オスグッドを通院せず治したい人へ
オスグッドを通院せず治したい人へ
オスグッドの概要
オスグッド病とは?
オスグッド・シュラッター病(オスグッド・シュラッターびょう、英: Osgood-Schlatter disease、独: Osgood-Schlatter-Krankheit)は、サッカーやバスケットボールなどのスポーツをする小学生、中学生や高校生に多く見られる、膝の脛骨が出っ張って痛むという骨軟骨炎[1]である。オスグッド・シュラッター症候群(オスグッド・シュラッターしょうこうぐん)ともいう。 (wikipediaより引用)
一般的には、骨が筋肉に引っ張られて痛む炎症性の病気である。当院でも、昔からスポーツ障害で来られる方が多いです。たしかに、オスグッドはよく見かける疾患です。スポーツをやられている子供を持つ人や学生に多い印象です。重症化すると、成人でもオペするようケースもあります。なかなか治りの悪い病気である世間では思われています。
しかし、当院のオスグッド治療は「セルフリハビリ」で行います。基本的にリハビリをメインにします。なぜなら、体の使い方が原因で痛みが出ているからです。
オスグッドをセルフで治すために理解すること
これら、3つをしっかり理解することです。ですので、病気ではなく「習慣」によるものだと思ってください。ここが理解できないと厳しいです。
オスグッドを自分で治す方法
骨盤の後傾をなおしていく
(登山ガイド 野中径隆 公式サイトより引用)
「骨盤後傾」によって、不良姿勢になり前の筋肉ばかりが伸びるようになるのでいつまでも骨が引っ張られてしまいます。「骨盤後傾」が、オスグッドが治らない原因の主な原因です。ここで、日常生活の動作もできる限り改善していく努力が必要でしょう。具体的に日常生活についてです。
①日常生活の姿勢改善
(月刊『からだにいいこと』から生まれたWebマガジンより引用)
写真のように、座ると骨盤が立ちますので膝に負担も減ってきます。少し分析してまとめますね。
・腰は浅く座るようにする
・足を組んだりはしない
・横座りなどもしない
・お尻の骨を感じる(椅子の上でお尻歩きみたいにする)
この4点を全部じゃなくても少しずつ気をつけていくことが大事です。スポーツの時間以外でも治していく時間はいっぱいあります。
オスグッドは主に学生さんの年齢で発生します。日常生活動作での不良姿勢といえば、学校の座位姿勢が一番多いです。ここを気をつけなくては骨盤後傾になります。オスグッドも再発してしまう可能性があります。次は膝の機能について解説をしていきますね。
②膝の機能を改善する
膝の裏には軟骨があり、人間の本来の膝というのは、深く座るように出来ています。特に日本人はこの傾向や文化が強く認められます。
例えば、正座や蹲踞などは剣道や柔道などでも見られます。日常生活では、家事はしゃがんでする重労働だったとも聞きますよね。その文化が西洋文化に犯されてしまい、膝を曲げることがなくなってしまいました。これもオスグッドの1つの原因でしょう。
解剖学的な説明からいきますと
膝には軟骨がありまして、これは膝の裏にまで達しています。ここまで曲げれる余裕があるのに先ほどの生活習慣によって、膝を深く使わないということは膝の柔軟性の機能低下に繋がります。
さて、具体的にやり方をみていきます。図のように、正座は、本来の膝の機能を大きく改善します。
「股関節を少し開き、後ろの足を重ねずに正座します(縦に引く)」
1分から開始してもらい、1週間ごとに3分〜5分に伸ばしてください。
※痛くない場合は、クッションはなしで大丈夫です。これにより、膝関節の柔軟性を回復します。股関節も開けるのであればどんどん開く(武士のように)
サポーターや他の治療は?
痛くて歩けないようなレベルの人は、サポーターをした方が良いと思います。しかし、運動時にだんだん痛くなる、また運動後に痛い程度であればいりません。なぜなら、サポーターや治療は根本的には治らないからです。実際に当院では、オスグッドに関しては、リハビリのみで対応してます。
具体的な方法
パスワード「osgood」
動画でも解説しています
・25m〜50m出来れば骨盤前傾しています。
・膝が曲がる人は筋肉がゆるむと、だんだん伸びてきます。
・手が痛い人は手袋してください。
・1ヶ月から2ヶ月すると劇的に体が変化します。
まとめ
・骨盤後傾を治すこと
・日常生活動作に気をつける
・正座で機能回復する
・最後は高這いで前傾までもっていく
「骨盤を正常化」して、大腿四頭筋をゆるめましょう。
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