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偉人変人 漱石と鼻毛

ひとには、いろいろな癖がある。
腕組みをする癖。
鼻をさする癖。
髭をさわる癖。などなど
ひとの数ほど、癖は存在する。
癖辞典をつくりたいくらい。

『坊ちゃん』、『我輩は猫である』、『こゝろ』
明治の大文豪である夏目漱石さんにも、
ついやってしまう癖がありました。

それは、鼻毛をぬく癖だ。

作品を書くのに息づまると、鼻毛をぬいては、
原稿用紙の欄外に一定間隔に並べていたという。

まさか、あの、夏目漱石さんがねえ。
そして、そんな夏目漱石さんは、聖徳太子、
伊藤博文さんに続いて千円札の顔になりました。
今では鼻毛の件が判明したため、
野口英世さんにバトンタッチしました。
それは冗談です。

ヘンな癖をお持ちのお宅の息子さん娘さんも、
ヘンな癖をお持ちのあなたの彼氏さん彼女さんも、
ヘンな癖をお持ちのあなたの旦那さん奥さんも、
千円札の顔になる可能性はゼロじゃない。
癖くらいで、ひとは判断できないですね。

一説には、漱石さんの弟子、内田百閒さんが、
鼻毛のついた原稿を保管していたようですが、
空襲によって焼失したといいます。
ああ、実物を見たかったなあ。

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
あなたはどんな癖を持っていますか?
ともだちに聞いてみてください。

MONKEY CLIMB | モンキークライム

1年半、世界76カ国の旅から帰ってきて、ウェブマガジン「The U」をはじめました。自由をつくるメディアです。インタヴューやコラムがあります。ぜひ、遊びにきてください。http://theu.jp