モロッコの最大都市カサブランカに辿り着いた。

カサブランカでの体験をいくつか書いていきたい。

カトリック教会

日曜だったのでミサに出席したいと思い、「ノートルダム・ド・ルルド教会」へ向かう。

教会外観
教会内部

ミサはフランス語で行われた。大規模な教会で、司祭がたくさんの従者を連れて入場してくるスタイル。
が、ミサ曲は「天使にラブソングを」に出てきそうなゴスペル調のものばかりだった。キーボード・ギターの生演奏付き。
出席している人たちは黒人がとても多い。市中ではもっとアラブ系の顔の方を多く見るのに。

配られたプリントには、「異文化の結節点であるモロッコで開かれた教会としてやっていくのは容易ではないけれど、善きサマリア人としてやっていきましょう」というようなことが書いてあった。イスラームが多数派の国で旧宗主国フランスの信仰をやっていく、困難も多いのだろうな。

善きサマリア人でありましょう

カトリックのミサでは「主の平和」と言ってお互いに挨拶を交わす場面がある。日本では会釈する程度なのに、皆周りの人としっかり握手したり抱き合ったりしている。

ハサン2世モスク

世界でも有数の規模のモスク。市中の大西洋に面したところにある。ツアーがあり、博物館とともに外国人が観光可能。

ハサン2世モスク外観
内部

今も礼拝所として使われているモスクであり、ラマダン礼拝時の写真を見せてもらったが、4万人以上が集結することもあるという。
イスラームは偶像崇拝を禁じているので、人物をかたどった像や絵画が一切なく、とてもシンプルな作りになっている。博物館も、イスラーム建築の技法についての解説ばかりしている。
大規模なカトリック教会は、そこで尽力した聖職者の人生を紹介する展示があることが多いのに、それと対照的。

旧市街地

お土産を調達するべく旧市街地へ。

「アラジン」に出てきそうな街並み
自分用のお土産を調達

人が多くて活気ある!油断すると怖いところではあるんだろうけど…。

ジーニー出て来ないかな

まとめ

元フランスの植民地で、宗教はイスラームが多数派であるモロッコの最大都市カサブランカを街歩きしました。
気温は2月でも20℃くらいまで毎日上がるが、乾燥している。日焼け止めを持ってくるべきだった。日差しが強く日向は暑いけど、日陰はちょっと寒い、という日本ではあまり経験しない気候。女性はヒジャーブを被っている人が多いが、自分も被りたい…と思った。
イスラームの国なので、路上で敷物を敷いて礼拝している人を見ることも。モスクも市内に多数あり、生活に根付いている。
人の距離感は近め。子供たちが気軽に話しかけてきたりする。言葉は通じないが、空手の型を見せると喜んでくれる。
また、バスで、ご婦人が目の見えない旦那さんの手を取って歩いていて、周りの人がそれを自然に助けている光景を見たりもした。
まあ、みんな車の運転めちゃくちゃ荒いし、バスの運ちゃんが隣の車のドライバーとケンカして怒鳴りあったりしだすこともあったが…。

さて、いよいよ本日帰国。マドリードに降り立ったのがだいぶ前のことのように感じる。欲望の限り、色々なものを見られて満足!

大西洋に沈む夕陽

帰国したら総集編みたいなやつを出そうと思います。※追記 出しました↓


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