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大阪在住の私が宇都宮ブレックスを応援する理由

「趣味はバスケ観戦です」「Bリーグの試合をよく見ています」というと、「大阪エヴェッサのファン?」とよく聞かれる。生まれも育ちも大阪、今も大阪に住んでいるのだから、地元のチームを応援しているものと思うのが自然だろう。

だがしかし、私が応援しているのは、栃木県宇都宮市に本拠地を置く『宇都宮ブレックス』である。

noteを始めて最初の投稿は、自己紹介も兼ねて、宇都宮に縁もゆかりもない私がなぜブレックスファンになったのか、を書きたいと思う。

一応、バスケ経験者です。

高校生のときはバスケ部に所属していたが、試合にちょこっと出してもらえる程度で、正直そこまでのめり込んでいた訳ではなかった。

対外試合等で他校のバスケが上手い人を見つけてキャーキャー言ったり、強豪校同士の試合を見て興奮したり、といったことはあったので、当時からバスケを観る方が好きだったのかもしれない。

また、日本人初のNBAプレーヤーとなった田臥選手のことはすごいなぁ、と思っていて、身長の低い(150㎝台)自分にとってはヒーローだった。

2016年Bリーグ開幕、初代王者の誕生。

それから時は流れ、JBLとbjリーグの統合問題、国際試合出場停止という日本バスケットボール界の混乱期を乗り越え、ようやく開幕したBリーグ。ただ開幕当初は日々流れるニュースのひとつでしかなく、ブレックスの存在についても、うっすら「確か、田臥は栃木にいるんだったな…」という認識程度だった。

そんななか、たまたまバスケットLIVEか何かで見たチャンピオンシップのセミファイナル、リンク栃木ブレックス(当時)VSシーホース三河の第2戦、第3戦。そして、2016年5月27日のファイナル、川崎ブレイブサンダース戦。

どんな試合だったかはハイライトを見ていただくとして、どちらも本当に手に汗握る接戦で…ブレックスの優勝が決まった時には、すっかりブレックスのファンになっていた。

2シーズン目の苦悩、ヘッドコーチ交代。

最初のシーズンはそこまで熱狂していたわけではなく、たまたま好きな選手(田臥)のいるチームがたまたま優勝した、という程度。

これからもっと応援しよう!と思って迎えた2シーズン目は、ブレックスにとって試練の連続だった。
優勝を経験したメンバーの相次ぐ移籍、そしてヘッドコーチの交代(シーズン途中で更に交代があり、現在の安齋竜三ヘッドコーチに)。バスケはチームスポーツの中でもメンバー同士の呼吸、一瞬の判断が勝敗に影響することが多い。メンバーが大きく変わったブレックスはなかなか調子を掴めず、苦しい試合が続いた。

B1のレギュラーシーズンは年間60試合。試合を重ねるごとに新メンバーとの呼吸が合うようになり、リズムを取り戻したブレックスは何とかチャンピオンシップに進むが、この年シーズンMVPを獲得したシーホース三河・比江島選手(当時)の活躍の前にあえなく敗退。

3シーズン目の敗北、そして今。

2018-2019シーズンは大きくメンバーが変わることなく、また安齋ヘッドコーチの考えがチームに浸透していったこともあってか、順調に勝ち星を重ねていった。そしてオーストラリアのリーグに挑戦していた比江島選手がブレックスに加入することが決まり、更に戦力UP。

今年こそはまた優勝できるんじゃないか、そんな期待十分で臨んだチャンピオンシップだったが、セミファイナルで千葉ジェッツに連敗。とてもとても悔しくて、今でもハイライトを見ると涙が浮かんでくる。

そして2019-2020シーズンは、新型コロナウィルスの影響により、全ての試合を消化するまえに終了となった。これに関してはもう誰も責めることはできないけど、ただただ2020-2021シーズンが安全に、そしてできれば観客を入れて、開催されることを切に願う。

結局、ブレックスの何が好きなのか。

そんなこんなで、3シーズン連続で優勝を逃している(ちなみに天皇杯も優勝できていない)ブレックスだけど、この3年の間に私はすっかりブレックスにハマってしまった。

何がそんなに好きになったのか、最後に簡単にまとめてみる。

①チームルールが明確
ディフェンス、ルーズボール、リバウンドを大事にする、というルールがとても明確で、選手もそれを理解してプレーしている。ここぞという時のディフェンスのプレッシャーが半端なくて、ディフェンスでここまで注目させるチームはブレックス以外にないと思う。
試合に勝とうが負けようが、チームとしてやるべきことをやっていたか、で評価している安齋ヘッドコーチの試合後のコメントは自分自身の仕事にも通じることが多くてとても勉強になる。

②ファンが熱い
ホームのブレックスアリーナ宇都宮へはまだ数回しか行ったことがないけど、大体いつも満員でめちゃくちゃ盛り上がっている。
そしてバスケのリテラシーが高いファンが多い印象。チームのルールをファンもちゃんと理解しているので、ひとつのディフェンス、ルーズボールで歓声が沸く。相手チームはやりづらいだろうな、とたまにかわいそうになる。

③選手のキャラクターが素敵
実際の性格は知らないけど(笑)、紳士的で真面目な選手が多く、とてもチームワークが良さそうな印象。特に外国人選手のジェフ・ギブス選手とライアン・ロシター選手はいつも優しくてカッコよくて、チームのために献身的なプレーをしている。個人のスタッツではなくチームの勝利が第一だと、本気で考えてくれているんだろうなと思うコメントが多い。

そしてもうひとつ付け加えるとすると、チームマスコットのブレッキーがかわいい(笑)

気がつけば長くなってしまったけど、自己紹介がてら、ブレックスを好きになった経緯と理由について書いてみた。

次からは、もっとマニアックなところ、ブレックスというチーム、あるいは印象に残った試合、などについて、書いてみたいなと思う。

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