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たからものnote

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素敵なクリエイターさんたちの素晴らしいnoteをまとめています。
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#日記

僕のじいちゃん

僕は老人ホームで働いている。 今日は僕が介護をやり出した、そして今まで16年ほど続ける事ができた理由を振り返ってみよう。 僕が介護の仕事を始めたのは、新卒で入った営業の仕事を3ヶ月で辞め、フリーターをしながらプラプラしていた時。 当時お付き合いしていた方に「あんたおじいちゃん好きやろ?」「近くで老人ホームの求人あったで」「ずっとこのままじゃあかんやろ。やってみたら?」と勧められたのがきっかけ。…彼女の方が年下だったけど。 しかもすぐ辞めれるように正社員じゃなくてパート

お母さんの側に居ます。

こんにちは☺️✨児童養護施設出身・少年院出身の青年をサポートする、NPO団体 スマイルリングでの、青年達との日常をnoteします✨ さっき仕事から家に帰ってくると 手紙が届いていた。 いつも電話をくれる 私をお母さんと呼んでくれる 東京にいる少年院出身の“息子”からだ✉️✨ 封を開けて一行読んだら 滅多に泣かない私が もう泣いてしまった。 お母さん。 母の日の手紙、遅れてしまってすみません。 なんて書いて良いのか分からなく 書けないでいました。 自分は本

子どもの『間』に、ひそむもの

ずっと子どもが苦手だった。 3人兄妹の末っ子で自分より小さい子と接する機会が少なかったし、性格的にも面倒見のいいほうではなかったからだと思い込んできたけど、きっとどちらも根本的な理由ではなかったような気がする。 子どもをただ眺めているだけだったら、ああ可愛いねえ、元気だねえ、と心がほくほくするのだけど、いざ対面して話をすると、なんだかいつもドギマギしていた。 何が苦手だったのかというと、あの『間』だ。 「すきなもの、なあに?」 なにか話しかけると、子どもはピタリと固

好きなひとと似てるひとに、癒やされてもいいのかも

新しく出会うひとを、自分の知っているひとと重ねてしまうことがある。 はじめましてのはずなのに、外見や表情、しぐさなどから、知っているひとと重ね合わせて見てしまい、そのたびに後ろめたさを感じていた。 親も子もはじめての幼稚園での、担任の先生もそうだった。 切れ長のきれいな目と頬のあたりが、大学時のサークルの先輩とそっくりだった。いつも知的で、鋭い指摘をしたかと思ったら、ふにゃっとぼけたところもあって、私はその先輩のことが好きだった。 3歳の息子はさみしがりやで泣き虫で、家